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せいゆう丸釣行記

2018-01-15 02:42:00

今年の冬はなんでこんなに寒いのやろうか?

 

今までの冬時季に暖を取るためカセットボンベを2本も使うことはまずなかったけど、今年は寒くてたまらず2本目についつい手が出てしまいますね。

 

そして釣れない。

 

よそのお船ではビギナーズラックが炸裂したりしてとんでもないことになっているそうだが、我がせいゆう丸ではそもそもビギナーズさんがいらっしゃらないし、炸裂のような表現で釣れることも年間通してまず無いし、あいも変わらず極貧漁にあえいでおります。

 

昨日もまさかの北からのウネリで沖には行けないし、前日までの探索で南に下ってもどこにもお魚が居ないことが分かっていたので潟から動くことなく敢えてジッとしてましたが、釣れないけど動けないのも辛いものがありますねえ。

 

ゴロリと横になってても 「どこか釣れそうな場所は無かったか?」 で頭の中は一杯になってるけど、砂漠のようになってる今の漁場を思い出すとおいそれと無駄な移動も出来ないし、リールの音を聞いていると虚しい餌撒きが続いているみたいで気の毒だし、結局帰港してクーラーボックスの中身を見せてもらうまで釣果を確認することをしませんでした。

 

 

 

 

ところが意外や意外、クーラーの蓋を開けてみるともうちょいで40cmに届きそうなデカアジが釣れてたりしてて、一晩ひと切れのお刺身食べられる程度に釣れてたのでホッといたしましたわ。

 

「いやー、この程度釣れてくれたらありがたいわ!」 とおっしゃってくださった皆さんのお言葉に感謝〃で救われました、ハイ。

 

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さてさて、明後日は低気圧が通過して波が出そうなので明日の午前中までの沖行きになりそうですが、昨日のあのウネリは取れたやろうかなあ?


2018-01-14 03:32:00

嫌な夢を見てもうた。

 

 

 

一昨日あまりに釣れなかったので、せいゆう丸を便と称する観光遊覧船的マキ・シャカの船に変更したら、マグロやブリやカンパチなどの超高級魚がこれでもかと言うほど釣れるのだが、一番欲しいアジが釣れない。

 

何でも釣れるはずなのだが、青森の大間で捕れるような巨大なマグロは釣れてもアジが釣れない。

 

1投ごとに10kgを超える青物の超高級魚がバカスカ喰ってくるけど、アジが釣れない。

 

お客様は皆さん釣れたお魚を市場に持って行かれて本業以上のアルバイト料になっているらしいが、肝心要のアジが釣れない。

 

 

 

まったくもってバカバカしい夢を見たものだが、たまにマキ・シャカ船の釣果を見てみると恐ろしい程釣れてるみたいだから、最近では本業の漁師が皆さんこぞってマキ・シャカ漁に変更なさってるのもうなずける話でありまして、科学の力は漁業の歴史まで塗り変えてしまったみたいです。

 

 

そんでもって一昨日の未曾有で空前絶後で前代未聞の大貧漁に心折れてましたが、昨日はもっとひどかった。

 

南からスタートしたものの魚影が全く無い。

 

どれだけ走り回っても魚影が全く無い。

 

魚影が無くても近くに居たマキ・シャカのお船は、超高級魚をデッキに溢れんばかりにバカスカ釣ってたけど、餌釣りにはお魚は見向きもしない。

 

 

 

お昼までチダイ1匹にサバ1匹と、アンビリバボーな状態で体も心もクタクタ状態でありました。

 

 

もうその時点で海の神様に見放されたと思いましたが、最後の最後で微笑んでくれましたわ。

 

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やっとこさ、ひと切れのお刺身が食べられる程度に良型のデカアジが天秤に喰ってきてくれましたわよ。

 

 

 

やっぱり冬だから毎日風がキツいね。

 

沖の瀬に行ってシマアジやメジナでも釣れてくれると嬉しいけど、波が高くて寄り付けないから辛い季節が続きそうですねえ。

 

そしてインフルエンザや風邪が流行っているみたいだから、体調が悪い時は無理してお船に乗ってはダメですよ。

 

お遊びは体調が万全な時にするのが一番ですねえ。


2018-01-13 03:04:00

お魚が口を使わなくなると、こればっかりはもうどうしようも無いね。

 

水温低下が原因だとは思うけど実際の理由は分からんが、とにかく口を使わなくなると徹底的に相手をしてくれなくて虚しい餌撒きが続くのであります。

 

