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せいゆう丸釣行記
連日数匹ずつではありましたがシマアジが釣れているので、昨日はリクエストもありそのポイントに直接向かうことに。
水温は相も変わらず16.5度と低いままと、船を走らせているあいだ潮がまったく動いていなかった状況に、その時辛いつらい1日の始まりを予感したのでありました。
漁場に到着しますと魚影があるにはあるが、群れを発見して船をターンさせてその場所に戻ると既にお姿がなくなっておりまして、群れが定着せずに移動していることが推し測れました。
とりあえず前日までに釣れていたポイントに船を停めて仕掛けを入れるも数匹で終わり、丹念に探すけどどこにもお魚がいなくなったため沖のポイントに移動。
しかしそこで釣れたのはチダイとニベのみ。
お昼前まで辛抱したけど辛抱しきれず、いつものパターンではありますが最後の望みの養殖場に向かうことにしました。
到着して水温計を見てみると16.1℃。
上潮は若干の下り潮で薄緑色を呈しており、いかにも冷たそうな感じでありましたが、まさしくその予感の通り何も釣れない。
潟に移動してみてやってみるも、本カワハギが2匹釣れたのみで終わり。
時間的に既に納竿の頃でしたが、 「もう1回戻って最後にしましょう」 との仰せに従って、再度養殖場に戻って仕掛けを投入。
しばらくするとパラリ・パラリと釣れだして、なんとかお刺身をゲットすることが出来たうえ、立派なイシダイやイシガキダイまで釣れて、やれやれでありました。
結局終漁して納竿したのは5時頃で、昨日はおよそ10時間も海の上を漂っていたことになりますが、実は昨日はお元気な爺っちゃまのお方達とご一緒だったのですが、まあ元気なことお元気なこと。
だってさ、誰一人 「そろそろ帰りましょうか?」 と言わないんだよ。
まあ凪ぎだったから体力温存されてたのでしょうが、爺っちゃまが普通10時間も海で遊びますか?(笑)
ひょとするとお目目が覚めた今頃、足腰がガクガクしてるかもね。でもこんなこと書くと怒られるかな?
自分も昨日は疲れ果てていたのかゴットリ眠り、今朝目が覚めたのはいつもより3時間以上遅い6時過ぎでした。
今日は自分の母の83回目のお誕生日で、漁をお休みしました。
昨日僅かに釣れたお魚をお造りにして、ケーキ買ってお祝いすることにします。
「今日はこれくらいまでにしてやるか!」
午後3時の終漁を告げた時、昨日一番のド貧漁に喘いでおられたお方が海に向かってそう言い放たれた時には、船中大爆笑の渦となったのであります。
昨日はチーム西諸県のお方達とご一緒でしたが、とにかくおもろい話を喋り続けておられるものだから、うるさくて面白すぎて頭がガンガンしっ放しの1日でありました。
黙っている時間がほとんど無くて、本人さん達も 「腕や足より喉が痛くなったわ」 と申されるほど、子供の遠足状態のごとくの賑やかさでありました。
しかも諸県弁で機関銃のように喋りまくるため内容があまり掴めなかったが、お魚が食ったと言っては大騒ぎ、逃がしたと言ってはまた大騒ぎでして、近くにおられたお船の方達がその度ビックリした様子でこちらを見ておられましたなあ。
あのお船の方達にせいゆう丸が、ガラの悪いお船に映ったのではと、チト心配であります。(笑)
さてさて、昨日は水温がさらに下がって16.3℃。
養殖場を探索するも、魚影がバラけていたのでイカリを打たずにそのまま南下して、西風に強い潟よりのポイントにイカリをドボン。
「オーマイガー、潮がまるで動いとらんわ」
水温が低くても潮さえ動いていれば何とかなることも考えられますが、低水温と潮が動かんとなるとお魚がラマダン状態になるのは想像に難くない。
気を取り直してとりあえず仕掛けを投入すると、大きくはないがいきなりシマアジをゲット。
数は出なかったけどシマアジを全員安打で一安心したものの、40cm超えのデカチンアジが交じるものの数が全然出ないため、昼食の時間を利用して再度北上することにしました。
後ろではカップ麺をズルズル食べながら、まだまだ子供の遠足状態が続いておりました。
北上してもやはり潮の流れはまるでなく、しかも爆風で90度近くも風向きがクルクル変わるため、船の位置が南北に30m以上振られる状況でして、釣りが成立するような状態ではありませんでした。
ところがこのお方達はそんなことお構いなしに、サビキよ天秤よで勝手気ままに大騒ぎしながらデカアジを釣っておられたので、こちらが仰天してしまいましたわ。
