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古本屋日誌

2026-09-30 17:48:00

今日は8時ごろ起きて、食パンとヨーグルト、牛乳で朝ごはん。

 

 

夕方まで断続的に雨が降る予報だ。涼しいし結構なことだ。注文品を用意して、郵便局にお願いに出向く。

 

 

少し肌寒いので、タイガースのTシャツの上に長袖のネコセーターをはおり、京橋、大阪、新快速で三ノ宮。お客さんのお宅でお話。

 

 

「えらい前やけど、漫画家のいしかわじゅんが、志賀高原にスキーに行たいにしな、バスに置き去りにされた事件あったやろ」

 

 

 

「あーあれですね、『ちょっとトイレ行くから』て運転手にゆうたのに、戻ってきたらバスはおらず、吹雪の中取り残されて、怒ったいしかわが雑誌にそのことを書いたら、バスを運行していたビッグホリデーたらゆう会社から名誉毀損で訴えられたやつですよね」

 

 

「せやせや、あれな、後でいしかわが、『鉄槌』ゆう本にしとるんやけど、そんな中に弁護士が書いた準備書面なんかがそのまま入ってんねんけど、ほんま下手くそな文章でげんなりしたわ」

 

 

「弁護士なんぞそんなもんですわ。まともな日本語を操る能力もないし、論理的思考にも欠けてますからね」てなやりとりを交わして、てくてく歩いて、花隈駅近くのこうべまちづくり会館の4階にある「まちラボ」でコーヒーのみもって休憩。

 

 

 

ここは郷土史の本、建築関係の本、タウン紙などを集めてある図書館みたいなところで、手続きをすればテーブルで本を読んだり、作業したり出来て便利だ。

 

 

そこに『神戸はみだし近代歴史めぐり』という本がおいてあって、その中に兵庫区本町2丁目に、岸本銀行が明治10年に姫路城から移築したという三層の櫓が建っていたという話が出ていて、その実物写真も載っている。

 

 

 

東京でも、銀行の建物をお城の天守閣風にしたのがあったが、それは一応西洋風の建物で最上部を天守閣っぽくしたものだったけど、岸本銀行はお城そのものだ。

 

 

いくら四民平等といっても、商売人風情が殿様の真似をしているわけで、それが問題なく許されているわけだから、明治時代は実に自由闊達な感じだな。

 

 

自分が建てたいものを建てられたわけだから、ものすごく個人主義的な風潮があったともいえるだろう。

 

 

 

さて、くつろいでから、友人が苦心して取ってくれたチケットがあるので、花隈から高速神戸に出て、一旦改札を出て再び反対側のホームに入り直して、直通特急で甲子園。

 

雨は依然として小雨だが降り続いていて、試合開始時間を遅らせるとのアナウンスがあった。

 

 

それで阪神高速の高架下で、ビールを飲みながら待っていたのだが、6時半くらいにアナウンスで「まことに残念ですが、今日の試合は中止となりました」。こればっかりは仕方がない。

 

 


2026-09-28 11:58:00

今日は月曜日で、8時半過ぎに起きて、食パンとヨーグルト、牛乳で朝ごはん。録画しておいたベイスターズ戦を観た。

 

注文品のこしらえは昨晩にほぼ終わっているので、追加で仕上げをする。

 

 

晩から強い雨足で、今日も予報では雨。前線によるものなので五月雨的に降るので、時折雨が上がる時が来る。それを見計らって10時半ごろ郵便局にうかがう。

 

 

自宅に戻り、これも録画しておいた新作文楽『街の灯』をみた。

 

 

チャップリン無声映画を、大阪を舞台に置き換えたもので、大阪弁の台詞回しは心地よいものの、所詮はおとぎ話でしかない『街の灯』なので、今一つのれない。

 

だいたい文楽の脚本は主家の御曹子の身代わりに家臣の幼子を親が手にかけたりする、とんでもないのが多いのに、めしいの花売り娘に同情して助けるなどというのは、ギャップが大きい。

 

 

 

ゆっくりしてから淀屋橋にでて、御堂筋線で心斎橋。

 

 

久しぶりにブックオフ 心斎橋店を覗いた。

 

