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古本屋日誌
2019-12-29 10:55:00
29日の深夜NHKで「東京ブラックホール、戦後ゼロ年」の再放送があった。
デジタル技術で映像がカラー化されていて素晴らしいし、戦後の一時期は天皇に関してあけすけな批判がマスコミにもあったし、天皇が2回目の玉音放送をして国民に忍耐を呼びかけた際も「そんな言葉だけで食糧難が解決しないよ」という若者の声も放送されていた。
まあこの辺は特に新しい話ではないのでかまわないのだが、占領軍が性犯罪に手を染めることを心配して日本政府が自ら金を出して慰安所やキャバレーを作っていた話は面白かった。
もちろんこの話も特に目新しい話題ではないのだが、東京にできた占領軍専用のキャバレー内部の映像にはびっくりした。
中央にダンススペースがあって近接してジャズバンドの生演奏というスタイルで、雇われた日本の女とアメリカの将校がアップテンポのダンスを踊りまくる。
外観も写っていたが、御堂筋に面してあった占領軍専用のキャバレーとそっくりで、まあ統一した企画があったんだろうなあ。
こういう施設は日本人は立ち入り禁止で指をくわえて見ているしかなかったので、そのストレスと憧れから大阪の巨大なキャバレーを生み出したのではないかなどと妄想をたくましくした。
戦争中もアメリカ軍は圧倒的な物量で攻め立ててきて、基地に隣接して慰安施設やキャバレー風の建物まで設けていた。これが日本軍には不公平、不公正だと感じられていた。
それとちょうど同じように戦後のキャバレーもとらえられて、何とか同じものを手にしたいとこいねがったのではなかろうか。