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古本屋日誌
2014年に京都の高島屋で行われた「暮らしと美術と高島屋展」の図録と展覧会パンフを手に入れた。
高島屋は19世紀初め、京都で呉服屋として創業して、昭和の初めには大規模な百貨店を東京にもオープンさせている。
この図録は、その歩みとコレクションを集めたものだ。
扉は1928年、烏丸にあった高島屋呉服店の前での、全社員300名集合写真だ。そのバックの呉服店の建物は三階建のまだまだこぢんまりしたものだ。
続いて1933年にオープンした、東京日本橋の高島屋の空中写真が掲載してあるのだが、これは白亜の巨大な建築で、外観8階建、更に屋上にも3階建ての長方形の建物、おまけにその上に長細い塔まで建てている。
東京ならいくらでも儲かるという意気込みが感じられて面白い。
2014年にソニーデジタルエンタテインメントから、谷岡ヤスジの全集が全24巻で刊行された。
電子書籍と紙の両方だったので、あれはとりあえず10巻くらいをデジタルで購入した。
紙のほうも欲しかったが、それなりの値段だったし、デジタル化されたわけだから、いつでも買えると思っていたから買わなかった。
ところが10年ほどで、販売に終了となって、今はデジタル版も紙も入手できない。
それにしても、ソニーデジタルの造本はいい加減で呆れたな。
普通、全集と銘打った本はハードカバーのしっかりした造本が多いし、解説や年譜、書誌、オマージュなどを付け、月報や帯などにも工夫を凝らすものだ。
ところが谷岡のものはソフトカバーで、解説もなければ、年譜も書誌も何にもない。
もう少し真面目にやってもらいたかったところだ。
今日は最低気温が23℃となっていて、少し風邪気味で喉が痛い。
8時半ごろ起きて、注文のあった本を探して梱包。
食パンとコーヒーで朝ご飯、10時くらいに萱島から寝屋川に京阪で出て、てくてく歩いて寝屋川郵便局。
レターパックで送る本なんだが、厚みがかなりあってポストに入らない分をゆうゆう窓口に差し出す。お客さんは俺の前に1人だけで空いている。
晴天でかなり暑い。
アーケードの商店街を左に入ったところには、少し前まで金箔書房という二月があったが、今は店舗は閉めて通販となっている。
ご主人は70代だが、「店開けてると、ここにおらなあかんやろ。」とのことで、老後の自由に使える時間をつくりたいから、店は閉めるとのことだった。これは納得できる話だ。
カネはいくらでも稼げるけど、時間は減るばかりで増やすことは出来ない。
帰りの寝屋川市駅は、まずホームに快速急行が入ってきたが、先頭から数車両は満員で、ラッシュ時並(後の車輌はかなり空いている)。
次に来た普通電車は四両編成だ。
快速急行の1両目で待っていると、はるか向こうに止まっていて、急いで乗り込まないとならない。
今日は8時くらいに起きて、食パンとコーヒーで朝ご飯。
昨日の晩に準備してあったクリックポストを自転車でポスト投函。
厚みが4センチある本があったが、ひょっと投函口を通るかもしれないと思って、試みたが、これはダメで、やはり3.5センチあたりが限界だとわかった。
来月1日から、クリックポストは、値上げとなり、その代わりポストに入る厚みならよい(縦、横、厚みの合計が60センチ以内)となったので、調べておく必要があった。
クロネコヤマトが提供しているネコポスというのは、来月以降も185円で、クリックポストの新料金240円より3割くらい安い。
しかし、うちは半分くらいは、ゆうメールなので、ネコポスを使うとなると、毎日巣本にあるクロネコの集配所と、その反対側にある萱島郵便局に出かける必要が出てくるから時間の無駄だ。と、このように今日も仕事に精を出している。
帰宅して録画してあった、大竹先発のカープ戦を見てから、萱島、北浜、堺筋線で南森町。天牛書店 天神橋店を覗いてみた。
入り口入ってすぐ真ん中のテーブルではお笑い特集が組まれていて、桂枝雀の『ゆけゆけ枝雀、元気よく』(帯、美品、1600円)や笑福亭松枝の『ためいき坂くちぶえ坂』(帯、500円)などが並んでいる。
松枝のは、師匠の松鶴宅に通じる坂道をゆく時の弟子の気持ちを表した表題なんだが、とてもよくできた本。
さて、今日までメルカリの出品は休止設定してにしていたが、昼過ぎに、復活させた。
早速何点か注文が入ったのはいいが、どう考えても在庫がない本が含まれている。
メルカリでは、売れた本は当然ながら、休止設定を取りやめて、販売を開始しても、停止のままのはず、なぜなんだろう❓
いろいろ考えると、例えば、全6巻の本をバラで出品していて、その、手に入れてなかった巻が入手できたことがあって、その場合、バラの出品は、手動で一時休止扱いとして、セット販売に切り替えていた。
また、以前注文があった本だが、どうしても見当たらずキャンセルしてもらったものも、つまりは売れていないわけで、これも休止扱いになっている。
その2つのパターンで、販売復活処理をすると、いずれも在庫ありになってしまうということがわかった。やむなく全在庫にチェックを入れて、問題のありそうなものは販売休止ではなく、削除処理をする羽目になり、えらく時間を取られた。
今日は昨日同様、入っていた注文のいくつかをクリックポストで仕上げて、タイガース柄の黄色い袋に入れて、ポスト集配が行われる11時前に、自転車で萱島駅郵便局前のポストまで出向いて投函。
仕事熱心だ。
休みの日までついつい仕事をしてしまうのは自営業あるあるだろう。
このところ大西巨人の『神聖喜劇』の人気が高まっている。
全5巻で、単行本のほか、文春文庫、ちくま文庫、光文社文庫とレーベルを変えて何度も出版されているから、人気の程はうかがえる。
しかし、これまでは大した古書価ではなく、揃いで1500円ぐらいだったが、最近10000円を超す値段で取引されている。
特に光文社文庫は白いカバーがきれいで人気があるようだ。この小説は帝国陸軍に招集された頭脳明晰な兵卒が、あれこれ工夫して理不尽な軍隊生活を乗り切っていくディテールがなかなか面白い。
例の呼集時の番号の、軍隊特有の掛け方の話は有名だ。