Welcome

古本屋日誌

2024-12-31 22:29:00

今日は大晦日で、堺東で仕事をした後、駅にある高島屋の一階で正月の買い物をした。

 

 

棒鱈やかずのこ、黒豆、栗きんとん、八幡巻き、鰊のこんまき、たたきごぼう、なますといったお重の食べ物は伝統的ではあるが、味付けも濃く、そもそも味も似通ってしまっている。 

 

これは、以前の正月は10日近く店も閉まっているし、自分も休みで家にいるという生活スタイルから来たものだ。その間買い物に行けないので、勢い傷みにくい濃い味付けのものばかりになっていたのだ。

 

 

しかし、今はイオンなんかは元旦から開けているし、他の店も2日からというのもたくさんある、第一コンビニはずっと開いている。いくらでも美味い料理を味わえるのだ。

 

 

だから無理して昔のあまり美味しいとはいえない料理を食べ続ける必要はないのだが、習い性になってしまっていて、特段疑問を抱くことなく、おせち料理を食べている人たちも多いのだ。

 

 

堺東の高島屋でもお重が15000円くらいから売られていて、買い求める人もそれなりにいた。

 

 

でも、551の豚まんや肉団子、焼売、サンマルコの茄子カレー、ドンクのパン、KYKのとんかつをはじめとして、その他本マグロのお造り、サラダ各種、イカ飯、ウナギなども並んでいて人気を集めている。


2024-12-30 12:33:00

今年は古本屋の閉店がたくさんあった。

 

店主の高齢化、体力の限界、再開発による立ち退きなどが原因だ。(難波の「山羊ブックス」も来年3月で閉店すると聞いた)

 

 

今も頑張っている店主に話を聞いてみると、「古本市にたくさん本を運んでいくのはな、そんなもん大したことないんや、そんなことよりかは、細かいところが手間がかかってしもて嫌なんや」という。

 

 

「本を20冊くらい並べてな、ひぼでくくるんやけどな、そんなもん餅は餅屋やで、造作ないこっちゃ。

 

 

段ボールなんかに入れてしもたら、何入ってんのかわからへんやろ。せやし、ひぼ使うねん。

 

 

ややこしいのはな、くくった本の束がほどけてしもてな、何冊か本がバラバラと落ってもうて、なおさなあかん時なんや。どの本の束に元あったんか、一々見なあかよって、えらいことなんやで」

 


2024-12-28 16:27:00

大阪球場があった頃は、スタジアムの一階に古本屋街があった。

 

10店くらいの古本屋が入っていたが、再開発で球場は取り壊されて、現在のナンバパークスとなった。もう、20年くらい前のことだ。

 

古本屋は近くのビルに移転したが、平田書店はそこには入らず、近くのビルの1階に店を構えた。

 

ここは大阪の地図や一枚ものをたくさん扱っていて、戦前のものに加えて1950年代の地図帳なんかもあって、それなりの値段を付けていた。

 

店番のお婆さんは「どこにもないものやから、そういう値段やねん」と口癖のように言っていた。

 

彼女は大阪の古い地図や資料を販売していることに誇りを感じていて、いろんな大阪弁を教えてくれた。

 

 

その中でも「でべそ」というのは初耳だった。「若い頃、でべそや、そういう子や言われましてん。せやけど、おへそのことや思てんのちゃうか❓そやないで。女だてらにあちこちで歩く不良娘のことやで」と言うのだ。

 

 

この言葉は牧村史陽の編んだ『大阪のことば事典』にも南陵の『辞典にない大阪弁』にも掲載されていないので、詳細は不明だ。

 

 

まもなく撤退する店が増えて平田書店もなくなってしまった。

 

そして今や、山羊ブックスしか残っていない。大阪球場の奥、南側にはスケートリンクとボウリング場、ビルの屋上には巨大なプールが設けられていたが、これらもない。

 

 

 


2024-12-26 18:24:00

今日から来月から7日まで、阪神百貨店8階で古本市。

 

さっそく朝から行ってみた。

 

 

この百貨店では夏と冬、年に2回古本市を開催しているが、今回は規模が小さく、参加店も少ない。大阪、京都、神戸、三重、石川、富山の古本屋だ。

 

いつもは8階の展示スペースの半分くらいは使って本を並べているのだが、今回は小さく区切った2箇所での開催で、係員が配置されていて「混雑緩和のために入口と出口を別々にしております」とアナウンスしている。

 

そして、展示スペースには銀色の支柱を立てて、規制線張り巡らしてある。

 

 

そのため2列になって本を見るのが面倒だし、入り口は空いているのに、出口の方へ向かう人がたくさんいて滞留したりしていた。

 

 

大阪の古書ゆうらくは「怪奇小説傑作集』(創元推理文庫、1冊200円)ちくま文庫の『太宰治全集』(1冊300円)など格安の文庫本がたくさんあった。

 

 

寸心堂は洋書の文学書がたくさん並んでいるのはいつも通りで、他にも岩波文庫の『金枝篇』や『ドンキホーテ』の箱入りセットが見られた。

 

神戸のワールドエンズガーデンには山松ゆうきちや辰巳ヨシヒロ漫画が目についた。

 

その他の古本屋でも、諸星大二郎の『孔子暗黒伝』(JUMPコミックス)や『アダムの肋骨』『コンプレックスシティ』、大江健三郎の『個人的な体験』(新潮文庫の初版、帯)『洪水はわが魂に及び』(新潮文庫、初版 帯)なんかが廉価で販売されていた。

 

 

 

 


2024-12-25 01:30:00

昨日から来月の13日まで、一乗寺にある恵文社という本屋で、小規模な古本市が開催されている。

 

 

さっそく初日の朝から行ってみた。

 

 

京阪の終点、出町柳駅から叡山電車で三つ目が一乗寺で、ラーメン街道の最寄りであり、京大の学生や教員がたくさん住んでいる地域だ。

 

 

そのため新刊書店の恵文社も美術書や文学書中心の品揃えで、一般書店が必ず置いている実用書やハウツー本、自己啓発本の類はない。

 

 

11時のオープンに合わせて行ったのだが、たくさんの『あまカラ』『甘辛春秋』(『銀座百点』の元になった雑誌だ)山田稔の小説、川崎彰彦の小説、詩集(『わが風土抄』を初めて見た、3000円だった)天野忠のいろいろな詩集、小島信夫の様々な著作、坪内祐三の『東京』などの本、古い旺文社文庫、講談社文庫の後藤明生の著作、『芸術新潮』のたくさんのバックナンバー、洲之内徹の新潮文庫、神戸の『VIKING』、雑誌『SUMUS』(中には洲之内徹の特集号も1000円で出ていた)、沖縄関係の様々な本、昭和30年代の探偵小説、根本敬や大友克洋、近藤よう子、齋藤なずなの漫画、松岡正剛の『生と死の境界線』、タルモンの『フランス革命と左翼全体主義の源流』(これは珍しい本、15000円になっていた)角川選書の『表現の自由を脅すもの』などなど、ほかの古本市ではあんまり見かけない本が並んでいて驚いた。

 


1 2 3 4