Welcome
古本屋日誌
日能研関西は中学受験の進学塾なんだが、2000年の1月に算数課の課長だった酒井が過労死する事件があった。
会社側と遺族が神戸地裁で争いとなり、最終的には日能研が謝罪する形で和解し解決金が支払われた。
今25年くらいの月日が経ってようやく冷静に振り返れる段階になったと考えている。
その当時、日能研で算数を教えていたFの話
「あの事件の時ね、社長が3000万なり、4000万なり積んで『すいませんでした』ゆうたら、もっとスムーズに解決してたん違うかな。
だから社長はバカなんだよな。上に立つものとして失格だな。
大体酒井さんが亡くなって、その翌年、職員の前で「いつまでもあのことを引きずりすぎる」とか発言してるんだから、そんなもん、みんなの怒りを買うに決まってるわけよ。そんなこともわからん人間が代表なんだからね」という。これはその通りだと思う。
社長だった小松原氏は2000年の春まだき、亡くなった酒井の故郷の静岡県掛川市まで、49日の法要に来ていた。
俺もその時いたのだが、社長に「これは過労死だから、労働時間の資料など、会社側持ってるのをぜんぶ出してくださいね」と話すと小松原氏は「それは出すけど、過労死というのは考えてない」と言っていた。
この認識は間違いだと思うけど、その当時の日能研の労働環境がどうだったのかというのも気になる。
昨日は出荷を済ませてから、久しぶりに嫁と松竹座に出向いて、OSKの「春のおどり」を見た。
6月中旬に桜を寿ぐレビューが行われるのは不思議な話だ。
3時開場で、1階から白亜の大理石に囲まれたエスカレーターで2階に上がるとスターの写真や「春のおどり」のプログラム(1800円)スターの写真集(2500円)OSK創設90周年記念誌、同100年記念誌(5000円)も販売中だ。
確か3年前が100周年で、NHKの連続テレビ小説にもなったのだが、まだ記念誌が残っているのも不思議だ。
さらにエスカレーターで三階に上がると、そこが劇場の一階席(10000円)さらにエスカレーターで、上がった2階にも一等席が設けられている。
嫁は何故か俺より遅れて予約したにもかかわらず、桟敷のすぐ横のいい席に当たっていてけなるい感がある。
OSKは宝塚がオペラ風であるのに対して、ダンスと歌が中心で、ダイナミックかつ息もつかせぬスパーディーなアクションで観客を魅了してやまない。
前半のある芝居。
初めにナレーションが流れて「姫は〇〇との恋に身を焦がしていましたが、命を奪われてしまいました。ところが奇跡が起こるのです」
そのあとはこのナレーションを、そのまま華麗なダンスで演じていく。
奇跡というのは、悪の大魔王とおぼしきもののけを〇〇が剣で突き殺して、黄泉の国から復活したお姫様と結ばれるというもの。
筋書きとしては誠にたわいないものなんだが、OSKの魅力はダンスの表現力と歌唱力にあるのだ。
今回は、前半60分が和のティストの踊り、休憩30分を挟んで、後半の75分が洋風のダンスといつ割り振りで、俺はやっぱり後半のラインダンスがよかったな。
最後は緞帳が降りてから、鳴り止まないカーテンコールに応じて、再び緞帳が上がり、ピンクのパラソルを手にして、「桜さく国」のフルコーラス合唱で幕を閉じた。
客の入りは8割くらい、1階席は右端や後ろの方は空席が目立っていた。
それもあってか、前半後半とも、スターたちが舞台から客席通路に降りてきて、客を見つめながらダンスを披露するなどのサービスが見受けられた。
6時に終わって、難波まで御堂筋をぶらぶら歩いて、高島屋のすぐ西側のビル地下にある、予約していた「さかい タチバナ」で飲んだ。
ここは以前はナンバシティ南館の1階にも店舗があったのだが、そこは閉店してしまってがっかりしたのだが、地下1階のこの店が健在なのでありがたいことだ。
まぐろ、スズキのお造り、コロッケ、キス、エビ、貝柱、穴子の天ぷら、海鮮サラダ、キムチ、きんぴら、焼きおにぎり、生ビールなど、みなうまい。(2人で10000円くらい)
昨日から新大阪のアルデ広場で小規模な古本市。甲子園に行く前、昼過ぎに覗いてみた。
場所柄、海外からのお客さんや仕事で大阪に来る人も多いので、錦絵(浅草寺の仲見世の大判のものが12000円)、図録、美術書(佐伯俊男の画集があった)、フルカラーの広告デザイン、東京の昔の写真集、昔の京都の絵葉書、70年の大阪万博関連、マンガ(林静一の古い本)絵本なんかが色々並んでいて、普通の古本市とは一風変わった品揃えだ。
タイガー立石展の図録(6800円)、宮沢りえの『サンタフェ』(帯、写真付き、3300円)、大泉がオウム真理教の修行を3ヶ月やったルポの本(1200円)なども目についた。
