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せいゆう丸釣行記

2018-01-10 04:34:00
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日本列島を寒波が襲っております。

 

昨日も港のワシントニアパームの葉が真横にザーザーとたなびいて、強烈な西風が吹きまくっておりました。

 

当然沖には漁船1隻出ておりませんで、風の音は騒々しかったけど港はひっそりと静まり返っておりました。

 

 

 

ということで、今月はまともに沖に出られる日が少ないようで、暇なものでレンタルボートのGPSや魚探の調整や点検などしてますが、早くも月末の心配をしているところであります。

 

 

 

昨日も吉園さんの工場を訪ねて見学してましたが、修理のための中古パーツが入荷してて工場の入口を塞いだ状態でありました。

 

 

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多分これは自動車のドアのリサイクルパーツだと思われますが、ディーラーに修理を依頼すると新品に塗装だから目ん玉が飛び出るくらい高くなるけど、こういったのを活用すると半額以下になりますね。

 

ディーラーは新車を売るのが商売だから修理なんかしてもしなくて良いわけで、高めの修理代を見積もりして新車を購入させるきっかけにするのが狙いだから、間違ってもディーラーに車の修理を依頼してはいけないよ。

 

特にディーラーのメカニックは学校出たばかりのお兄ちゃんが多いので何をしてくれるか分かりませんで、難しくて面倒な修理は自分達ではせずに町工場の下請けに出してマージン取るだけなので、修理関係は最初から吉園さんの工場にお願いするのが一番なのであります。

 

 

 

で、昨日はステンレスのパイプの加工をされてたので、チョイと見せてもらいました。

 

 

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これは吉園さんの龍丸のキャビンの上に取り付ける予定のステンレス製パイプを加工したガードらしいのですが、これに夜釣りの時に使用する投光器を取り付けるらしい。

 

こういったステンレスの加工はごく一部の鉄工所でしか扱いませんが、とにかくバカ高い工賃や技術料を取られるのでおいそれと頼めないのが現状なんですが、吉園さんは最近こんなマシーンを導入してコスト削減にチャレンジしていました。

 

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これはステンレスパイプ同士を直角に溶接する時に、片側のパイプの先端を削って上手く咥えさせるためのマシーンなんですが、これを導入する前はグラインダーなどで時間を掛けて手で削っていたそうだが、これだと数分で削ってしまうからより早く加工が出来るそうな。

 

 

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これが削っている最中のお写真です。

 

 

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これは削り終わったお写真ですが、まだバリが付いてるから分かりにくいかな?

 

 

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そしてこうやって咥えさせて溶接するんだなあ。

 

 

とにかくお船の艤装には信じられないくらいバカ高い費用がかかるのですが、吉園さんにお願いしたらかなりお安く仕上げてくれそうなので安心して仕事をお願いできそうです。

 

高い仕事はバカでもチョンでも出来ますが、お安くするには頭と技術を使わねば到底出来ませんで、かかり付けのお医者さん的に 「困った時の吉園さん」 をかかり付けの修理屋さんと位置づけていれば、ほとんどの修理や改修を安心して任されますがね。

 

 

 

さあて今日もお休みだから内海に向かって、船の修理や整備でもしましょうかね。

 

 

 

 


2018-01-09 05:33:00

寒くても元気な爺っちゃま達は、こちらが感心してしまうくらい毎週のように魚釣りにお越しになるけど、今週は家のこたつでミカンでも食べながら静かにしときましょうかね。

 

猛烈な寒波が今週一杯日本列島を襲うようで、北西の風が半端なく吹き続くようです。

 

お外の戸がカタカタと音を立て始めてるので、既に西寄りの風が吹いているはずです。

 

お正月からこちら連休を挟んだから今日から本格始動のサラリーのお方達が多いのではと思いますが、心配せんでも今週は沖に出られないから、お魚のことを気になさらずどうぞ仕事に専念してくださいな。(笑)

 

 

 

