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古本屋日誌
結局オスネコは医者に連れて行くことはかなわなかった。
やむなくスマホで患部の写真を撮り近所の動物病院の先生に診ていただいた。
「ノミがおるゆうことはだななんかもおるやろし、レボリューションゆう薬がええねんけど、じかに診てへんよってうっとこは出されへんねん。せやけど、通販で買えるよってな」とのことで早速通販で買い求めて今日それが到着したので、肩甲骨のあたりの皮膚に垂らしてみた。これでハゲが治ったらいいのだが。
でも、昔はネコは外歩きをしていたから全身ノミにまみれていたよなあ。
ブラッシングしたらたくさんの毛の間にノミが取れて白い卵もたくさんあった。
しかしハゲてはいなかったけどなあ。
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さいとうたかをが亡くなった。
リイド社を経営し自らはゴルゴ13などの連載を続けながら雑誌を発行してここに先頃亡くなってしまったみなもと太郎が「風雲児たち」を連載していた。
ゴルゴ13の執筆は完全に分業制で、シナリオライターがしっかりしたストーリーを組み立ててリイド社ビルの下から上に原稿が上がっていきそのつどアシスタントが背景から敵役から女やらを描きこんでいく。
さいとうたかをは何でもビルの最上階にましまして、最後にゴルゴの目玉をマジックで書き込んでついに玉稿は完成するという。
それにしてもだいぶ前の作品だが「デメキング」という巨大な男が街を破壊して歩く作品があったけど「進撃の巨人」の先取りみたいな漫画でまた読みたいな。
例の「昭和極道史」の主人公のヤクザの顔はゴルゴ13そっくりだよなあ。それだけさいとうたかをがリスペクトされていた証だろう。「昭和極道史」も読みたくなってきた。
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うちのオスネコはかなり前からお腹のあたりの毛が薄かったが、このところお腹全体がはげ上がり、加えて後ろ足の両側の毛や前足まではげてきた。
ずっと外に出たがっていたので、出たくても出られないストレスからはげているのではないかと考えて、望まれれば外へ長時間出すようにしていた。
ところがハゲは一向に治らない。
ネットでいろいろ調べたら猫は飼い主に甘えたいが飼い主が仕事にかまけてスキンシップや遊びに付き合うことをしないので、ネコはストレスを感じて、ベロベロ過剰に全身を舐め回しそのため脱毛してしまうとのことだったので、このところは時間を作ってはスキンシップを取るようにもした。
しかし全く効果なし。
今朝嫁が雄猫の身体にノミがついてることを見つけた。
ノミは数日前居間の床にもいたのでかなり広範囲に広がっていそうだ、またノミがいるということはダニなんかもいるに違いなかろう。
早速近所の動物病院に連れて行こうとしたが、嫌がって逃げ回る。なんとかコストコの大きなカバンにいれたまではよかったが、中で大暴れしてファスナーをこじ開けて脱兎の如く逃げ延びてしまった。
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天牛書店は非常に魅力的な古本屋だ。
客から買取した本のある程度を相場よりかなり安い値段で売る経営が成り立っている。
もともと、地元の店舗をもつ古本屋はネットやアマゾンの価格など関係ない存在だ。
近所のお客さんがいい本を売りにきてくれて、それを買取して、少し利益が出る形で店舗で安く販売するスタイルだ。
多くの店舗型の古本屋がそのサイクルを目指すのだが、いかんせん恒常的にいい本を手に入れられない。
利益を確保するために勢いネットの価格で店に出すことになり、そうなると売れるのに時間がかかる、店に足を運んでくれるお客さんの数も減ってくるなどといった悪循環のサイクルに陥ることになる。
天牛書店は創業者の天牛新一郎がなにわ塾叢書の一冊として「われらが古本大学」があるんだが創業期の買い取りに関して「店売りの値段の9割で買い戻します」というのをやっていたとある。
そりゃ売りに来る人が多くなるだろうなあ。その遺産や信用が今日の天牛を作っているわけだろう。
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歳を重ねても賢くもならないし、人付き合い、ひとあしらいが上達することもない。
まさに馬齢を重ねるだけだ。
ブックオフにやってきた爺さん、レジでカードを差し出したが表面なのでバーコードを読み取れない。
店員が「お客さま、すいませんが裏面を出していただけますか」と言われている。
さてこの老人どうするのか、興味深く見ていたら何も言わずに裏向けて
「消毒のやつはどこに置いたあるん❓」と聞いている。
「恐れ入ります、入口のすぐ左に置いてあります」これで会話は終わりだ。
爺さんもそして間違いなく婆さんも下らないよなあ。
若いやつに何か言ってもらってもスルーして終わりとは、何年生きてるんだろうかひたすら情けない。
気遣いに対して何かひとこと言うてやれよなあと思うよ。
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