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古本屋日誌
古本をネット上で探す場合Amazonのサイトもあるのだが、日本の古本屋のサイトもあることはある。
これは各都道府県の古本屋の組合に加盟している店が共同で運営しているもので登録されている本の数は170万冊だそうだ。
ただAmazonと比べて質量ともに見劣りすることは明らかだよなあ。
例えば岩波文庫の人気作品の「近世風俗志」全5巻は現在「日本の古本屋」には一冊も上がっていない。セットどころかバラでも第1巻が一冊登録されているに過ぎない。
かたやAmazonでは5巻揃のセットもある上に一冊ずつのバラ有りでも相当な冊数が手に入る。
また河出文庫の人気作「新歳時記」はAmazonではセットもあるし、バラでもかなりの冊数があるのに比して、これまた「日本の古本屋」ではただの一冊もない。
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ブックオフは毎月15日と29日に「ブックの日」と称して250円買うごとに50円の金券を発行するキャンペーンをしている店がかなりある。
実質2割引になるわけで各店舗とも盛況のようだ。
古本屋も見習うべきだろう。
実は大半の古本屋は売れない本は少しずつ値下げしていくのだが、その周期はまちまちでお祭り感が全然ない。最終的に売れないと判断したら「つぶしにする」といって廃棄してしまいますね。
私のところもお客さんから譲ってもらった本は通販で売れるものをまず抜き出して整理して、そのあともし店舗があれば売れるだろうという本は置いておいてそれなりに数が貯まったらブックオフに電話して出張買取してもらう。
その際「買い取れません」となったかなりの量の本は捨てています。
かなり前に東京の高原書店が「ベストセラーなどの本でいくらでも買い取れる本は今は値段がつけられないが、それなりの年数が経てば商品価値も出てくるものだ」と考えて倉庫代が格段に安い徳島県に巨大な倉庫を建ててベストセラー本を備蓄していたことがありました。
確かにベストセラーでも30年くらい経てば品薄になって古書価も高くなる場合がありますね。
田中角栄の「日本列島改造論」なんかあんなにいっぱいあったのに、みんな競って捨てたものだから、今や稀覯本扱いです。
しかし高原書店は倒産してしまい、さすがに古本屋はそこまでの年月の試練には耐えられないことがわかった。
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京阪電車はこのところ公共交通機関であることをやめてしまった。
何せゴミ箱は家庭用のゴミを持ち込む不届きものがいるからとの理由で廃止となってしまった。
そんなもの廃止する理由になるはずもない。
車内は公共の場で鼻をかんだりもするし、構内のコンビニ(京阪はアンスリーというのを経営している)で購入したグッズを使うこともあるしその際ゴミが出ることはしばしばある。
それなのに捨てる場所もない。
特にアンスリーは自分で経営して金儲けだけはして、当然発生するゴミの処理は知りませんと責任を取らないんだからたいしたもんだよ。
一番の問題はゴミ箱の廃止は経費をケチりたいだけなのに、問題をマナーにすり替えて発表していることだ。
マナーの悪い人がいるから廃止だなどという理屈が通用するなら阪急でも、阪神でも、JRでもおかしなお客さんなんかいるに決まっている。
でも社会常識があり、公共交通機関であるという自覚のある会社はゴミ箱を廃止したりはしない。
それとも京阪沿線の客に限ってはとんでもなく非常識な連中ばかりだとでもいうつもりなんだろうか❓
京阪電鉄の論理は沿線住民をバカにしてるよなあ。
また京阪電車は他の電鉄会社同様、コロナがらみの注意勧告をうるさく車内に撒き散らしている。
そもそもなんの意味もない騒音を常に聞かせることは暴力だという自覚がない。
それに加えて京阪電車だけは「車内での飲食はご遠慮ください」などというアナウンスまでしているから笑わせるぜ。
それならアンスリーで食べ物、飲み物は売るべきではなかろう。
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西大和学園の社会の先生の浮世博史は少し前に「もう一つ上の日本史」を上梓した。
なかなか面白い本でその上巻を読んでいたら幕末の日米和親条約の話がある。
輸入関税が20パーセントに設定してあってこれは列強が清に飲ませたものより格段に高く、「不平等」といえるようなものではなかったとある。
ところが長州藩が攘夷戦争をやり、まずアメリカの艦船を砲撃した後さらに下関を通る外国の艦船を無差別に砲撃したことで四カ国艦隊による報復を受けた。
そのつけは大変なもので、多額の賠償金の支払いにとどまることはなく、幕府が設定した輸入関税が5パーセントに引き下げることまで強制されてしまったという。
そうなのかあ。
私が高校の教科書で教わったのは単に関税自主権がない、それはアメリカとの和親条約からそうなっていたという話で、幕府が無能で無力だったと感じた。
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読売新聞に「大阪春秋」が次の182号で休刊するとの記事が載った。
新風書房の社長の福山さんが記者の取材に答えたものだ。
それによれば最盛時に5000部あった売り上げは昨今は3分の一くらいまで減少したことや自身が脳梗塞で倒れて体力に自信がないことを休刊の理由としてあげている。
発行部数の減少は確かに問題ではあるが3分の1といっても2000部近くあるわけだから採算が取れないことはないよなあ。
それにこの雑誌はバックナンバーを少しづつ売っていくので、それなりに時間はかかるがこれまでの在庫は全て売り切れとなっているわけだから、現在の部数だけを問題にするのはおかしいよなあ。
またほとんど広告も載せていないわけだし、積極的に営業すればまだまだ財政は改善できる。
二つ目の自身の体調うんぬんなど、何の説明にもなっていない。そんなもん若い編集者にまかしたらいいだけの話だ。
読売新聞の記者てほんとうに無能だよなあ。向こうの言うことをそのまま記事にして終わりなら小学生の作文と変わらない。
どこの大学を出ているのか知らないけど、バカはどうしょうもないよなあ。
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