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古本屋日誌

2025-04-17 21:41:00

今日は出荷してから三ノ宮のブックオフに出向いた。

 

ここは三ノ宮一の繁華街のセンター街に面した、サイゼリア、ニトリやダイソーも入っているビルの5階にある。

 

巨大なエリアの半分はブランド品(靴やカバン、貴金属のようだ)、楽器、カード、プラモ、フィギュア、ゲームソフトなどで占められているのだが、それでも本の占める面積は大きい。

 

置いている本のレベルは極めて高く、俺の見るところ他の追随を許さない。

 

しかし興味深いのは健康、ヘルスケアに関する本の隣に、占い本、オカルト本が大量に置いてあることで、その美しい背表紙を眺めていると心が癒される。

 

イルカは人間の言葉がわかっていて、トレーナーと一緒に海に入りイルカに伴走して泳ぎながら悩み事をイルカに伝えると的確なアドバイスがもらえるとか、例の、水は人間の気持ちに応じた形を変えるとして、その形を写真集にしたものとか、バカバカしいことは確かなのだが、読んでいると楽しい。

 

それにしても量が多いな。横が1間で10段くらいもある本棚2つがその手の本であり、例えば日本史の本の3倍くらいある。

 

 

ブックオフはその所在地の近辺から本を集めているのだろうから、三ノ宮の人たちはオカルト好きなんだろうか。

 

先週から右下の奥歯が痛むので仕事は早めに切り上げて、4時半までやっている萱島駅前の歯医者に4時10分くらいに行ったのだが、なぜか閉まっていた。

 

前回診てもらった歯医者だったので、金曜か土曜に日延べしようかとも思ったが、ずっと痛みが出るのも嫌だ。

 

しかも痛んでいる歯は1番奥の大臼歯、つまり親知らずなので、ネットで調べてみたら「虫歯になったら抜歯する」という情報がたくさんアップしてある。より自宅に近い尾崎歯科に行ってみた。

 

「今すぐは予約の患者さんがいるので」ともっともなお話、「5時前なら大丈夫ですが」とのことなので、一旦帰宅することにする。

 

レントゲンを撮り、医者の話は「親知らずが、横の方から虫歯になってます、虫歯がどのあたりまできているのか、写真ではわからない、金属を外して確認する必要があります。齲歯がひどい時は抜歯しないといけない可能性もあります。」とのことで、さらに「歯を抜く場合、後のケアがあるので連続して来てもらわないといけません。今日抜くとして、明日は来れますか❓」と聞かれたので「いや、明日は無理です、来週の木曜、金曜も仕事で無理です、とりあえず金属を外して、虫歯の状態を診ていただけますか?」

 

ということで、麻酔のあと、以前治療したかぶせの金属を外して診てもらうと「何とか残せそうですね」となって、神経を取り、薬を入れて約50分にも及ぶ治療がとりあえず終了。


2025-04-16 23:07:00

今日は仕事で心斎橋筋に出向いたのだが、水曜日でもものすごい人出だ。

 

外国人観光客が多いのに加えて、大きなキャリーバックを転がす日本人旅行者もいて、おかげでどの店も賑わっているようだ。

 

 

橋詰にある老舗の古本屋の「中尾書店」にはいろんな浮世絵、一枚刷り、和本、大阪の本、文学書が並んでいて、ちょっと変わった土産物を求める海外の旅行者が熱心に見ている。

 

ブランド品、薬、化粧品なんかはもはやどこでも買えそうだから、珍しくもないだろう。

 

 

そんなものより、和本、古地図、ペッタン、こまやベーゴマ、古い家具、時計、双六などといった雑貨やガラクタなんかも彼らに提供してもらいたいものだ。

 

 

戎橋を南に少し下ったところにはブックオフ戎橋店がある。

 

 

ここは2階が本、マンガ、レコード、CD、エロ本の売り場で、3階はブランド品を扱っている。

 

俺は3階に行ったことはないので、繁盛ぶりは定かではないが、2階はいつも静謐な空間で、本をゆっくり見て回ることができる。

 

 

目の前のはっすじは、ごった返しているのに、エレベータでひとつ上に上がれば、静かで大きな空間が存在して、本も110円で色々買えるのだから不思議な感じがする。

 

 

マンガも置いてあるのだが、外人客がたむろっている様子はないから、日本の漫画の人気といってもたかがしれているのかもしれない。

 

こういう都会のオアシスのような場所が存在できるのも、3階のブランド品の売上あればこそなのかもしれない。

 

 

 

以前このブックオフが文学書にプレミアを付けて販売していたことがあった。

 

太宰治や井伏鱒二、林芙美子なんだが、透明なシートに包まれたその本はどう見てもほるぷなどから復刻されたもので、俺の目からしても大した価値はないと思ったものだ。

 

文学書にしても、錦絵、古地図、和本などは骨董品であって、つまりは一点もので、同じものは基本的にない。

 

その点普通の本はあれこれ値段が付いてはいるものの、コピー商品であって、相当数同じ本が流通している。だから普通の本は扱いやすいし、お客さんも安い値段で手に入れることができる。

 

 

しかし骨董品は一点一点コンディションが異なるし、それに応じて価格が違ってくるものだから、目利きでないとやっていけない。

 

 

ブックオフには、まだその力量がなかったということなんだが、俺はなんでもチャレンジしてもらえるのはありがたいと思う。

 

 