風邪で寝込んでたかあちゃんの具合も随分良くなったみたいで、風呂沸かしくらいの家事しか出来ない自分としては一安心なんですが、還暦迎える年になるとあれこれ考えてしまいますなあ。

 

こんな時自由人になれたのは本当に良かったと思えるのですが、時間を自分のためだけに使えるのがなによりでして、自分達のこと・親のこと・子や孫のこと等々いつでも気兼ねなく好きなように対応できるのは、まことにありがたいことなのであります。

 

月末に近づくと多少お金にピーピーする面はあるものの、そこは知恵と辛抱でくぐり抜けられることだから何ともないが、テレビや冷蔵庫などの大型家電が故障した時どうするかという問題があるにはあるが、まあ何とかなるでしょう。

 

 

 

特にネタが無いので書くのを止めてそろそろ内海に向かいますが、お日様が出てきて暖かくなったらゴソゴソ仕事をしようかと思ってます。

 

帰りには 「困った時の吉園さん」 の工場にお邪魔して、暖炉で温まりながら美味しい焼き芋やコーヒーを楽しもうかな。

 

最近の自分の流行りであります。


2018-01-08 04:23:00

ヨットの達人さんから 「北からのうねりが入って来てて、とてもじゃないけど沖には行けませんよ!」 の連絡が入って来ました。

 

スパコン予想では確かに北風が少し吹く表現してたけど、ウネリが来てるとは予想だにしてなかったのでもう一度天気予報を電話で確認してみると、 「気象に関する注意報警報は出ていません。沿岸の波の高さは1mでしょう。」 とおっしゃってる。

 

出港して赤灯台の横を通る頃には確かに北からの尖ったウネリが確認出来て、昨日の予定を最初から変更せざるを得なくなりました。

 

昨日の予定では沖の磯に行って来るか来ないかわからないけどメジナやハゴイタハゲを狙い、あわよくばシマアジでも来ればラッキーと考えてましたが、そのプランが一から崩れてしまったので走りながら計画を立て直す羽目になってしまったのであります。

 

 

 

出港時間はいつもの通り7時半頃。

 

沖の釣りが駄目となると必然的に釣りができるポイントが激減する訳で、しかも例年になく低水温状態に悩まされている潟付近だけでの釣りとなると、残念ながらこれはもう最初から坊主覚悟となる訳であります。

 

「海に行って船で釣りするわけだからそんなハズは無かろう!」 とお考えの方も沢山おられるでしょうが、海は賑やかな時にはそれこそ竜宮城的に沢山のお魚で溢れることもありますが、居なくなると砂漠のようにお魚1匹居なくなり不毛地帯となっちまいますがね。

 

自然相手の海釣りは、釣り堀りでの釣りや縁日の金魚すくいとはチョイと違ってまして、お金出して船に乗って沖にさえ出れば必ずお魚が釣れるものではありませんで、真冬の今の時期では便と称する最近流行りのお高い釣り船に乗って釣りしたつもりが、結果的には観光遊覧船に乗っただけってことになりますわよ。

 

特に日向灘は地形的にのっぺりとしてて砂地ばかりで、海底に起伏に富んでなくて隠れ家が少ないから、お魚が定住するには不適な海域と思われますので、釣れる時期と釣れない時期のギャップが激しい感じがしますね。

 

そんなことを考えながら南に下り潟付近を探索するけど、何せウネリが激しくてまともに真っ直ぐ船が進まないし、魚影が見つかってもUターンするとあっという間に居なくなってるしで、探す時間ばかりかかって竿をまともに出せない状態が続いてしまいました。

 

それでもようやくまともな魚影を見つけてイカリを打つと、潮が上りで風は北なものだから船が波に対して横を向き、釣りをしている間ずっと横波を食らうことになっちまった。

 

お昼頃になると全くアタリが無くなったので北に上りながら探索したけど、全く魚影を見つけることが出来ずに早めの帰港にしましたが、ひと切れのお刺身は食べることが出来たので、まあ良かったことにしてもらおうかな。

