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古本屋日誌
今日は久しぶりに気管支喘息がぶり返して朝方息苦しくなり、仕方なく10時過ぎに萱島駅近くの内田内科を受診。
触診、問診、酸素量(96)、血圧(138)、体温などを測定。また1月分薬を処方してもらう。
その後、家でひたすら出荷作業に励んだ。
4月15日からAmazonの本の手数料が値上げとなった。これまでは本代と送料の15%と一冊につき80円差し引かれていたが、今後は15%の方は変わらないものの、一冊につき140円引かれることになった。
諸物価高騰の折、やむを得ないことだが、当然その分はお客さんに負担していた抱く事になるから、うちも送料を値上げした。
その影響がどの程度出るか、出ないのか今のところまだ未知数だな。
いずれにせよAmazonでは安い本の販売は無理な状況で、でも、他のプラットフォームで売ればいいだけだから、たいした問題ではないと思っている。
手数料が安いプラットフォームはいくつもあるから、何でもかんでもAmazonというのは、合理的ではない。
今日は昭和の日で、昨日とは打って変わって晴天に恵まれ、しかも暑くない好条件。三度天王寺さんに出かけた。
さすがに四日目ということもあって、人出は初日の半分くらいだが、お客さんはみな熱心に本をチェックされていた。
愛知から来ている南部堂は今回は500円均一にたくさんのアルバムをつっこんでいた。
1960年代、70年代の個人の家庭のポートレートなので、赤の他人が写っているわけだが、背景の町並みや名所旧跡が今となっては貴重な場合もあるだろう。
広島から来ているひろしま文庫には野球関係のたくさんの文庫本、きれいな新書本のほか、映画関係の本(双葉十三郎の分厚い本もあった)やカーブ関係の本もいっぱいあった。
展示の仕方も凝っていて、平台に赤い毛氈を広げてその上にカープ優勝時の大判の特集雑誌を間にスペースをゆったりとって、何冊も重ねてある。カープはちょっと前に3年も連続して優勝していて、大阪にもある程度ファンがいるだろう。
人は強いものに惹かれるからで、大阪にはジャイアンツファンも多い。
ひろしま文庫の前の石畳の道を挟んで、古書ゆうらくには、タイガースの85年日本一の時の新聞の特集を束ねたものや、2003年の優勝時に朝日新聞社が出したタブロイド版の10冊くらいある雑誌をまとめたものやなんかがまとめて置いてある。
しかしこちらはひろしま文庫のような、レッドカーペット上ではなく、本棚と本棚の間の空きスペースにひっそり置いてある。対照的な感じでなかなかいいよね。
今日もゆっくり朝食を取ってから、天王寺さんに出かけた。晴天で、気温も25℃近くまで上がり、カラッとはしているものの汗ばむ陽気だ。
人出は初日に比べたらだいぶ少ないが、それでも外国人客は多い。日曜日ということもあってか、伽藍に沿って設けられた休憩所の一画で、手品の興行が行われていた。
来月1日から始まる京都の古本市は骨とう品のような本が多いのに対して、安い均一本をどの店でも売っている。
昨日の初日は、3年前まで日能研関西で社会を教えていて、定年を迎えて今は自由人になっている先輩(67)に本の運搬を手伝ってもらった。
年金暮らしなんだが、家賃も高いので、仕事を探していて、工場や、ホテル、テナントのガードマン、夜警なんかが希望だという。
「有馬温泉とか草津なんかで、ホテルの夜警の仕事があるのだけれど、晩の10時から翌朝の5時までで14000円くらいになるんだけど、大阪に住んでる人を採用するとも思えないからな」という。
俺は社会の家庭教師とかをやった方がいいと思うのだが、何故かその気はないようだ。
今日から四天王寺の古本まつり、早速朝から行ってみた。
参加している古本屋は大阪、京都、神戸、滋賀、奈良、名古屋、岡山、広島となかなか広範囲だな。
大阪の古本市としては最大だろう。
初日は10時ちょうどに開店なので、どこに行くか迷うところだ。
100円均一コーナー、池崎書店、クロックワーク、南部堂、小町書店、シルヴァン書房などこれまでいい本が置いてあった古本屋は多い。
今回の100均コーナーは文庫本も多くていい本があった。これまで行われていたスタンプラリーはなくなり、代わりに、LINEの友だち登録をしたら、100均の本を一冊もらえるシステムに変更されていた。
池崎書店はいつも通りの素晴らしい品揃えで、音楽本もたくさんあった。
クロックワークは滋賀の古本屋で、たくさんのレコードを並べていて壮観。文庫本も150円でいつも通りたくさんある。小町書店はいつも通り1冊300円、5冊800円でさまざまな文庫本、新書、東洋文庫、単行本を販売していて人気だ。シルヴァン書房は京都の古本屋で、店主はお元気そうで何よりだ。去年の下鴨の古本まつりは参加されていなかったが「暑いからな、俺は下鴨と勧業館でも倒れたからな。もう今回も持ってくる良好減らしたんや。とりあえず生きてる感じやな」とのことだ。
それはさておき、今回は外国人がたくさんみえている。大阪万博のバーターなのかもしれないけど、ありがたいことだな。彼らのお目当ては錦絵とか和紙を貼ったうちわ、掛軸、こけしなどの民芸品だ。江戸百景の錦絵は400円くらいで売っている。
天王寺さんは西門の石の鳥居は鎌倉時代のものだし、乳貰いの布袋さんは面白いよね。南部堂は愛知県から参加しているのだが、500円均一で紙もの、興味深い万博関連の班などを並べている。
雨だれが地面に穴を作らないなどの7不思議もあるし、もちろん四天王寺式の伽藍、猫の門、寺宝館、古墳の石棺、亀の池、引導鐘、さらに極楽寺庭園もあって見どころ満載で、外国人に人気があるのは当然だと思う。
佐川恭一は、洛南高校から京大文学部に入って作家になったのだが、学歴をえることに血道をあげている男子校(R高校となっている)の様子や、京大に入って話題が受験のことしかなく、周りとコミュニケーション出来なくなる学生のネタをエッセイや小説で次々発表している。
最近のでは3月号の『小説新潮』に『ある唾液フェチの半生』を掲載しているのだが、R高校時代、受験合宿中、女子が入ったあとの風呂に侵入して、男子の集団が正座をして風呂の湯を飲んだとか、その後は誰もその話題はせずにまた真剣に受験勉強に戻ったとかあって、バカバカしくて素晴らしい。
風呂の湯を飲むとというのは女子の汗などに、えらい価値を置いているからなんだが、その変態ぶりがよいね。
大阪では以前は法事に来たおっさん(坊主のこと)に風呂に入っていただいて、そのお湯をありがたいと飲んでる年寄りもいたようだが、ちょっとそれとも違うね。