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古本屋日誌
店舗を構えている古本屋はいろんなタイプがあるけど、私が一番好きなのは専門店だ。
国文学の専門店、文学のそれ、占星術、ビートルズ、キリスト教の本など分野はいろいろあれ、その分野の本は網羅されていて値段もきっちりしているんだろうが、ついでに集まってくる文庫本や雑学本なんかは意図的に安い値段で売ってくれる。
こういう本屋がつかんでいる客、つまり本を売ってくれる人たちはその道のスペシャリストで、ついでに文庫本や新書、雑本が集まってくる。
当然興味などないから読まずに古本屋に売ることになりとてもきれいな状態だ。
しかしこういう専門店であるものの、岩波文庫や講談社学術文庫、ちくま文庫などの価格は完全にAmazonの値段に連動したり、それを上回る値付けをしたりしているところも多いよなあ。
私はこういう売り方は経済合理性を欠いていると思う。
Amazonやメルカリ、ヤフオクは通販だから全国に広く市場を持っていて、サイトを見てくれる客がものすごい。それでいくらでも売れていくから店舗の価格を上回る値段が付いているケースも多い。
しかし店舗売りは当たり前だが客が極めて少ない。近所のお客さんが来てくれるだけだ。
だからAmazonの値段をつけていたらなかなか売れない。
もちろん 1年とか2年とかの単位でなら売れることもあるが、その間、棚はその本で占められているのだから、ほかのよく動く本を置くスペースがなくなり、実質倉庫代を負担させられている状況になってしまう。
おそらくこういう店がAmazon価格を自分の店の本に付けてしまうのはせどりで「これは安い‼️」と自分の本が仕入れられてしまうのが気にくわないんだろう。
それは感情の問題で、経済合理性とは無関係の話だ。
私は自分の在庫をよく古本屋さんにお買い上げいただいているのだが、ありがたい‼️、また明日もこうてください‼️と思いこそすれ、「こいつ‼️転売しようと思いやがって許さん‼️」などと思うことなんかないけどなあ。
さっさと売れていけばいくらでも本を仕入れられるんだから結構なことだからだ。
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昨日は朝から会議で神戸に出向いた。
改めて神戸が様々な娯楽を備えた巨大都市であることが実感されて少し羨ましくなったなあ。
昼間は異人館やポートタワーで観光を楽しめる。
異人館の中には狭苦しい食堂のスペースに展示しているという欠点はあるはものの、藤田嗣治のデッサンを間近で拝めるところもある。
元町にはたくさんの古本屋がひしめき知識欲も満たすことができる。
腹が減ったら元町商店街のすぐ南側には南京町があって中華料理に腹鼓を打てる。
デザートのスイーツはモロゾフもあれば、高砂屋もあれば、となんでもございで、ショーケースを眺めて好きなケーキをこうてかえることもできるし、何よりも併設してある喫茶店ですぐに楽しめるのは素晴らしい。
高速神戸と新開地の間は地下街になっていて古本屋もあるし、格安の卓球場もあってスポーツ気分もあじわえる。
高速神戸をあがると新しく誕生した常設の落語の席「喜楽亭」があって大阪落語をこれでもかと堪能できる。
「喜楽亭」の斜向かいには、かの賀川豊彦ゆかりの大きな教会がそびえ立ち、素晴らしい説教も聞くことができよう。
夜は今さら改めてゆうまでもないことだが福原のソープランド街で遊ぶことすらできる。
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うちは通販での販売はゆうメールを使っている。
ただこれは厚みが3センチまでとなっていてそれ以上のものはレターパック520やゆうパックを使っている。
ただ薄い本でも値段が3000円を超えるものなんかはサービスとしてクリックポストを使用している。
郵便での未着というのは存在しないから発送番号のサービスなどは本来不要で、単にお客さんに負担を強いるだけだ。そもそも対面ではないから不安だという客の意見は通販を理解していない話に過ぎない。
その不安を上回る圧倒的な利益があるから通販を利用するわけだ。一々古本屋回りなどする必要なく瞬時に欲しい本を探し当てられるわけだから実に便利だ。
