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せいゆう丸釣行記
我が天然の養殖場は、豊漁 好漁 貧漁を繰り返しながら、おかげなことに全くのゼロを未だ経験しておりませんが、いつかその日が来るのではと怯えてる今日この頃であります。
昨日もゼロではなかったものの極度の貧漁を経験したもので、その恐れの気持ちが一段と高まっている次第であります。
せっかく釣りに来て夜の晩酌でお刺身食べられないとなりますとかなり悲しいものがありまして、何が何でもアジのお刺身を食べるべくお魚を探し回らんといかんのであります。
こんな時はキャビンで昼寝するどころか、目を血走らせながら魚探とにらめっこしてイカリ上げを繰り返すことになりますね。
まさに昨日がそんな日でありました。
水温17.5℃で潮動かず。
養殖場に到着するとお魚は居るにはいるが群れが散り散りになっていて、モワッとした集団になった場所がいくら探してもありませんでした。
上のお写真がまさにそうでして、居るにはいるのだが活性がないというかボーッと漂っているだけの感じでしたね。
どちらかと言うと表面水は上り潮のようでしたがほとんど潮が止まった感じで、南側にもいないし北側にもいない。
イカリの打ち換えを何度したか覚えとらんくらい探し回りましたが、結局瀬の頂上付近が一番良かったみたいです。
それでも30分から1時間に1匹食ってくる程度なものですから、餌撒きと仕掛け投入が虚しい作業に思えてならないが、こればっかりはどうにもならん。
お魚が居なくて食わんのであれば居る場所に移れば良いが、居るのに食わん時は如何ともし難くて、ただ食ってくれるのをひたすら待つしかないのでありまして、その時間を人様がどう考えるかであります。
自分だったら 「ああ、今日は食わん日だわ」 と諦めてちゃっちゃと道具を仕舞って帰っちゃうけれど、皆さん黙々と仕掛けを投入して時合いをお待ちになっておられるから、どうにかしてその期待に応えんといかん。
結局瀬の上で辛抱することにしましたが、風が西から北に、北から東に刻々と変わるので、前に移動してのロープワークがこれまた忙しい。
寝る暇なくてヘロヘロになり、しかも超貧漁に終わった辛い1日でありました。
船中20匹行かないくらいの超貧漁に終わってしまいました。
アジの他、チダイ・本カワハギくらいだったかな、魚種も少なかったですね。
今日も出漁しますが、昨日のこと考えると憂鬱な気分になりますがね。
昨日の予報では明日は雨模様みたいですが、今日の昼前の予報で雨が降るようなこと言っとればお休みにしますね。
チト疲れたわ。
疫病神出没警報が発令されたので、昨日はいつもより30分早い7時の出港でありました。
早く出たのが幸いしまして、養殖場に到着したころ疫病神のお船は全速力でこちらに向かっていたけど、途中自船を確認して断念したのかわからんが、急に方向転換して南に下っていかれた。
安堵して心静かに丹念にお魚の付きを探りますと、上り潮が来ていたようで南側に魚影が多く、北側にはどなたもいらっしゃいませんでした。
ところが水温が17℃ちょいで、チト低い感じ。
風は北西からでしたが、山の関係であちらこちらから吹いてきて、一定の場所をキープするのにロープワークが忙しい。
魚影はあるにはあるが何故か岩礁にかなり近い場所で密度が濃い感じで、経験上だいたいこんな時は活性が低い場合が多いのであります。
案の定最初の1尾が食ってきたのは何度も仕掛けを投入してからのことでありました。
食っては来るが針外れも多かったようで、船中30匹が精一杯の貧漁でございました。
しかし1尾のサイズが皆でかいので、食べごたえはあると思いますよ。
他にイシガキダイやチダイ・ソーダガツオ・サンノジも釣れてましたね。
漁友にあちこちの情報を聞いてみますと、全体的に食いの気配が全くなかったそうで、ほとんどのお船がゼロの釣果で心折れて皆さんご帰還されていたそうな。
そのことを聞いて、先日イルカ沖のアジ釣り場を探索した際まず釣れる状況にないことを確信していたので 「やっぱりそうか」 って感じでしたね。
ところで針外れで思い出しましたが、天秤仕掛けで船べりでのアジの取り込み方法のキモについてチトお教えしたいと思います。
「あれー、外れて魚が付いとらんかったあ。残念!」 てな落胆のお声を最後の最後でお聞きすることがありますけど、船べりまで寄せていながら取り込み方がスムーズでなかったため、アジ様を竜宮城にお返しするパターン良く拝見いたします。
その原因は、ズバリお手々が遊んでいるからであります。
リールを巻いて天秤を右手で掴んでからの所作がスムーズでないと、せっかくのお魚を逃がすことが多くなります。
特にアジの口は柔くてゆるくてすぐ穴がほげるので、少しでも糸を弛ませたりすると針の返しが効かないので、ハイさようならになっちゃうんですよね。