結局貧漁ではありましたが、お刺身食べる程度のお魚が釣れてホッといたしました。
最近フランス語を語るように、諸県弁をお話しされるビデオが話題になっているようですが、昨日船中で聞いた諸県弁はフランス語とはかなりかけ離れてた感じでしたがね。
自分がお魚釣りをする理由は只一つ、お酒を飲みながら極上のお刺身を食べられるからでありまして、そうなりますと自分はどうしてもアジが狙いになっちまうんですね。
そりゃ鯛も見栄えよく美味しいし、寒のグレも脂が乗ってて相当にうまい。
いや、どんなお魚だって釣れてくれると嬉しいのですが、でもやっぱりデカアジが釣れてくれるのが一番ありがたいと思ちょります。
そんな美味しいお魚を食べたい一心で毎日漁に出るのですが、ただ心砕くのがあまねく平均に釣れることでして、中に不振のお方を見かけると随分心穏やかでなくなる。
「なんでやろ? 仕掛け? 棚? 餌?」
魚探とにらめっこしながら、ロープワークしながら様子をうかがっててても、そのお方の不振の原因が掴めなくて歯がゆい時があります。
それぞれの思いで釣り糸垂れていらっしゃるわけですから、出しゃばってご意見申し上げることは常々差し控えるようにしておりますが、あまりの不振を目の当たりにすると心穏やかでなくなりますね。
ところがそんな悶々とした心配事が、後で振り返るとなんでもなかったように突然釣れ出すことがありまして、釣れなかった理由と釣れた理由が最後まで分からないことがございます。
まさに昨日がそんな日でありました。
午前7時の出港でありましたが、ここ数ヶ月内海界隈ではアジがまるで釣れないため、セミプロのサビキ釣り師達は海が穏やかになっても出てくる気配がまるでなく、昨日も孤独の出漁でありました。
まあ、そのおかげで全てのポイントを争うことなく独占できるのですが、あちこち丹念に探索しても今まで実績のあった一級の漁場ですらほとんどお魚の姿を見ることができず、どなたも様も出てこられないことがうなずけるのであります。
水温を確認すると16.5℃と相変わらず低く、養殖場を探索してもお魚居るにはいるがパヤーんと虚ろなご様子で、まるで活気がない感じ。
とりあえず仕掛けを投入するも交通事故的にアジが1匹釣れてきましたが、あとはまた沈黙の世界に突入したので南に下ることにいたしました。
先輩漁師からの情報で、南は上り潮が入ってきて活性あるみたいでしたので期待して移動して仕掛けを投入すると、期待通りにシマアジやマアジが1投目から食ってきたものの、そのうち潮が流れなくなると沈黙の世界へ・・・。
このように食いが悪くなりますと釣りの経験の差が顕著に現れるのでありまして、そんな時でもベテランはポツリポツリと数を重ねていくし、まず取りこぼしが少ない。
仕掛けや餌や棚が一緒であればお魚が食ってくるチャンスは多分皆一緒なんでしょうが、最終的に取り込めるか否かは経験がものを言うようですね。
「あれー?切られちゃった」 「あれー?はずれちゃったよお」 を繰り返していては釣果を期待することはなかなかできないのですが、でも考えてみるとベテラン釣り師だってそんな頃を経て上手になられたのも事実であり、そんな悔しい思いが上手になるための肥やしになるのかも知れませんね。
午後になり風も強くなりまるで釣れなくなったので、養殖場に戻って再チャレンジすることにしましたが、結果的にこの判断が良かった。
たまげたお方もいたもので、朝一の交通事故的アジ1匹で終わってしまうのかと思われたその竿が何故か突然火を噴いて、デカアジをダブルで取り込んだり暫らく入れパクをされ、瞬く間にベテラン組に追いついておられた。
それまでの極不振がなんでだったのだろうと、ご本人も周りも分からぬまま夕刻遅くなったので終漁することにしましたが、釣れない時期にしてはまあまあの釣果でありました。
一昨日のことも書かねばならなかったけど、二晩寝てしまったらほとんど忘れてしもうたのでご勘弁を。
さあて今日は例の騒々しい嵐を呼ぶ男さんとご一緒するが、どんな結末になるやらまっこと楽しみであります。
夕べ自治会の役員会がありまして寝るのが遅くなったら寝坊してしまいました。
もう出らんといかんので写真だけアップします。
ちなみに貧漁でした。
やっぱりいつものように7時に寢らんと調子悪いわい。
昨日まで3日連続の荒天によるお休みでしたが、やはり毎日港に行ってせっせと整備したり片付けしたりして、海の上で過ごしておりました。
橋の下の天然ドックで船底のフジツボ落としをしたのですが、どうしたわけか今まで左側の船底ばかりこさいでいたみたいで、右の船底にはフジツボがそれはそれはびっちり付着しておりました。
