最近、インターネット上で話題になっている中華料理店がある。2018年6月9日にオープンした「沙県小吃(サケン・シャオチー)」だ。沙県小吃は中国で約6万3000店舗を展開している庶民派食堂の巨大ブランドで、同店はその日本1号店。

 この店が話題となったきっかけは、ツイッターへのある投稿だ。中国での多店舗展開を知る人が通りすがりに店の看板を見かけ、オープン前に写真をツイッターに載せたところ、「高田馬場についに沙県小吃が登場」「祝 沙县小吃 日本進出」という反応が相次いだ。さらに、2018年6月2日に中国版ツイッター・微博(ウェイボー)が日本1号店オープンを伝える動画を配信し、中国のネットユーザーの間でも話題になっていた。

 だが、中国巨大チェーンの日本1号店にもかかわらず、全くと言っていいほど情報が見つからない。店名で検索しても出てくるのは店の前を通りかかった人のツイートのみ。それなのにこれだけ話題を集めるのは一体どんな店なのか。住所もはっきりと分からないまま、ツイッターの情報を手掛かりに店を訪ねた。

「沙県小吃 高田馬場店」(東京都新宿区高田馬場2-8-6)。営業時間は11~23時。日曜定休(写真はオープン前)
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