真鯛などのお口周辺が硬いお魚は針掛りするとガッチリ刺さって、取り込んで針外しするにも針の返しが邪魔をして、ペンチが必要なほど外すのに難儀することがあります。
一方アジのお口は大部分が薄い膜で出来ているので、針が刺さると引っ張られる力で穴がほげてどんどん大きくなります。
こうなりますと針の返しはまるで用をなさなくなりまして、人様に引っ張られているからただ上がってくるだけの状態になるのです。
で、巻き上げた後に天秤を右手で掴んで左手で握っている竿を置こうとする時が問題でありまして、ご丁寧にゆっくりとロッドホルダーにガチャンと置こうなんぞしていると右手がお留守になっていて、それまで引っ張ってきた糸が止まった状態になってしまうのであります。
こうなるとアジ様のお口に掛かっていた針が膜の穴の中で遊び始め、そのうちスルリと抜けてサヨウナラになっちゃうのです。
ですから、左手の竿をサッと素早く船べりに置きながら、右手をゆっくりでも上げながら引いて、フリーになった左手で糸を掴んで、後は右手と左手でサッサと引き上げるだけなのです。
拝見していると針外れのほとんどが竿を置く時に右手が止まって発生しているのですが、どうやらそのあたりの具合が飲み込めておられない感じがしますので、文章で紹介させてもらいました。
今日はお天気はかなり良いコンディションのようですね。
そろそろ半額ハンティングしながら、内海港に向かいましょうかね。
まず初めに、このお写真は先日ピーマン農家をされていらっしゃるお方からお土産でもらったお野菜を、かあちゃんが味噌仕立てで作ってくれた時のお写真であります。
プロが作るお野菜はさすがに色・艶・形すべてに文句のつけようのない出来でして、家庭菜園でのそれとはやはり見栄えが違いますなあ。
いつもいつも本当にありがとうございます。
お礼の代わりに写真紹介のみで、お返し何も出来んでごめんなさいです。
さて昨日は久しぶりに365つり具えさ店にお邪魔して、店主と小一時間ほど懇談しておりました。
今年は県北でメジナが不調の反面、県南では結構釣れているそうな。
一方内海界隈のアジ釣りが未曾有の絶不調に見舞われていて、船釣りのお客様が例年と比べてかなり少ないそうです。
いやあホントそうかも知れませんなあ。
一昨日アジ釣り場をくまなく探索したもののどこにも魚影が確認できず、これじゃたった1匹のアジを釣るのも不可能だわと再認識した次第でありました。
内海界隈のアジ様が一体どこに行ったのか分かりませんが、おかげさまで我が養殖場ではデカチンアジがずっと釣れ続けております。
昨日は朝から雨模様だったこともあり、自分は早くから休漁と決めておりましたが、漁友が養殖場にちょっと行ってみるとのことで、 「ちゃんと餌はたっぷり撒いてきてね」 と念を押したうえ夕方にその結果を聞きましたところ、3時間程度の短い釣り時間だったにも関わらず、デカチンアジやデカアジが13匹・真鯛の1kgクラスなど好漁だったようです。
継続は力なりと申しますが、去年から数ヶ月にわたり同じ場所で餌を撒き続けた努力が、結果として現れれてきた感じがしますね。
釣行記をあらためて振り返ってみますと昨年末に数日絶貧漁の時もありましたが、幸いにも釣果ゼロの日は1日もありませんで、なんとかお刺身だけは確保し続けているのであります。
我が養殖場はいまのところ抜群の安定感を保ってくれているようであります。
さてさて、365つり具えさ店の店主とおしゃべりしている中で、かなりお買い得な情報を得たのでご紹介しますね。
1つ目が新品の電動リールのプレミオ3000番で、糸は付かないけど税込み26,000円です。
量販店での価格は税込み29,500円だったので、3,500円のお得。
さらに店主から 「せいゆう丸の倶楽部員です と名乗って頂いたら 25,000円でお分けしたいが良いですか?」 とのお話がありましたので、どうぞそうしてやって下さいとお答えしました。
自分としては名乗って頂くだけで嬉しいので快諾させていただきましたが、少しでもお安く提供してもらえるお店の姿勢はまっこと有り難いことでですがね。
店主より破格値だから糸が付けられないことだけはお伝えくださいとのことでした。
2つ目が中古の船竿と電動リールのセットで、新品のケーブルが付いて24,000円だそうな。
船竿はシマノの TRITON 30-350 でアジ釣りにgoodな竿でありまして、電動リールもダイワの小型で新品のケーブル付きであります。
少し触ってベアリングやドラグの状態を確認してみましたが、新品とほとんど差異はなかったですよ。
今現在船竿を持ってなくてこれから揃えたいとお考えのお方は、これをチョイスすると絶対に良いと思います。
これまた せいゆう丸 と名乗って頂きたいとのことでした。
さあて、今日はチト西風が強い予報なのでロープワークが忙しいであろうし、悪いことに疫病神出没警報が出されたので、30分早い7時の出港といたします。
また疫病神との戦いで血圧上がるんじゃないないやろか?