天然ドックは下が砂地なのですが、潮が引いて完全に干上がった状態の時にゴロンとどちらに傾くか予想がつかないのでありまして、どうやら最近船底ゴシゴシしていたのは左側ばっかりだったみたいです。
いくら船足遅く低速でしか走らないせいゆう丸でも、これだけフジツボが着いていたら燃費が随分違ったかもと思いながら、腰をかがめて一生懸命こさいでおりました。
作業中はラジオのスイッチ入れて何となくずっと聞いておりましたが、北朝鮮の問題やら株価のことやら、それなりに情報は入ってくるものですね。
お魚のことについてはチト詳しいけど、政治・経済のことはまったく分からん自分でありますが、最近株価がかなり下落してるらしいですな。
株とはいったい何なのか自分はあまり知らなくて、株価が上がる時は景気が良くて、下がることはあまり良ろしくない程度の認識でしかない。
幸か不幸か、我が家は景気の動向で生活が左右されることがないから、株価の上昇や下落に特段関心ないけれど、今回の株価の下落と円高傾向が、中国経済への先行き不安と、原油の大幅安に起因しているようなお話を森永卓郎さんがおっしゃてたな。
株価が下がって資産を大きく減らすお方もいらっしゃるのだろうけど、儲けるときは良いのでしょうが大損こいた時は真っ青になるんだろうね。
博打や賭け事したことないからわからんけど。
さて、お魚釣るために時には船をガンガン走らせんといかんこともあり、当然燃油を消費している関係上自分は燃油価格にかなり敏感でありまして、原油価格と先物商品のガソリンや灯油の値段は毎日チェックしております。
今後さらに円高・原油安になりますと、店頭販売価格がどう動くか注視しているところであります。
以前も書いたことありますが、自分の勝手な認識の上でのお話しですが、油業界全体の体質として値上げする時は素早く値上げするが、値を下げるべき時には、タンクの在庫がなんとかかんとか言い訳されて、タイムラグを理由に下げ渋る傾向があるような気がいたします。
これは多分末端のスタンドの問題ではなくて、精油メーカーや元売り商社に問題があるような気がしております。
例えばここら辺のガソリン価格は106円で軽油が96円なのですが、その差は僅かに10円であります。
ところがガソリン税は53.8円でしかも消費税が2重に課税されるから、結果としておよそ60円近くの税金が掛かるのですが、軽油は軽油引取税の32.1円でして、その差は28円あるのに前述のとおり僅か10円の差でしかないことはチト解せないのであります。
ガソリンも軽油も灯油も精製されて取引される時の価格はほぼ同じで、現在ガソリンが33円前後で灯油が29円前後ですから、元売りの思惑として、ガソリンを安く売って他の油で利益を回収するお考えで動かれているように自分には思えてなりませんね。
あくまでも憶測ですが。
まあそんな不満話しはさておき、以前1000kcal当たりのエネルギーの単価について書いたことがありますが、燃料価格がかなり下がったので、最近の単価を反映したらどうなるか計算してみました。
それがこれであります。
エネルギー 単位価格 熱量換算 単位熱量価格
電気 kwh23円 864kcl/kwh 26.8円
都市ガス m3 240円 11000kcl/m3 21.8円
LPガス m3 580円 24000kcl/m3 24.2円
ガソリン L 110円 8400kcl/L 13.1円
軽油 L 100円 9200kcl/L 9.1円
灯油 L 60円 8900kcl/L 6.8円
このような結果になりました。
飛び抜けて電気・都市ガス・LPガスの単価が高いことが一目瞭然ですよね。
自分は極力都市ガス使わず自作の灯油ボイラーでお風呂を沸かすようにしていますが、これによりお風呂の燃料費を3分の1に抑えていることになります。
電気もガスも、自宅に居ながらスイッチ入れたり元栓をひねれば簡単にエネルギーを使えるので便利ではありますが、そこには高コストを覚悟せねばならないことを知っておく必要がどうもありそうですね。
セブンイレブンの 「近くて便利」 のキャッチコピーをよく耳にしますが、「便利」 = 「お高い」 な訳でして、ボンビーな自分は決して便利には近づかず、敢えて不便を求めて生活しているような気がします。
今日は西の風がそれなりに強いようですが、アジのお刺身求めて出漁する予定です。
日頃釣りたてのお刺身しか食べないから、困ったことにシケが続くと無性にお刺身がたべたくなりますわ。