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せいゆう丸釣行記
今季の潟はなんでこんなに釣れんのやろうか?
釣れないというかお魚がまるでいらっしゃらないし、潮が徹底的に動かない。
こんな海は初めてであります。
で、仕方ないので沖に行かざるを得ないが、この時期西風が強いと沖に出るのに相当な覚悟が要りますねえ。
昨日もまだ暗い中、船中で鍋焼きうどんをツルツル食べていると、近くのワシントニアパームの葉っぱがザーザーと音を立てていた。
「まずいなあ。」
予報では風が取れる感じだったがどうもそうではなさそうで、ふと辛い1日を予感させられたのであります。
海に出るとやはり潟でも白波が出ておりましたが、お魚は全然いらっしゃる気配はなく、先に出て行ってたSI氏の竿が曲がる感じでもない。
「沖に行こう!」
という事で沖に行きましたが、そりゃ風波で修行のような状態で釣りをしてましたが、さすがに体力がお昼までしか持たず、早上がりとなりました。
潮は適度に上ってましたが北西の風が強く、イカリ綱を長く伸ばさなけらば掛からなかったが、真逆の力関係で南北に40mくらい移動しちゃうから、お魚が落ち着いて喰ってくれなかったが、一晩のお刺身はなんとか確保できてホットしましたわ。
イサキはやはり棚を掴むことが肝心でして、それを外しちゃうとまるで釣れませんね。
天秤釣りの基本ですが、餌が頻繁に取れれれば棚が深いから仕掛けを数メートル上げてやり、まるで取られず残っていたら棚が浅すぎる証拠だから下げてやる。
そして潮の速度は常に変動しているから、仕掛けが底から何メートルの位置にあるかを意識しなきゃダメだね。
「底から何メートル」 を身に付けるようになると、格段に釣れるようになりますわよ。
さてと今日も風が強いだろうが、潟にはお魚が居ないので沖に行かなきゃいけないかなあ。
人も高齢になると抵抗力が相当衰えるようで、大正生まれの90歳の親父殿も風邪をこじらせて肺炎一歩手前でありました。
連休ということもあり宮崎市立田野病院に行けなかったようだが、自分が一昨日たまたまお泊りで様子を見に行った時に、妙に咳き込んでてたのに気が付いたのが良かった。
気管支炎で肺炎の一歩手前だそうで、入院の必要はないものの、抗生物質のお薬とたんが切れやすくなるお薬をもらって安心した。
お船でお付き合いしているお方達は比較的高齢のお方が多く、まあ平たく言えば爺っちゃま達なんだが、とある方から先日 「船長、体調悪くして次回キャンセルするわ。」 との電話を頂いた。
毎回お友達とお二人でお越しになるのだが、気になったのでそのお友達に電話をして聞いてみたら、 「ああ、あいつはとても悪い病気に罹ってしもて、もう船に乗って釣りどころじゃないよ。葬式の準備しとるわ。」 とのことでありました。
何も知らない自分は 「ああ、そうなんだ。」 と、ついこの前まで楽しく会話して釣りを楽しんでいた時の事を思い出しながら、ブルーな気持ちでカレンダーから予定を削除する作業をしちょりました。
ところが昨日の昼前にそのお方から 「船長、復活したわ。16日から行けるから頼むね!」 と明るいお声のお電話だった。
「あれ?」 とキツネにつままれた思いでそのお友達に連絡したら、 「おお、そうそう、あいつから話を聞いてもうてっきり駄目だと思っとったが、大したこと無かったみたいだわ。ワッハッハー!」 と電話先で笑い飛ばしておられた。
やれやれ、お互い腐れ縁の友達と言っておられたが、まったくお騒がせなお方達でありますなあ。
昨夜は削除した予定を、またまた書き直す羽目となりました。
冬の寒い時期になりますと年を重ねたお方はどうしても体調を崩しがちになりますが、もうしばらくすると必ず暖かい春はやって来るので、調子悪い時は遊びは避けて体力を温存するようにしてくださいね。
自分はキャビンの布団の中でぬくぬくと体力温存してるけど、後ろを見たら皆さん寒風の中、修行か拷問が如く釣り竿上げ下げしておられるから、そりゃ体調悪くしてもおかしくはないわな。
