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せいゆう丸釣行記

2016-04-04 03:43:00

海の上では何が起こるか分からんから大きな事はあまり言えないけど、海が荒れていたら自分は絶対に出ないことだけは間違いない。

 

特に波浪注意報が発令されたら、堀切峠から海を見なくても出ることは絶対にない。

 

ところが一昨日信じられない出港事例がありまして、昨日そのことを思い出して1日中モヤモヤしておりました。

 

 

 

一昨日は午前5時30分に堀切峠に到着して海を臨むと、暗がりでもハッキリ分かるシケだったので 「残念でした」 のメールを送り、例によってお船の中で鍋焼きうどんをパクパク。

 

 

少し休憩したあとジュニアくんの油圧ステアリング改造工事をやり始めたが、部品が足りないことに気づき、ナフコでお買い物して帰ってきたのが午前10時頃でありました。

 

ところが港には軽トラックが2台止まっていてお船が1隻いない。

 

「嘘やろー!」 と半分信じられない思いから携帯電話で確認したところ、「鵜戸沖に来てるよー」 と能天気なお返事が帰ってまいりました。

 

「シケてるでしょうに、何で出たのよ!」 と半分怒りながら語りますと、「そんなに波無いよー、風波でポイントに上手く付けられないけど。」 とのご返事でありました。

 

 

 

まったくアンビリバボーな行動でして、80才過ぎた良い年こいたご老人がシケの海に何しに行ったのか分からんけど、海上保安庁や警察のヘリコプターが出動する事態にならんで良かったわ。

 

午後になるとますます北東から風波が強くなり、さすがにマズイとお思いになって戻り始めたらしいけど、向かい風・向かい波が強烈で鵜戸から1時間以上かけてやっとのこと帰港できたげな。

 

こんな時にエンジントラブルなんぞ起こしたら完全にアウトで、もしそうだったら今日あたり告別式だっただろうね。

 

自分はこの欄で、「年取ると三半規管が劣化して揺れが分からなくなるのかも」 と冗談めいて書いていたけど、意外とそんなことがあるのかも知れませんが、もしそれが事実だとしたら、ある程度の年齢になったら船舶免許を自主的に返納してもらわんといかんね。

 

あんな無謀な行動を起こして人に迷惑かけてしまう前に対策打たないと、自動車で歩道を暴走したり高速道路を逆走したりと同じことをやらかすかも知れんよ。

 

危ないねえ。

 

 

 

ああ、それからお船を所有しているお方から 「今日は釣れてますかー?」 のお電話をいただくことが良くありますが、大シケの日にこれを聞いてこられると、さすがにイラっとしますがね。

 

お船に乗っけてもらう立場のお方でしたら、「今日は低気圧でシケてるから出られないんですよー」 などと丁寧にお答えしますが、お船を所有しているお方には、「あなた天気情報確認してないの?」 とつっけんどんに答えるようにしております。

 

天気予報は刻一刻変化しまして1日でがらっと変わることも珍しくありませんが、「あれー、天気予報では波1mと言ってたのにシケてるのー?何でー?おかしいねえ。」 といったお電話もありますが、たいがい2日前の天気予報を鵜呑みにした結果であります。

 

中には船で釣りに行かれようとしているのに、車で港に来る途中に堀切峠に回らずトンネルくぐってお越しになり、海の状況を全く確認することなく出港するアンポンタンの船長さんもおりますがな。

 

見かけたら、「まさか出港されるんじゃないですよね? かなりシケてるから港出たとこで転覆しますよ」 と教えてやる。

 

すると驚いた様子で 「ええ!マジッすか? 全然知らなかったですう。」  

 

 

 

もうヤレヤレでございます。

 

 

 

今日は雨がどれくらい降るかで決めますが、少しずつ波は収まってきてるかも。

 

時間遅くして出られれば出てみるかな。


2016-04-03 06:30:00

まずはこのお写真。

 

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これは西都のピーマン農家のお方からいただいたピーマンとパプリカでありますが、ものすごく大きくて立派なお品でありました。

 

ありがたくいただいて家に持ち帰ったらかあちゃんが、「買ってこんけりゃ良かったあ」 と、取り出したスーパーで買い求めたピーマンと比べるとまるで違っておりました。

 

「カットせずそのまま焼いて食べると、中の水分が残ってジューシーで甘くて美味しいですよ」 とのアドバイスを頂いてましたので、洗ってグリルにこんな感じで入れて焼いてみました。

 

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このグリルはかなり大きなお魚が焼けるサイズのものですが、4個入れたら満杯になってしまいましたがな。

 

加減がチト分からず火を通し過ぎた感もあるが、とにかく美味かったですわ。

 

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丁度半額で買ってたコテッチャンがあったので一緒に和えてみましたけど、戸村のタレをチト付けて食べると最高でしたよ。

 

 

 

ところで先日嫁さんの車検を受けた時のことでありますが、年度末の駆け込み車検でそりゃ凄い数の車で溢れかえっており、検査官はかなり忙しそうにしておりました。

 

自分は一番最後の順番だったので、ウインカーやライトの上げ下げを点検する多分20代の若い検査官にねぎらいの意を込めて 「この時期は忙しいですね。ご苦労様です。」 と声をかけた。

 

するとそのお方の口から出た言葉が、「ハイ、この時期は割りが合わんのですわ。」 と申された。

 

 

 

「ムム!割りが合わん?」

 

 

 

とっさにこのお方の将来を憂えてしまいましたなあ。

 

