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古本屋日誌

2020-12-31 17:34:00

大晦日ではあるが仕事で高槻に出向いた。

阪急電車もモノレールも朝も早くから換気に努めるとのことで最上部の窓を開け放したまま運行している。停車中はまだしも、疾走中は容赦なく寒風が吹き込んできて震えてしまう。

高槻で朝8時過ぎに食事できる店がかなり減ってしまった。何せ大晦日だからな。

阪急高槻すぐの「やよい軒」に入ったがかなり混んでいる。これから仕事の若い子もいるし、仕事帰りの若い子もいる、帰省客もいて長尻だな。

このチェーンも以前は大きなジャーにぬくご飯がわんさか入っていて自由にしゃもじでよそって食べられたが、コロナ騒動でボタンを押せば自動的に小盛り、中盛り、大盛りのご飯が機械から落下してくる仕掛けが導入された。

JR高槻には松坂屋と阪急百貨店がある。

昼過ぎに松坂屋の地下の食品売り場に行ってみた。専門店とスーパーというよくあるスタイルの店舗構成で、それなりに賑わっている。

正月用の蒲鉾、棒鱈、こんまき、黒豆、栗きんとん、ごまめ、かずのこなどが少々高めの正月料金で売っているが、すべて無菌パックで包装されている。

係員はたくさんいて、客が一つでも手にとって商品が売れたら、即座に補充するし、手持ち無沙汰にぶらぶらしていて、何か物足りないなあ。

以前のようにあふれるくらいの客がいて肩も触れ合う、足も踏み合う、店員も殺気だっていて、甲高い声で「あーお客さん‼️お客さん‼️」とせわしないのがよかったなあ。


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2020-12-30 19:14:00

通販は本を手に入れるのに極めて便利だ。

Amazonや日本の古本屋サイト、ヤフオク、メルカリあたりが極めてたくさんの本を抱えていて見つかる可能性も高い。

お客さんの中には欲しい本を見つけても「他のサイトやったらなんぼになってるやろ」とサーフィンしてそれぞれの売値を比較するという人もいれば

「本なんか所詮1万もいかへんねんから、パッと見つかったとこの言い値でかまへん。いちいち探すのはそもそも面倒だ」という人もいますね。

そのためAmazonと他のサイトでかなり価格差の出ている本があります。

日本の古本屋なら500円くらいで何冊も売っている本がAmazonではその10倍になっていることもしばしば見受けられます。

普通に考えたら日本の古本屋のサイトにある本から売れていきそうなものだが、一概にそうとも言えず、Amazonから売れて行くこともいくらでもある。

確かに同じ本をスマホでいろんなサイトに打ち込んで探して行くのは時間の無駄とも言える。見つからないこともしばしばありそれでは時間を空費しただけだからだ。

そういえば例の「PAY PAY」へのクレームも「店頭でいちいち金額を打ち込んで店員に示すなど言語道断、ひちめんどくさい。」というのが多いようだ。

交通系決済の「PITAPA」とか「エディ」なんかは一撃で終わりだからそれに比べたら確かに手続きは煩雑だ。

でも私なんぞは現銀で支払っていた時のめんどくささを思えば「PAY PAY」は我慢できる。一々小銭入れから538円を取り出すややこしさよ。8円なんか1円玉は小さいから10円玉と100円玉に挟まれて出てこない。

しかしこれも几帳面な人など小銭入れの中が小分けされたのを使っているようだ。1円玉を入れるスペース、10円玉のスペース、100円玉のそれと細分化されている。こういう人ならまた全然違うだろう。