 

 

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ほとんどのお魚は天秤で釣ったものですが、写真じゃ分からないけどほとんどがデカアジで、中には40cm超えのデカチンアジが数匹いましたよ。

 

サビキで釣れないことはないけどサイズが一回り小さくなるから、数は出ないけど今のところは天秤が有利みたいです。

 

 

 

今日は雨模様でお休みにしましたが、スパコン予想を確認するとお天気良くても季節風が吹き荒れ、今週出られる日はほとんど無さそうな感じがしますね。


2018-01-07 03:04:00
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先に出撃してたスズキくんから 「船長、魚影が全く映らないのだけど、どんな風に映るのですか?」 との問い合わせの電話がありました。

 

自分はてっきり感度が悪いか設定ミスをやって画面に何も写ってないものばかり思ってましたが、画面の状況を色々聞くと特に問題がある感じではありませんでした。

 

「海底の色は?」 「水深は何メートル表示してる?」 等々に対するお返事は全部正常なものだから、 「お魚が下に居るとチラチラと影が映るのだけど、ここら辺はお魚が居ないから自分の魚探にも全く何も映ってないよ。」 と答えてやったら 「なんだ、そういうことか!」 とご納得頂いたご様子でありました。

 

 

 

お魚が居ないレベルも色々ありますが、ここ数日の海の中は本当に砂漠状態になっておりまして、探せど〃お魚の影が全く見えないのですが、それでも 「海なんだからお魚がまるで居ない訳ないよね。」 的感覚がご覧になってる皆さんの中にもおありでしょうけど、実際は想像を超えたレベルでお魚が消えてしまってます。

 

たまに中層にサバと思しき魚影が出るものの、アジが居着きそうな各ポイントはもぬけの殻状態ばかりで、走れど走れど群れに遭遇しませんねえ。

 

昨日もそんな1日でした。

 

 

 

出港予定時間は7時30分でしたが、橋の下の天然ドックにお座りさせてたので潮が上がって浮くのに時間がチョイと掛かり、8時少し前の出港となりました。

 

アジ狙いであちこちウロウロしながら探索するけど何処にも魚影は出ず、結局南限近くでようやくボワリとしたアジの群れを見つけたものの、イカリを打ち替えている間にどこかに移動してしまったのか一人数匹の釣果に留まってしまい、あとは沈黙の時間だけが流れてしまいました。

 

お友達の漁師が最近良く口にする言葉に 「魚影がすぐ消える」 がありまして、見つけたと思ってUターンして戻ると居なくなってたり、釣れ始めたと喜んでいるとすぐに居なくなることがしょっちゅうらしくて、大苦戦しているみたいです。

 

それぞれの群れが小さいのは間違いないのですが、何かに怯えているのか産卵時期だからなのか分かりませんが、とにかくいつもウロチョロしているみたいで、数匹釣れたらもうそれで終わりのパターンが多いですわ。

 

 

 

全く釣れないし北西の風が少し止んできたので、時間かかるけど久しぶりに北の沖磯に行ってみることにしました。

 

 

 

沖磯に近づくと北風が結構吹いてて、ドッタンバッタン揺さぶられたもののどうにか到着したが、潮が止まっててお魚が口を使ってくれませんでした。

 

美味しそうなイシダイがミラクルで釣れたものの、目的のシマアジやメジナはほとんど釣れずに撃沈してしまいました。

 

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今日は昨日ほど風は吹かないと思うけど、さあてどこに行くとしますかねえ。


2018-01-06 03:44:00

夕べかあちゃんが 「38度熱があるわ!」 と言って風薬と胃薬飲んで布団に早々入っていたが、どうやら今回の体調不良は風邪の仕業だったようです。

 

昨日かあちゃんは、体の節々が痛かったりお腹がキュルキュルしてたのでソファーで1日ゴロゴロしてたらしいけど、症状がほとんど同じなので自分のが感染ったのは間違いないようで、熱は出なかったけど自分も結局風邪だったようだ。