このお方の職業だと働く時間やお休みや給与や福利厚生など、おそらく将来に何の心配もないものと思われますが、お若い時から苦労されず過ごされると、このような考え方が頭の中に増殖してしまうんだよね

 

相当努力してお勉強されてその職に就かれたのでしょうが、人生がそこまでの努力で決まってしまうとかなりマズイんだよなあ。

 

教えてあげるけど、割りの合うお仕事なんてこの世にはございません。

 

あるのは自分のお仕事が楽しくてやりがいがあるかだけでして、決して金銭に比較するべきものではないですよ。

 

残念ながらそれに気が付くには相当な年数が必要ですけど、最後まで気が付かないお方も多いはず。

 

1人の人間が持っている実力なんて大したものじゃないですけどねえ。

 

 

 

今日も雨天で海はシケ状態だから、休漁してジュニアくんの油圧ステアリング改造工事の続きをいたします。

 

一人でやることだから時間と手間がかかってしようがないですわ。

 

でも頑張ろうっと。

 

 

 

 


2016-04-02 04:09:00
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去年の8月7日に、この欄に書き込みしたトライムスファクトリー(http://r.goope.jp/sees/info/964608)の吉園代表にチトご用がありまして遊びに行ってきましたが、何十年前かのダットサントラックが置いてありました。

 

ボデーには錆があちこち出てましたがエンジンは快調で、チョーク引いてアクセルパタパタする火入れの儀式のあとセルモーターを回すと 「ボロン・ボロン・ルロロロー」 と回り始めた。

 

ボンネット開けてもらってエンジンルームを覗くと、ステアリングはラックピニオンではなく、最近まるで見かけなくなったごついリジッドタイプのボール・ナット機構でありました。

 

窓は自分憧れの三角窓でして、春爛漫の今の季節にこの車を走らせると、この窓から心地よい薫風が味わえそうでしたね。

 

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吉園氏とお話していたら、年度末はむちゃくちゃ忙しかったそうな。

 

駆け込み車検も多かったそうだが、スゴ腕のため色んな方面から仕事の依頼が舞い込んでくるそうで、しばらくは海遊びもままならない位多忙なご様子でありました。

 

技術を持っているって素晴らしいことでありまして、最近のディーラーの整備工さんはアッセンブリー交換くらいしかできないようですが、ここの工場ではエンジンがフツーにバラしてあって組立作業をなされておられる。

 

吉園氏はクラシックカーをこよなく愛でていらっしゃるようだが、そんな技術がなければ出来ないお話しだね。

 

このダットサントラックがどんな風に仕上がるか、とても楽しみであります。

 

 

 

さてと、今から漁に出立しますが、驚いたことにそれまでの穏やかな予報がガラリと変わりまして、昨日の夕方には北東からの強い風が吹き始め今日の波は2メートルとのことで、波が立っていればひょとするとお休みになるかもね。

 

堀切から確認して連絡することになってますが、リストのナンバーワンに君臨し続けていらっしゃるお方ともなりますと、最後の最後に劇的なドラマをご用意なさっているのかね?

 

さすがに最強でありますなあ。

 


2016-04-01 05:15:00
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朝から雨模様のため、昨日は休漁して橋の下の天然ドックで2隻のお船の修理をしておりました。

 

まずはジュニアくんの操舵システムを、メカニカルから油圧に変更することから始めることにいたしました。

 

ジュニアくんは古いふるいお船なもので、大昔のワイヤーケーブルを使ったメカニカル操舵のステアリングはめちゃくちゃ固くて操船が嫌になるくらいでしたので、絶対に改造しよう考えておりました。

 

自分は今まで何艇もお船を乗り継いできましたので、艤装に関する小物は沢山確保しておりまして、油圧操舵システムのヘルムポンプ・油圧ホース・シリンダー類は全部揃っておりましたので、改造するのに特に出費することはないですね。

 

問題はメカニカルのステアリング周辺と、船尾のドライブ取り付け辺りを外すのにナット類が塩害で腐食していて、どんなに力入れてレンチで回すもビクともしない。

 

いや、見ただけで回る気がしなかったので、グラインダーでぶった斬る作戦に変更。

 

ところが発電機の調子が最近悪かったのを思い出して、こちらの修理から手がけることに。

 

修理をやりかけていたら、 「宮崎で釣り。たまには遠征したい!」 の筆者の あららさんが遊びでお越しになって、小一時間おしゃべりしていたらお昼になってしもた。

 

お別れした後、ガソリンとお弁当を買いに木花に行って作業を再開したのは午後1時過ぎ。

 

発電機のキャブレターを外してバラして中をチェックしたけど問題なかったのですが、燃料供給のホースのどこかに異物が詰まって燃料がキャブレターに届かないことが判明。

 

こちらまでバラしていくと時間がなくなるので、仕方ないのでリザーブのホースを利用して直接燃料が届くよう仮の対策を終えて、早速グラインダーでぶった斬り開始。

 

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このあと旧せいゆう丸のシリンダーを外すなど色々していたら時計は4時を回り、焼酎タイムのため帰宅することにしました。

 

 

 

今日は油圧ヘルムを取り付けるのに直径10.5cmの穴を開けねばならないが、さあて専用道具を持たないので鋸を使ってチマチマ切りましょうかね。

 

 

 

明日は、午前中は何とかなるかも知れませんが、カレンダー見ると過去に何度も悲しい思いをなさった方のお名前が書いてありましたので、予断を許さないのであります。


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