さてクリックポストは発送番号が示されてネット上で追跡できるのだが、先日チェックしていると既に出してから5日経過しているのに受付になっていない郵便物がある。
「おかしいなあー」とお客さんの名前と別に記載している送付先の一覧を照合してみたら、ジャズの文庫本だということがわかった。
かなり分厚い本なんだが3センチは超えていないのは、郵便局からもらった厚みを測る物差しで確認済みだからおかしいなあ。
よしんば厚すぎるとのことで突き返されるにしても5日も経過しているのはおかしいなあ。
てなことであれこれ考えるが思いつかない。
そのうちに夜は更けてきて2時を回ってしまっている。風呂に入ってもつらつら考えるとようやく思い出した。
その本は3センチすれすれなので、一応ゆうメールで発送するが、郵便局の窓口で「これはちょっと分厚すぎますな」ととがめられた場合を想定してクリックポストの宛名書きもプリントアウトしていた。
郵便局の窓口に差し出したところ幸い、というか3センチいってないので当たり前だが何も文句を言われることなくゆうメールで通ったので、不要になったクリックポストの宛名書きは処分したのだった。
ちょっと前のことなのにもうすっかり忘れている。今回は思い出せたからよかったが、さらに老化が進むと思い出すことはできなくなるだろうから、本人は「おかしいなあ‼️おかしいなあ‼️」と真剣に悩んで挙句周りの人たちに迷惑をかけてしまうことになるのだろうよ。
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講談社から「福島第一原発事故の真実」が出た。
NHKメルトダウン取材班が著した浩瀚な本であれから10年経った今日だからわかった様々な驚くべき話が載っている。
例えば2号機に塩水を注入して炉心を冷やす作業の話だ。
巷間に伝わっているところでは吉田所長が塩水を注入する作業を命じて開始された直後、官邸からストップがかかった。
「塩水を注入したら再臨界のおそれがあるから」という理由なんだが、吉田は官邸から直接電話をもらい口では「承知しました、直ちに注入を中止します‼️」と答えながら、その実部下には「そのまま注入を続けろ‼️」と命じていた。
ここまではよく知られている。
そして菅総理の命令をあえて無視して海水を注入したことで2号機の危機を回避できたとする話になっている。
ところが事故から10年を経た今日、この塩水の注入は意味がなかったことが明らかになったというのだ。配管には10箇所以上の破断があったためにせっかくの海水は全く炉心部に届いておらず、温度を下げることはできていなかったことが明らかになった。
自然の猛威の前には人間の知恵など所詮はかいなでに過ぎない。
それはさておき吉田所長の注入継続を英断として持ち上げていたこれまでのお伽話も私はどうかと思うけどな。
官邸は「再臨界」の危機を考えた上でストップをかけたのに、吉田所長の頭にその危険性が担保されていたのか甚だ疑問だ。
「事件は現場で動いてる」とかよく言われているが、現場の判断がいいなら満州事変はいったいどうなんだろう。
関東軍が勝手に陸軍を動かして戦争を仕掛けていった過去に学ぶならば、現場の判断なんか持ち上げれるわけないだろう。
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特に1983年以降の大判になった分を欲しがっている人が多くてよくお客さんにも聞かれるけどなかなか見当たらない。
ただうちは以前手に入れた分が相当たくさんあるので御所望の方はお問い合わせください。
83年以降のものは有名どころが登場しているのが人気の一因だろう。とりわけ1983年の9月号には当時「童夢」で人気絶頂期の大友克洋のロングインタビューが掲載してあってなかなかお目にかかれない。
逆に値段が以前は高かったのに、何故かお求めやすくなってしまったのもある。
岩波文庫にはそういうのが多い。もちろん重版が行われて流通量が増したからだ。
頼山陽の「日本外史」平田篤胤の「仙境異聞」ロックの「人間知性論、全4巻」などはその代表で一気に価格が下落した。
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