「ここでシャカシャカやっても何も釣れんよー」
昨日はチト変則的な漁となってしまいました。
燃料を入れたりGPSのチェックをしたりと色々準備を整えてデッキを見ると、やたら竿の数が多い。
しかもどれもこれも妙に短い竿ばかりで、リールも水深を示すカウンターが付いてなさそうでなんか変。
しかも撒き餌や付け餌がどこにも見当たらん。
せいゆう丸では、お仲間同士であれば基本何やっても良いのですが、釣れないシャカシャカを延々と続けておられるのを見るのは、こちらが慣れてないせいか結構心が痛むのであります。
ところがご本人さん達はあのシャカシャカをすること自体が面白いようで、カンパチとかヒラメとか釣れればなお良いらしい。
見てるだけでこちらが疲れてきそうなのですが、考えてみれば一昨年の冬だったらカンパチやブリがこのシャカシャカでかなり釣れただろうね。
だってその頃カンパチやブリをアジ子の泳がせ釣りで、ひとりで60本釣り上げた程青物が多かったのですものね。
だけどそのままのお姿では奥方達は絶対に買ってくれんので、切り身にして売りさばくほうが大変だったけどさ・・・。
今季の青物はアジ子が居なくなったせいかまるで釣れなかったけど、来季に期待したいね。
そんなことで餌釣りは天秤仕掛けの竿が1本だけとなり、撒き餌の量が少なくて心配しましたが、案外活発に食ってきてくれましたね。
しかも40cmクラスのデカチンアジが数匹混じり、全体的に大型のアジが多かったですよ。
昼ごろまで続けてましたがソーダカツオの中学生クラスが邪魔をし始めたので中断し、お昼ご飯のカップ麺をズルズル。
お湯沸かしのお仕事が忙しいのであります。
昼からは皆さんの要望を受けて養殖場を離脱し、イルカ沖やオネの瀬あたりを流しながら探索することにしました。
エンジン切って流し始めると即 シャカシャカ が始まるのあります。
どう見ても重労働に思えて見てるこちらが辛くなり、どうも自分にはこのシャカシャカは合わないようにあります。
1.5kgぐらいのヒラメを掛けたもののタモが小さくてうまく入らず、竜宮城にお帰りになられてもうた。ゴメン!
あちこち見て回りましたが魚影はどこにも見当たらず、アジ釣りのお船は1隻もいませんでしたね。
潟に数隻メジナ釣りのお船を見かけたけど、内海界隈の今冬のアジは壊滅状態のようにあります。
そんな厳しい状況の中でも、我が養殖場では毎日毎日餌を与え続けてきたのが良かったようで、いろんなお魚がずっと居続けてくれておりまして、毎日美味しいお刺身を食べさせてくれますよ。
ところで自分はやっぱり餌釣りのほうが良いごとありますわ。
十分に撒き餌を与えて、その代わり必要な分のお刺身を頂戴する感じが海の神様とギブアンドテイクしているようで、自分は好きだな。
仕掛けを投入して、竿を竿掛けにセットしてじっと待っていると 「プルプル」 と竿先が揺れる。
自分はそんな静かな釣りが好きであります。
今日は色々と御用が入ってしまい漁をお休みすることにしましたが、今日は幸いにも信頼している漁友が出てくれるそうで、しっかり餌を撒いて育ててくれるようお願いしておきました。