 

もらったチラシによれば、心斎橋店は今年で開店20周年なんだそうで、10月10日から3日間、それぞれ100人に3色ボールペンのプレゼントがあるほか、購入者全員が引けるくじで、店で使える金券(一等は5000円分)が当たるという。

 

 

からくじはなく、末等は「お菓子」とある。


2026-09-27 23:13:00

今日は9時前に起きて、予報通り曇天、雨になるようだ。

 

 

食パンとヨーグルト、牛乳で朝ごはん。録画してあったスワローズ戦(2試合目)を観る。

 

 

その後梱包作業をしてから、昼前に北浜から堺筋線で南森町。ぶらぶら散歩。雨足が強い。

 

 

 

谷町四丁目の古書会館では毎月古本市が開催されているが、京都の古書会館でも2月と10月に古本市が行われる。

 

 

 

谷町の会館周辺は、普通の住宅街で、市立南大江小学校近くで、マンションがたくさんあるし、ファミリーマートや飲食店もいろいろある。すぐ南には太陽コーヒーがあって美味しいコーヒーも飲める。

 

 

古本市は、6階建ての会館の一階で開かれていて、少し暗く、床も固い。

 

 

また奥の方には、本を積み上げておく大きな檻のような台車が、幾重にも重ねて置いてあって、中には整理中とおぼしき本も積み上がっていて、倉庫のような雰囲気がある。

 

 

売り方だが、和本が大きな段ボールに詰めてあって、安く販売されているし、300円均一とかで、単行本が廉価販売されることがしばしばある。

 

 

文庫や新書も1冊なら200円、3冊まとめたら500円などとなっている。

 

 

古地図や一枚刷り、錦絵なんかも売られているが、簡素なラッピングで手に取りやすい。

 

 

ショーケースに特選本が並んでいるが、鍵はかけていなくて、お客さんが自由に手に取ることが出来る。

 

 

京都の方は、田の字、つまりは旧市街にあって(高倉通夷川)コンビニも烏丸通まで行かないとないし、飲食店も目につかない、閑静な戸建ての住宅街だ。

 

古本市は一階ではなく、かなり上の階で開催されていて、照明も明るく、床もふかふかしている。

 

 

奥に台車が詰め込まれていることはない。和本が段ボールに無造作に詰め込まれて販売されているのは、俺は見たことがないし、均一の廉価販売も記憶がない。

 

 

古地図や刷物、錦絵などはたくさん並べてあって、丁寧に厚紙とセロファンで梱包してある。

 

ショーケースは色々あるが、施錠されている。

 

別にどちらがいいという話ではなく、大阪と京都のスタイルの差があるのだろう。

 


2026-09-26 21:15:00

今日は秋雨前線に遥か海上遠くにある台風の影響もあって、雨予報で気温も低く快適だ。

 

 

朝は7時前に起きて、注文品を探す作業の後、食パンと牛乳で朝ごはん。

 

 

さらに、録画しておいた先日の神宮でのスワローズ戦(2連戦の1戦目)を観た。延長11回に高寺のツーランが出て勝利。かなりもつれたが、もう優勝が目前だから、勝ちだけが求められるわけで、素晴らしい。

 

 

昼前に京橋、大阪、快速電車で三ノ宮。お客さんのところでお話。

 

 

この先生は中国古代の天候の研究をされているのだが、ご自宅にはあまり専門とは関係なさそうな岩波文庫がたくさんある。

 

 

「先生、これはまっさらですね、読んでないでしょ」

 

 

「そうそう、なんかな、つい欲しなってな、こうてまうんや」

 

 

「それわかります。研究者あるあるですよね」ご自宅を辞してから、久しぶりに元町商店街をぶらぶら。ここは大阪や京都にはない古本屋街が健在だ。

 

 

このご時世、店舗を構えてお客さんを待つよりも、通販で売るやり方が増えている。店舗は、家賃も人件費もかかるので、精神的にもきついことがあるからだろう。

 

 

 