 

 

昨日の出港は7時30分でしたが、この冬一番の寒さでしたね。

 

お船は霜で真っ白けになり、バケツの水は薄い氷で覆われてましたわ。

 

キャビンの中はカセットコンロで温めているけど、それでも底冷えがしてメチャ寒くて、頭の中は家に帰ってお風呂に入るイメージだけで一杯でありました。

 

数日振りの沖行きだから情報が何一つ無いからとりあえず潟にイカリを打ってみるも、イシダイとサバと交通事故的アジが1匹釣れたのみでしたが、後々考えるとそれが懐かしいことになるとは思わなんだ。

 

 

 

昨日は風は北西からで、上潮は上りで下潮は下り気味と極めて複雑な状況だったため、ピタリとポイントに留まらない時間帯が多かったものの、とにかくお魚が口を使ってくれませんでした。

 

イカリを揚げるための専用バッテリーがダウンするほど場所を変えてイカリを打ったが、魚影は確かにあるもののどうしても餌を口にしてくれず、朝一の釣果が全てになっちまった。

 

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完全なる坊主こそ免れたものの、ひと切れのお刺身も確保出来なかったのは残念至極でありました。

 

 

 

気象庁の予報によると今朝の最低気温はマイナス3度ということですが、どうにかこうにかしてアジのお刺身を確保して貰いたいものですね。

 

お魚の食い気が戻ってくれてるのを祈るだけですわ。


2018-01-12 03:17:00

強風で4日間のお休みでしたが、とにかく寒かねー!

 

高千穂あたりは1日中氷点下の真冬日だったそうで、寒過ぎって感じだね。

 

ラニーニャなのか黒潮大蛇行の影響なのか知らないけど、今年はとにかく寒い冬って感じがしてるのは自分だけだろうか?

 

昨日もお船の整備を終えて 「困った時の吉園さん」 の工場に立ち寄り暖炉で暖まらせてもらったけど、暖炉ってのはエアコンやストーブと違って遠赤外線を出す関係なのか、体の中からポカポカしますがね。

 

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そう言えば寒くなってほぼ毎日吉園さんの工場に立ち寄ってますが、この暖炉がいつの間にか自分を引き寄せてるみたいなんですなあ。

 

ゆらゆらと立ち上る炎を見ながら他愛もないことをあれこれ考えるのが楽しくて仕方ないのですが、寒い時の暖炉にはなにか知れぬ魅力があることをこの年になって初めて知ることになった訳ですけど、こりゃ夜にアルコール片手に過ごすことが出来たら最高の贅沢かもしれませんね。

 

 

 

ところで原油価格がじわじわと上昇してますなあ。

 

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OPEC加盟国が協調減産しているのとイラン国内の不安定化が背景にあるみたいですが、この傾向はチョイと長く続くみたいですね。

 

今現在ガソリン価格がリッターあたり140円前後ですけど、まだまだ上がる気配なので少し心配であります。

 

毎日内海に通ってますが、往復60kmなので1ヶ月の燃料代はかなりな金額になりまして家計を相当圧迫し始めているけど、職場である港に行かない訳にはいかないので、苦しいところですが踏ん張らないといけませんね。

 

 

 

ところで昨日お友達の漁師さんが強風の中出て行ったけど、お昼の時点で鵜戸まで行ってダゴチンと言ってたが厳しいですねえ。

 

多い時には1日アジを30kgくらい釣ってくるお方なのですが、最近は釣果の苦戦続きに加え市場の価格暴落もあって相当キツそうにされております。

 

定置網の影響は計り知れなくて、1本釣り漁師が漁業をやっていけなくなる環境を作ってしまいましたなあ。

 

あんな立派なデカアジが1kgあたり300円しか値がつかなきゃ、誰も苦労してまでアジ釣りしなくなりますわな。

 

定置網の設置は結局のところ魚価を極端に落とし、漁師をどんどん減らすことになってしまいましたなあ。

 

 

 

さあてそろそろ内海に出立して久しぶりに沖に行ってみるけど、アジはどこかに居てくれるでしょうかね。

 

マキ・シャカ船みたいに便と称して観光遊覧やってりゃ良いって訳にはいかないから、何としても今夜のお刺身を捕まえないといけないね。


2018-01-11 04:52:00
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毎日てげ寒かねー!