 

おかげで自分は昨日の朝には完全復活したから良かったけど、長引かせなくて本当に良かったです。

 

 

 

そんでもって昨日は、数日前に干潮の時にロープの掛け方をチョイとやり損ね、ロープを突っ張らせて曲げてしまったクリートの修理と取り付けをしちょりました。

 

グニャリと曲がったステンレス製の太いクリート(ロープを舫う部品)はさすがに自分では修復不能なので、「困った時の吉園さん」 の工場に持ち込んで修復してもろた。

 

 

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アセチレンガスで焼きながら万力に挟んで叩いて、それこそ器用に元の形に仕上げて行ったが、いい加減な性格の自分は 「大体形が整えば良いよ!」 と言うけど、吉園さんは返事もせずに黙々と修正作業を続け、ようやく気に入る形になったのか 「はい、出来ました。」 と渡してくれたが完全に元の形状に戻してくれてて、後でお船に取り付けたら寸分の狂いもなくボルトで固定して無事復旧できましたよ。

 

 

 

こんな金属の曲げ伸ばしやステンレス溶接なんぞは普通鉄工所に持ち込んでお願いするしかないのですが、自動車整備から鉄工所の業務から木工加工まで、ありとあらゆる修理を受け持ってくれる彼の存在は実に頼もしくありがたいのであります。

 

 

 

ところでお昼頃、内海港で潮が引くのを待っていたところ顔なじみのお方が訪ねて来てくれて、嬉しいことに南郷の栄松漁港内で釣ってこられた良型のカマスを頂くことになりましたが、小さなクーラーボックスに一杯釣っておられましたわ。

 

餌はキビナゴだそうで、釣り方にかなりのテクニックが要るそうですが、自分の頭の中には塩焼きのことしかありませんで、帰宅して早速食べてみたらそりゃ絶品でしたねえ。

 

あれだけ新鮮なカマスは自分で釣るしか手が無いけど、ネットリとした食感にカマス特有の風味が加わり、至福の時間を頂戴することになりましたわ。

 

あの雨の中、ガナガナ寒さに震えながらの釣行だったみたいですが、面白かったみたいです。

 

 

 

ところでこのお方はハイブリッド車に乗っておられるのですが、お話し伺うと以前の車は自分でオイル交換してたらしいけど、最近の車はエンジンルーム下部にもプラスチック製のカバーが取り付けられてて、オイル交換時間のスパンが長くなる傾向にあるようなので、 「困った時の吉園さん」 の工場を紹介してみました。

 

このお方のことではありませんが、ハイブリッド車に乗っておられる方の中には電気で走るからオイル交換をあまりしなくて良いとお考えの方もいらっしゃるそうで、極端なオイル劣化でエンジンを潰すケースも結構あるらしい。

 

自動車のエンジンオイル交換は走行距離にして5,000kmが基本でありまして、ハイブリッドだろうがなんだろうが車にエンジンが載っかっていたらこれを守らなければいつかはエンジンをお釈迦にしちゃいます。

 

 

 

で、帰りに工場に立ち寄ってみられたところ、早速パーツ屋に手配してオイルエレメントを届けさせて、短時間でオイル交換をしてくれたみたいですが、ディーラー系のお高いオイル交換費用からすると信じられない交換費用だったそうな。

 

しかも前回ディーラーでオイルエレメントを交換した際に信じられないくらいのトルクでエレメントを締め込んでたみたいで、特殊工具を用いてようやく外すことが出来たそうなのだが、ディーラー系の若いメカニックにはまるで技術が無いから何をしてくれるか分からんらしい。

 

 

近くに来た時にでも彼の工場にチョイと立ち寄って、5,000km毎にオイル交換してもらうのが一番間違いないでしょうねえ。

 

 

 

さあて、今日は朝の内に西の風が強く吹くようなので潟からのスタートになるでしょうが、果たして海の神様は微笑んでくれるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 


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