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古本屋日誌

2019-12-31 13:44:00

去年古本マニアのカラサキアユミが「古本乙女」を出して古本屋巡りの日常を漫画で面白おかしく表現していた。

カラサキは購入した古本はあまり読まないそうで、ではコレクターによくある「探し尽くすためなら本を読んでいるヒマなどないない‼️」というのでもなく、本を入手するまでの苦労が楽しいという。

古本屋の地図を頼りにどの駅で下車して、どういう順番で古本屋を回るかを考えたり、お目当のいい本に巡り合ってずっしり持ち重りのする古本の山をぶら下げて帰ったりするのがいいという。

そういうものかなあ。俺はやはり読まないと意味はないと思うけどね。まあカラサキは画集とか雑誌とか雑本が好きなようだから、ページをパラパラめくった時の本の佇まいや香りに反応するんだろうけどね。

古本市でも初日の開店時、真っ先に人がたかっているのは大阪では間違いなく文学書のコーナーで初版本や帯付き、歴史的仮名遣いになっているものや稀覯本に人気がある。倉橋由美子の歴史的仮名遣い本が欲しいとか、三島由紀夫の癩王のテラスの帯付きが欲しいとか私もお客さんから注文されたこともある。内田百間の旺文社文庫を家の壁に貼り付けるようにして鑑賞したいから39冊セットで探してくれともリクエストがありました。

そういう時代や歴史の重みを味わうような良さはわかった上で、やはり中身でしょう。

 


2019-12-30 00:43:00

NHKの「ダーウィンが来た」でサムライアリの生態をやっていてこれまた面白かった。

全国に広く分布しているサムライアリはクロヤマアリの巣を襲撃して、巣の奥深くにまで入り込みまゆを奪い取って巣に戻り、生まれたクロヤマアリを奴隷としてこき使って餌を取りに行かせたり、掃除をさせたり、まゆの世話や女王のお世話までさせているという。

何でもクロヤマアリは巣を襲撃された当初は必死に抵抗してサムライアリを追い出そうとするのだが、やがて抵抗をやめてしまう。

これはサムライアリがクロヤマアリを混乱させるフェロモンを出しているからだというからびっくり。

またサムライアリの女王は単独でクロヤマアリの巣に入り込み、クロヤマアリの女王を追い出したり、嚙み殺したりして巣を乗っ取ってしまうということだ。

まああれですね、例のハキリアリは巣の中に小さく切り取った葉っぱを運び込んでそこに菌糸を植え付けてキノコを栽培して食料にするというやつです。

これもアリごときがなぜキノコ栽培などという人間様顔負けの高度な事業に乗りだせるのか不思議というほかない。

 


2019-12-29 10:55:00

29日の深夜NHKで「東京ブラックホール、戦後ゼロ年」の再放送があった。

デジタル技術で映像がカラー化されていて素晴らしいし、戦後の一時期は天皇に関してあけすけな批判がマスコミにもあったし、天皇が2回目の玉音放送をして国民に忍耐を呼びかけた際も「そんな言葉だけで食糧難が解決しないよ」という若者の声も放送されていた。

まあこの辺は特に新しい話ではないのでかまわないのだが、占領軍が性犯罪に手を染めることを心配して日本政府が自ら金を出して慰安所やキャバレーを作っていた話は面白かった。

もちろんこの話も特に目新しい話題ではないのだが、東京にできた占領軍専用のキャバレー内部の映像にはびっくりした。

中央にダンススペースがあって近接してジャズバンドの生演奏というスタイルで、雇われた日本の女とアメリカの将校がアップテンポのダンスを踊りまくる。

外観も写っていたが、御堂筋に面してあった占領軍専用のキャバレーとそっくりで、まあ統一した企画があったんだろうなあ。

こういう施設は日本人は立ち入り禁止で指をくわえて見ているしかなかったので、そのストレスと憧れから大阪の巨大なキャバレーを生み出したのではないかなどと妄想をたくましくした。

戦争中もアメリカ軍は圧倒的な物量で攻め立ててきて、基地に隣接して慰安施設やキャバレー風の建物まで設けていた。これが日本軍には不公平、不公正だと感じられていた。

それとちょうど同じように戦後のキャバレーもとらえられて、何とか同じものを手にしたいとこいねがったのではなかろうか。 


2019-12-28 18:24:00

先日のM1グランプリでトップ3入りを果たしたぺこぱの漫才はなかなか面白かった。

ツッコミ方が変わっていて、基本的にボケの発言を何とか受け入れようとする。

タクシーを止めて乗ろうとするのだが、何と車が🚗突っ込んできて肩を強打してしまう。普通なら「なにさらしとんね‼️よう見んかい‼️」となるところを「それでもまだ立っていられることを喜ぼう」だったり「これはひょっとして俺が車道に立っていたのかもしれない」てなぐあい。

以前山上たつひこが全くツッコミのない漫画を描いていた。京都の老舗の呉服屋の若旦那ととうさんが好いた同士になるのだが、このとうさんが自宅に大きな亀を飼っていて、それはもうガメラか‼️というほどの巨大なもので鉄格子に入れてある。ところが旦那も使用人も誰一人として「えーこれはデカすぎるやろ〜いくら何でも無理あるわ〜〜」と言わない。

二人は親の反対を押し切って駆け落ちしようとする。ところがこれに腹をたてたのがこうていたガメラですね、怒りで覚醒したか、さらに大型化して檻を突き破り家屋敷を破壊してそれでも止まらずますます巨大化して暴れまわり京都の街並みを破壊し始める。

もちろん「亀やのに、やりすぎやろ〜〜、どんな亀なんや〜〜」てなツッコミは一切なし。

二人はガメラが街中を暴れまわっているのに委細かまわず京都駅から新幹線に乗り込む。もちろん怒り狂ったガメラは女を取られてはならじと新幹線に襲いかかり、車体を持ち上げて噛み付いて振り回すのだが、もちろん二人は燃え盛る街並みを見てうっとり

「きれいどすなあ〜〜」

漫画の方が破壊力もあって面白いよなあ。

 


2019-12-27 18:30:00

取引銀行のネットの口座から振込みをしようとしたんですが、登録してある電話番号が違うために果たせませんでした。何でも登録中の電話番号に向こうがかけてきて間違いなく本人だという確認をするのだという。

以前住んでいた千林のアパートを引き払ったのが2013年の頭くらいで、電話は千林の番号のままになっていました。

今後のこともあるので銀行窓口まで出向いて番号変更を試みましたが

「証券取引の口座がありますね、それを含めての変更になりますので、マイナンバーカードも必要になります」とのことで果たせなかった。

確かに15年くらい前に株で儲かるのかなと口座を開いたことがあったような記憶があったけど、何もしないままになっていた。

この三井住友銀行はかなり前に住宅ローンを組もうと思って電話をかけたことがあるのだが「お仕事は何をされてますか?」となってその時は塾で教えていたので「塾の講師をしてます」と答えたら「正社員でなければうちは取り扱いません」となった。

まあ金貸しが客を選ぶのは仕方ないな。

 


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