昨日の爆風もどうやらおさまったようで、今日は比較的穏やかな1日となりそうですね。
そろそろ沖に出る準備しましょうかね。
昨夜は親宅にお泊りして先ほど帰宅したので、書き込みが遅くなりました。
90歳の父親は咳き込んでて微熱があるみたいだったので、今日病院に連れて行くことにしましたが、年齢が年齢だけに肺炎が一番怖いのであります。
今日は西の風が強い予報だったので、潟の調子が悪いこともあって昨日のうちから沖に出るのを中止にしてました。
沖に出れば幾ばくかお魚釣れるけど、最近の潟の不調を考えるととても楽しい釣りにはならないので、やむなしの判断であります。
西風が強くても内海の潟には耐えられる場所はあるものの、間違いなく延々と餌撒きするだけに終わるだろうから、それなら最初から別のお遊びをしたほうが良いので、そういたしました。
さて、先ほど家に入る前小鳥のさえずる声が聞こえたので上空を見上げますと、かなりの数のツバメが元気に飛んでおりました。
確かツバメは渡り鳥だったと思うが、わざわざ危ないことをせずに温暖化で暖かい冬の日本にとどまる判断をするツバメが多くなったのだろうかね。
鳥といえば、昨日アリスの谷村新司さんのラジオ番組聞いていたけど、あのお方何でも知ってらっしゃって、渡り鳥の話題が面白かったなあ。
普段海の上ではウミネコのカー助と遊んだり、帰港するとカラスやトンビと戯れてるから鳥とは毎日顔を合わせているけど、飛ぶためのエネルギーは相当なものだと感じます。
だから何千キロも大陸間を移動する渡り鳥にとっては、それこそ命を掛けた行動と思いきや、谷村さんによると対してエネルギーを使わず移動できるそうな。
というのも、渡り鳥たちはかなりの高度を気流に乗っかって浮いてるだけで、地球が勝手に回ってくれるので、暫らくフワフワ浮いていたら目的地が自動的にやってくるそうな。
そんな話しを渡り鳥に聞かせたら 「そんな簡単なものじゃないわい!」 と腹立てるかも知れないが、そう言われればそうかもしれないね。
最も高く飛んで移動する鳥はなんと鶴の仲間のアネハツルらしく、ヒマラヤのはるか上空を飛んでく姿をカメラに捉えられたらしい。
そんな訳で釣りのネタがないので、こんなことしか書けませんでした。
昨日は、結局1日内海でお船の中で雨音聞きながら鍋焼きうどん食べて、昼までおねんねして、昼からはGPSのデータ整理をしちょりました。
今から親を病院に連れて行きますわ。
予報では雨ということで昨日の漁は諦めておりましたが予報がチト変わりまして、絶好のコンディションではなかったが何とか午後まで漁をすることが出来たけど、とにかくどこに行っても潮が動かんでしんどい1日でありました。
午前5時前に堀切峠から真っ暗な海を観察すると、ちょうど内海の真東の海上に明々と強烈な光の群れを発見。
はい、北浦の直海港から出撃してきた巾着網軍団が、根絶やし漁をしている真っ最中の模様でありました。
しかも最近自分がイサキやチダイを比較的安定して釣っている場所のようで、一気に戦意喪失してしまいましたなあ。
でも気を取り直していつものとおり潟に船を付けてみたけど、やはり潮がまるで動いておらず、お魚の群れはどこにも見当たらない。
全然釣れる感じでなかったので沖に行くことにしたが、日が昇るにつれて北西の風が強まり始めたので、ほとんど賭けのような沖行きでしたが、結果的にはお昼頃まで我慢して高い波に耐えながらも漁をすることができました。
沖もこれまた潮が全然動いてなく軽い錘が真下に沈んで行く始末でありまして、完全に流速0mでしたがね。
しかも水温計を見てみると先日と比べて一気に2度低下してまして、完全に真冬の水温になってましたわ。
とりあえず魚影は出ていたので巾着網軍団の影響があるかないかはハッキリしませんでしたが、とにかく潮が動かないとお魚は 「ボー」 っとした状態でほとんど食欲は沸かないみたいですね。
時折デカサバが喰ってきたけど散発的で、いつの間にかどこかに行ってしもてサバも釣れなくなった。