でも、通販もいちいち丁寧に梱包する必要があるし、お金のやり取りが煩雑だし、訳のわからないことを言ってくるお客さんもいる、郵便局やクロネコヤマトとの契約の面倒くささもあって、手間を考えると、対面で販売した方がいい、と思っている古本屋は多い。

 

 

その点、元町周辺は、どういうつてやルートがあってそうなっているのか、俺は全くわからないが、神戸古書倶楽部とみなと古書店といういくつかの古本屋が共同で経営する広い店がある。共同経営なら賃料の負担も抑えられるだろう。

 

 

 

神戸古書倶楽部は、最近は、いろんな古本屋が新しく加わり、実に魅力的になったが、以前は(ここは要らない本を置いてある倉庫なんだろうか)と思うほどだった。

 

 

そのとき、俺は(このスペースは何らかの原因で賃貸料が格安でなのかな?それで倉庫みたいにして使っているのかな)と思ったものだ。

 

 

 

みなと古書店は初めから、置いてある本は質量とも素晴らしいもので、俺が勝手に思うには(やっぱり対面でさっさと売れるなら、それに越したことはない、と俺同様考えてる人たちが多いんだな)。

 

 


2026-09-25 22:59:00

今日から三条通の文化博物館ロビーで小規模な古本市がある。朝から行くには忙しいので、それはやめて、郵便局にお願いに出向いてから、10時半過ぎに萱島を出発。枚方で特急に乗り換えて三条。

 

 

ブックオフ 駅ビル店を覗いてみた。文庫本は相変わらず大したことないラインナップだが、ダブりの書目が減っている印象。

 

岩波文庫の『ブッダのことば』は1冊だけになっていた。素晴らしいことだと思う。

 

 

大型本コーナーには瀬戸内寂聴の全集、水木しげるの特集をはじめとする、たくさんの『芸術新潮』、『伊藤彦造画集』(講談社)、『栄光の上方落語」、『伊藤若冲大全』、京都国立博物館の図録『若冲』などなかなか珍しい本が並んでいて驚いた。

 

 

また、安い文庫本コーナーには角川文庫の『小説吉田学校』(全8巻のうちの7冊)、瀬戸内晴美の私小説『いづこより』(新潮文庫)『田中角栄研究 上』(講談社文庫)『カラマーゾフ兄弟』(全3巻のうち2冊、講談社文庫)などもみられた。

 

 

目の保養をしてから地下二階に降り、お好み焼き屋で、焼きそばと焼きおにぎり、サラダのランチ(820円)。

 

 

時分どきで、お客さんもたくさん。オムそばやたこ焼きをあてに生ビールを飲んでるおじさんもいる。

 

 

また一階に上がり、日差しのきついなか、三条通を西に歩く。10分くらいで文博、企画展で『寛永」をやっている。

 

 

北側の入り口から入り、すぐ右手に飲食店が並んでいるのだが、その前の細長い廊下で古本市が行われている。

 

 

三条通りは河原町に取って代わられるまで、京都のメインストリートであって、その名残もあって、1990年ごろにはもう億ションがたち並んでいた。そんな素晴らしいロケーションで古本市が行われるわけだから素晴らしい。

 

今回は9つの古本屋が参加していて、たぶん、全て京都の本屋だと思う。

 

 

昼過ぎということもあってお客さんもたくさんみえていて、熱心に本や錦絵、古地図、児童書、色紙、図録など思い思いに手に取っておられる。

 

 

色紙でいうと昭和11年のものだという、平安神宮の、あの鳥居を描いたもの(4000円くらい)は保存状態もよく、飾っておきたいほどだ。

 

 

文庫本では岩波文庫の『南総里見八犬伝』(全10巻揃、外箱付、7000円くらい)とか『正法眼蔵』(講談社学術文庫、揃、8000円)ちくま文庫の『安曇野』(全5巻揃、4000円)などは目を引いた。

 

 

単行本では奥崎謙三の『ゆきゆきて神軍の思想」(初版、帯、1200円)とか、みすず書房の『ルイセンコ論争』。レジは現銀のほかカードも使えて便利。

 

 

この近所にはイノダコーヒー本店と三条店があるのだが、本店の方は待ちが出ていたが、三条店は待たずに入れた。

 

 


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