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2020-12-29 20:53:00

大阪モノレールの駅にセブンイレブンの小型店舗がかなりできている。千里中央は改札を出たところにあるし、南茨木は駅の中にある。

阪急は高槻市は京都方面のホームにネスカフェの立ち飲み店舗があるし、南茨木の改札にはアンスリーがある。

京阪も門真市駅の中にアンスリーがあるし、萱島だって駅の高架下、改札へ上がる階段のすぐ横にやはりアンスリーがある。

これらの店舗では小分けしたお菓子(一切れのバームクーヘンとかイチゴ大福)がレギュラーコーヒとともに売られていて口が寂しいわれわれは釣られて買うてしまう。

なかなかよく考えた商売だよなあ。

前は電車に乗っている時は本を読むか、新聞を読むか、タブレットで漫画を読むかその三択しかなかった。

しかし今や好きな本を片手にコーヒを飲み、クリームパンをむさぼることも出来るようになったのだ。つまり電車ではあるがもはや家でくつろいでいるのとあまり変わらない。

ただこれだけコンビニが駅に蝟集しているのに、車内でコーヒを飲んだり、おにぎりをぱくついている人は少ないなあ。

以前北九州のJRの駅で古本屋の小型店舗がいくつも作られてもっぱら文庫本を売っていたことがあった。

「古本 文庫やさん」という文庫本に絞った古本屋で、北九州の田舎に大きな店舗を構えていた。

バスを乗り継いで本店まで来てくれるお客さんは多くないとの思惑からターミナル駅に小型店舗を展開して売り上げを伸ばそうとしたのだが、うまくいかなかった。

駅はのんびり本を選ぶ場所ではなく、通過点であり、先へ急ぐための手段でしかないからだ。

古本を手に取ってページをくり、楽しんでからこうていこうとする客は少なかった。


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2020-12-28 19:09:00

今年はでたらめなコロナ騒ぎで様々な産業が影響を受けたが、とりわけ旅行産業は深刻な打撃を被っている。

ただ普通に考えて、旅行はそもそも無駄とも言える。

目的地まで行くのに多大な時間がかかる。その間飛行機や特急列車に拘束されて不自然な揺れに悩まされっぱなし。旅費も相当かかるし、ついたらついたで予習した通りに名所旧跡をめぐるために非常な体力を要する。

朝8時に起きてホテルの朝食バイキングを食べる、早めに行かないといいメニューが売り切れてしまうから眠たくても行く、9時発の鎌倉文学館行きのバスに間に合わせるため、食事もそこそこにチェックアウトしてバス停に駆けつけるといった具合。

素晴らしい景色だとかいってもすぐ飽きてしまうし、美味しい料理も大阪で同じものが食べられるから意味はほとんどない。

さて、古本屋業界は通販でどこも儲かっている。

ただ店舗を閉めてAmazonや日本の古本屋サイト、メルカリなどで売るのは手軽だし実際に利益が出るので問題はないようだが、買取など全国のお客さんからダンボールでたくさんの本が送られてきて、またそれを全国に出荷する。

考えてみたら相当な資源の無駄遣いだ。

トラック輸送のお世話になりっぱなしでドライバーの負担も大変だし、CO2の排出量もすごいだろう。

本当は近所の古本屋に売りにいって、そこでまた必要な本を買うようにできればいいことは間違いないよな。

それなりの広さがあって、本もたくさん揃っており、ベストセラーに偏らない品揃えで、近くには本が読める森があって、美味しい食事が楽しめるレストランもあるみたいなのが欲しいよなあ。

定年後の人生は実は非常に長い。有り余る時間を有意義に暇つぶしすることは今後の我々に課せられた重大な問題だ。

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2020-12-27 20:36:00

昨日から明日までの3日間、阪神百貨店で古本市が開催。

今日夜に行ってみた。

古い雑誌の類いがたくさん並んでいて驚いた。「宝島」「それいゆ」「あまカラ」「プレイガイドジャーナル」「エルマガジン」「POPEYE」「GORO」などだ。

漫画も講談社の「キャンディキャンディ」全9巻揃とか、つげ忠男、大友克洋、杉浦茂などという懐かしいものが並んでいる。

単行本では「収容所群島」全6巻揃があった。


以前より会期が短くなってしまったが、8階催し物会場というぬくい場所でゆっくり本を見れるのは貴重だよなあ。

古本市はお目当ての本など無いのが当たり前で、新しい発見を求めて行くものだと思う。

そのためにはゆっくり本を手に取ってページをくって、読んでみるというゆったりした時間の流れが必要だ。

百貨店なら疲れたら近くの階に喫茶店はあるし、他のフロアーで気分転換はできるし、デパ地下散策も楽しいしと暇つぶしにもってこいのアイテムが勢揃いだ。

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