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古本屋日誌

2025-04-16 23:07:00

今日は仕事で心斎橋筋に出向いたのだが、水曜日でもものすごい人出だ。

 

外国人観光客が多いのに加えて、大きなキャリーバックを転がす日本人旅行者もいて、おかげでどの店も賑わっているようだ。

 

 

橋詰にある老舗の古本屋の「中尾書店」にはいろんな浮世絵、一枚刷り、和本、大阪の本、文学書が並んでいて、ちょっと変わった土産物を求める海外の旅行者が熱心に見ている。

 

ブランド品、薬、化粧品なんかはもはやどこでも買えそうだから、珍しくもないだろう。

 

 

そんなものより、和本、古地図、ペッタン、こまやベーゴマ、古い家具、時計、双六などといった雑貨やガラクタなんかも彼らに提供してもらいたいものだ。

 

 

戎橋を南に少し下ったところにはブックオフ戎橋店がある。

 

 

ここは2階が本、マンガ、レコード、CD、エロ本の売り場で、3階はブランド品を扱っている。

 

俺は3階に行ったことはないので、繁盛ぶりは定かではないが、2階はいつも静謐な空間で、本をゆっくり見て回ることができる。

 

 

目の前のはっすじは、ごった返しているのに、エレベータでひとつ上に上がれば、静かで大きな空間が存在して、本も110円で色々買えるのだから不思議な感じがする。

 

 

マンガも置いてあるのだが、外人客がたむろっている様子はないから、日本の漫画の人気といってもたかがしれているのかもしれない。

 

こういう都会のオアシスのような場所が存在できるのも、3階のブランド品の売上あればこそなのかもしれない。

 

 

 

以前このブックオフが文学書にプレミアを付けて販売していたことがあった。

 

太宰治や井伏鱒二、林芙美子なんだが、透明なシートに包まれたその本はどう見てもほるぷなどから復刻されたもので、俺の目からしても大した価値はないと思ったものだ。

 

文学書にしても、錦絵、古地図、和本などは骨董品であって、つまりは一点もので、同じものは基本的にない。

 

その点普通の本はあれこれ値段が付いてはいるものの、コピー商品であって、相当数同じ本が流通している。だから普通の本は扱いやすいし、お客さんも安い値段で手に入れることができる。

 

 

しかし骨董品は一点一点コンディションが異なるし、それに応じて価格が違ってくるものだから、目利きでないとやっていけない。

 

 

ブックオフには、まだその力量がなかったということなんだが、俺はなんでもチャレンジしてもらえるのはありがたいと思う。

 

 

徳川時代の和本、摺物、錦絵、玩具、古道具から現代の本、カード、楽器、ブランド品までなんでも揃っていたら楽しいに違いないからだ。