徳川時代の和本、摺物、錦絵、玩具、古道具から現代の本、カード、楽器、ブランド品までなんでも揃っていたら楽しいに違いないからだ。


2025-04-15 15:30:00

うちは自前でホームページを運用していて、売っている本を目録として載せているが、注文は年に一回くらいしかない。

 

その上で本の更新をしていないから、注文があった本が売れてしまっていることも多くて、お客さんにはご迷惑をおかけしてしまっている。

 

 

 

Amazonは集客力はあるが、ナンバーワンでは決してないと思う。

 

メルカリ、ヤフオクと比べて、特段客を集めているとは思えない。

 

 

その上で手数料は本の代金と送料を足した金額の15%であり、それ以外に1冊売れるごとに140円取られる。(今月15日から、それまでは80円だった)さらに月間登録料が5200円くらい必要になる。

 

 

こういう必要経費の高さに加えて、出品件数が多い。

 

30件、40件などざらで、つまり同じ本がずらり40冊も並んでいるわけだ。

 

客にしたらコンディション表記がわかりにくいのではないだろうか。

 

 

写真を載せることもできるのだが、古本屋の方であまり利用しているようには見えない。面倒なんだろう。

 

 

一方で例えば梁石日の幻冬舎文庫の『闇の子供たち』なんか、実は値段は大したことはない上に、たくさんの古本屋が出品しているものだから、自分の店の本が目立たなくなっている。

 

 

それで新しく、ブランド品だとして、ネット上に登録する古本屋もいて、同じタイトルの本が乱立している。これが本をアップするときに邪魔なのだ。

 

 

結局これだけ、古本屋がみなAmazonめがけて本をアップすれば、値段もどんどん下がっていく。

 

 

例えばちくま学芸文庫の『ナマコの眼』など値段が23円、送料350円で売っている。

 

つまり373円で400ページもある、読み応え十分な面白い研究書が手に入るわけで、これは古本屋が仕入れとして十分使える値段だ。

 

 

古本屋の方も、なんでもAmazon一択で、何も考えないのはやめた方がいいのではないか。

 

 

メルカリは経費は売れた値段の10%で、Amazonよりだいぶ安いし、それ以外の費用は不要だ。集客力は高く、普通の本なら問題なくすぐに売ることができる。

 

 

問題は登録時に起こる。写真を添える必要があるのだが、これは問題なく、撮影したものを簡単にアップできる。

 

 

イライラさせられるのは、その後だ。

 

本に付いているバーコードをスキャンする仕組みがあるのだが、これがなかなかうまくいかない。きちんとバーコードにリーダーを合わせてもうんともすんとも行かない。

 

 

実はデータをアップするにはこれ以外にAIを使う方法もあるのだが、AIさまは本の写真から数秒間お考えになり、その後本のタイトル、作者、書誌データなどをさらりとスマホ上にアップされるのだが、かなり間違いが多いのだ。

 

 

例えば車谷長吉のデビュー作『塩壺の匙』の写真を撮り、それをヒントにAIに考えさせると、『霊亀の塩』となって、本の説明には「車谷長吉による亀についての様々な小説集」と出てくるのだ。

 

 

これは「壺」という漢字が、本当はこの字ではなく、みなさまご存知の通りややこしい字体なので、知恵がまわりかねるAIにはハードルが高いためなんだろう。

 

 

 

さて、ヤフオクは手数料は8.5%くらい、他にもプレミアム会員の料金が毎月500円くらいで安い。

 

 

集客力は高く、俺の見るところAmazonやメルカリと比べても遜色はない。

 

 

問題は品物をアップする際に起こる。

 

1番イライラするのは撮影した写真がうまくアップできないことがしばしば起こることだ。

 

 

10秒くらい待たされた挙句、タイムアップしましたと表示されてやり直しとなる。

 

仕方なくスマホのライブラリーに保存してある写真をアップしようと試みてもやはり失敗することがあるのだ。

 

 

これは構造上の欠陥だと思うのだが、改善される兆しはないな。


2025-04-13 15:45:00

13日付けの朝日新聞に、定年の話が1面と3面に載っている。

 

「海外では定年が一般的ではない国もある。OECDによると、欧米の一部の国では年齢差別に当たるとして定年制を禁止している。OECDは昨年、人手不足が課題である日本に対して定年制の廃止を提言して、波紋を広げた」

 

 

なるほど定年制は年齢差別だという論があるということがわかり、興味深い。

 

確かに評価がよろしくないというので、労働条件が下がるのはやむを得ないだろう。

 

 

しかし、本人の努力とは、まるで関係ない年齢によって、解雇したり、雇用条件を切り下げたりするのは問題だろう。


2025-04-12 15:56:00

アメリカが全世界に高い関税を課すそうで、トヨタなど対米輸出が多い企業は大変だろう。

 

古本業界は骨董品を扱う店は少なからず影響を受けるかもしれない。

 

 

錦絵や古文書、一枚刷り、直筆ものなんかは欧米からの引きも多くてだいぶ値上がりしそうだ。

 

しかしそういう取引は大学や研究所が公金でやるケースも多いし、また趣味として集めている人だったりするから金に糸目はつけませんというケースが多いようだ。

 

ごく普通の我々のような古本屋は影響はないね。

 

 

アメリカさまとしては、日本に核の傘をかけて北朝鮮や中国から、守ってやっているのに、日本はそのことを十分理解していない、感謝もしていない、貿易面では中国とアメリカを利用して儲けていると苦々しい思いを抱いているのだろう。

 

 

これはもっともな話であるだけに、対処するのは難しい。


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