 

荒天で沖に行けないし、時々みぞれ混じりの雨が降ってくるのでお船の整備も出来ないしで、結局朝ごはん作って食べて布団にくるまってメールをピコピコしただけで昨日は終わっちまった。

 

これと言ったネタもないから 「何書こうかなあ?」 と考えあぐねてたら、京都大学に行かれたセリカの君さんからメダイ釣りをした内容にメールが届いたので、今日はそれを書かせてもらいますわ。

 

セリカの君さんは、ノーベル賞を受賞されたiPS細胞の研究で有名な山中伸弥教授がおられる京都大学に、准教授として去年7月から務められてる優秀な学者さんなんですが、自分から見るとチョイと変ちくりんな釣り好きなフツーな中年のお方にしか映らないけど、実際はその道ではもの凄いお方らしい。

 

http://www.miyazaki-u.ac.jp/ttkikou/young-res/honda/

 

去年の宮日新聞にも彼のことがデデーンと載ってたけど、新聞の顔写真みた時 「あんた、何をやらかしたのよ!」 と思ったものの中身をよく見たら、長年の研究成果が評価されて山中伸弥教授のもとに研究の場を移すことでありました。

 

 

 

そのセリカの君さんが舞鶴からメダイ釣りに挑戦してきた内容のメールが送られてきましたが、初挑戦で90cmと80cmの2尾のでっかいメダイを釣り上げたそうな。

 

最低でも10号のハリスの胴付仕掛けが必要らしいけど、あいにく売り切れてて8号の仕掛けで挑戦したらドラグ調整が上手くいったみたいで、バッチリ確保できた模様です。

 

100メートル位の深場らしいけど、自分は釣ったことも無いし食べたことないから食リポを頼んだら、次のようなリポートを送ってくれました。

 

 

 

 

 

「はい、メダイ釣りに行ってきました。
いやぁ~、毎日せいゆう丸のHPを指をくわえて見ていたら、
釣りストレスも溜まっていくというものです(笑)。

一度は日本海で船釣りがしてみたいと憧れていたので、
今回は夢が一つ叶いました。
次はおそらく4月頃、乗っ込みの真鯛を狙いに出撃する予定です。

腕と言うより竿とドラグ調整のおかげだと思います。

腕はまだまだです。
上手な方に比べると、まだ手返しが遅いですねぇ。。。

そうですよね、「やりとり」をしているとどうしても周りの仕掛けを
巻き込んじゃいますよね。

次からは近くの誰かが大物を掛けたら、
サッサと避難するように心がけます。

(自分の時は気にしません(笑)) 

 

 メダイは

刺身(済み)
昆布締め(済み)
アラ炊き(済み)
粕漬け(まだ)
カマの塩焼き(まだ)
鍋(まだ)
でいただくつもりで捌きました。

体表をぬめりが覆っているので、釣ったらすぐに
ビニール袋に放り込まないと、クーラーがたいへんなことになります。
ちなみに、僕のクーラーにはまったく入らず、
船長から発泡スチロールをもらいました。

体表面のぬめりは米ぬかでしっかり取りました。
ウロコは巨体にもかかわらず、とても剥がしやすかったです。
皮は思ったほど硬くありません。

身は真っ白でぷりっぷりです。
刺身の食感はモッチリと舌に吸い付くようでした。
上品な甘さがありますが、味としては淡泊です。
虹色がかったお刺身はとてもきれいでした。
淡泊な分、昆布締めが絶品でした。

 

アラ炊きも抜群です。
メスで大きな卵(いわゆるメダイコ?)を持っていたので、
丁寧に取り出して炊いたのですが、いやはや、これが最高でした!

粕漬けと鍋はかなり大きな切り身でいただこうと思っているのですが、
今からとっても楽しみです。

はい、一人ではとても食べきれないので、次は鬼灯にお送りしますね。

もらってくれて、美味しく食べてくれる誰かがいればこそ、
たくさん釣りたくなるというものです。」

 

 

 

 

ということでした。

 

 

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メダイは塩焼きや干物で美味しいイボダイの仲間らしいけど、かなり大きくなるんだね。

 

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これは魚屋で時々見かけるイボダイですが、福岡の魚屋では良く見かけた気がします。

 

 

 

メダイなるお魚は一度は釣ってみたいお魚だけど、今度釣れたら佐土原の居酒屋鬼灯(ほおずき)に送ってくれるそうなので、それを待ってたほうが楽で良いかもね。(笑)

 

 

 

さあてそろそろ内海に向かって整備でもしましょうかね。

 

明日から沖に出られそうですわ。


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