結局 チダイ サバ ニベ サゴシが釣れただけで、アジ イサキの姿をまったく見ることができなんだ。
帰りに再び潟に船を付けてみて1時間ほどチャレンジしたもののピクリともせず、タチウオ1尾で終わってしまいましたね。
本当に今年の冬は強烈にお魚が釣れませんわ。
釣れないからお船は誰も出て来ない状態でして、昨日は土曜日で雨も降ってないのに見渡す限りお船は1艘も見えなかったですね。
それでもシケでない限り毎日漁に出ないといけないので何とかしないといけないが、釣れないので釣りに出て行くお船が少なくなったので情報が極端に減りまして、特に南の遠い場所の状態が分からなくなりました。
潟は全く駄目だし、沖は風と波で行けない日が多いし、南の遠い場所も調子良いとは聞かないし、鵜戸に行ってる漁師も市場の価格が暴落しているのでやる気を無くして出て来なくなったしで、完全に八方塞がりの状態なんですなあ。
今日は雨が降ってて海はシケてるみたいなので、これから内海に向かってお約束の鍋焼きうどんを食べて、お布団の中で週刊文春でもゆっくり読んで、日曜日のお休みを楽しむことにしましょうかね。
毎日のことだけど、朝2時過ぎに目が覚めて、釣行記をこうしてパチパチ打って、半額ハンティングしたのち内海に向かって鍋焼きうどんをツルツル食べて、キャビンのお布団の中でしばらくお寝んねするのが自分の朝のスタイルであります。
ほとんど毎日こんなことやってるけど全く飽きが来ないと言うか、自然に普通にルーチン化しております。
昨日は前日キス釣りで寒い思いをしたからか、それとも初めからお休み決めてたからか知らないが、とにかく眠くて眠くてお昼近くまで船の中で寝てました。
とにかくあの港は波がまるで立たないから揺れないんだよね。
自宅で寝てるとかあちゃんから何か言われそうで落ち着かないけど、お船だと誰から何も言われないから落ち着くんだよな。
ということで、昨日はただ寝てたので何も起こらず特に話題もありませんが、チト気になるニュースがありまして、昼過ぎ帰宅して調べてみた。
日本老令学会というのがあるそうで、社団法人らしいが多分お医者さん達の業界と思われるが、そこのワーキンググループが高齢者は75歳以上と定義しましょうとのことだ。
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/proposal/pdf/definition_01.pdf
現在は高齢者は65歳以上となっているが、近頃環境が良くなり若返りしているので10年伸ばしましょうとのことらしい。
ということは人口に占める高齢者の割合が一気に減って、高齢化問題は片付くってことか?
冗談じゃないぞ。
それって完全に国が年金受給の年齢を遅らせるための下準備じゃんか。
自分の親の世代は55歳が定年で、その年から年金が支給開始されてたようだが、その親も今年91歳でピンピンしているけど、まあ喜ばしいといえばそうなんだが、実に35年以上年金を受け取っている勘定になる。
35年働いて35年以上年金を受け取っている訳だから、そりゃ年金の台所事情も悪くなる訳だわな。
だからと言って 「まだか、まだか」 と喘ぎながら毎日働いて、伸び行く定年と年金受給の年を追いかけている我々に対して 「高齢者は75歳以上なんだから、年金はまだまだ先よ。」 と冷たく突き放すつもりなのだろうか。
今になって気が付いたが、 「一億総活躍社会の実現」 ってそういうことね。
早い話、年を取っても国は面倒見きれないんだから、とにかく働いてちょうだいねってことか。
まあいきいきと働くことは悪いことではないが、しかし拠り所を失って働くってのはしんどいわな。
医療費も親の世代は1割負担で済んでいるが、自分たちは3割負担が減ることはなかろう。
つまり病気になってもおいそれと病院には行けないよね。
そんなこと考えながらスパコン予報を見ていたら、多分ダメだろうと思ってた海の状況が少し良くなって来たので、今日はとりあえず出てみることにしますわ。
それにしても腹が立ちますがね。