他に大阪の「小町書店」が例によって文庫、新書5冊800円をやって人気を集めていた。また寸心堂も得意な西洋文学のいいところをたくさん並べていた。
暑い中、御堂筋線で梅田に出て、2時半くらいに普通電車で甲子園に向かった。
甲子園駅西口すぐにある「コメダ珈琲」でプリンを食べようと思ったが、満席で、10人くらい待ちが出ているのでびっくりした。
5月中旬に甲子園に出向いた時はガラガラだったのに、暑くなるとみな考えることはおんなじだな。
試合はデュプランティエが12奪三振で完封して素晴らしかった。
昨日は仕事を終えてから、萱島で日能研関西に勤務していた同僚と飲み会。
萱島駅すぐのお好み焼き屋「もず」に5時前に集まり、お好み焼き、焼きそば、ベーコン焼きなんかをあてに生ビール、ハイボール。
日能研関西は中学受験の進学塾で、2000年に過労死事件を引き起こした。
今回はその時算数課のリーダー(課長待遇)であった、Sさんとかとあれこれお話しした。
彼は、京都大学の法学部の出身であり(1979年入学)、特段学生運動に熱を上げて社会生活がお留守になるような人でもないのに、聞いてみたら卒業してしばらく半年くらいブラブラして、小さい塾に就職したというのだ。
その後1991年に、募集があった日能研関西に履歴書を送って3時間の面接を経て採用されたという。
「社長(小松原)から電話かかってきて、初めの勤務開始予定よりだいぶ前から授業することになったわ。週に6日。さらに社長の息子の家庭教師もしてくれ言われて、休みの日に行ってたから週7日仕事してたわ」
京大法学部には『法学論叢』という論文を掲載した機関誌があるのだが、1981年春の新入生歓迎号には当時の学部長だった川又先生の挨拶が掲載されていた。
学部の入学式での挨拶のようなのだが、彼は、法学部で4年で卒業せず、退学したりする学生の実数を上げて「少し多すぎると思うのです」と発言していたのが記憶にある。
つまりある程度バックレる学生は当然出るから、それは構わないけど、多すぎるよねというわけなのだ。
文系の最難関学部とはいうものの、毎年毎年300人以上入学させれば、バカもたくさん来るからということなんだろう。
今なら川又の言うことも十分納得できるけど、その当時は(なんか冷たいことゆうおっさんやな)と感じた。
Sさんはもちろん、ちゃんと卒業してるのだが、不思議な人生だと思うのだ。
ゼミも刑事訴訟法だそうで、ここのゼミ生はたくさん司法試験を受ける。だからそういう世間に前向きな友人の姿を目にしているわけだから、より一層不思議だ。
このSさんに「日能研を辞めよ思たことはないん❓」と聞いたら「それはないな。60なる少し前、どないしょか、思たけど、ちょうどマンションこうたからな。ローンの支払い考えたらな」とのことだった。
そうなのか、2000年に日能研関西で過労死事件が発生して、彼の同僚だった酒井は50日以上休みがなかったことがわかっている、そのあたりのことはどうなのかな。
この塾では2001年の春に労働組合が出来たのだが、組合の結成を決めて意見交換をするために1月末に三ノ宮のカラオケ店に一同集合したことがあった。
そこにSさんもいたのだが「この前、上の会議で(彼は当時管理職だったので経営会議なんかにも出ていた)組合の話が職員の間で出ているということだった。
『しかし、須崎さん(わしのことだよね)は人望がないからうまくいかないだろう』ということになっていたな」と発言していた。その場には40人くらいの職員や講師がいたのだが、笑いも起きなければ、ツッコミ入れる人もいない。
国語の職員のNが「結局誰かが先頭に立ってやらないといけないということになるわけですよね」と話を引き取って、つまり自分が頑張るということなのだ。
これで終わりかなと思ったら、国語のTか、「私はそれなら組合はやれませんよ」と発言して降りるということだったが、同調する人はおらず、そのまま会合は解散となって数日後に会社に対して労働組合の結成を通告することになった。
今日も暑そうだが、三ノ宮の阪急百貨店で古本市の初日なので早起きして行ってみた。
例年阪急百貨店で古本市を開催しているが、今回は顔ぶれがかなり違っている。去年まで参加していた元町の老舗の「サンコウ書店」や大阪の「シアル」などは参加していない。
朝9時半くらいに、さんちかに着いたが、今日は全店休業日、仕方がないので国際会館の地下にあるスタバでレーコーとヨーグルトで朝食。
開店時のエレベーターは、実は1階固定なので、本来は1階で並ぶべきなのだが、あまりにも暑いので地下で開店を待った。
結局地下1階の奥にある3台のエレベーターはなかなかやって来ず、しばらくして向かって左端のに乗ったのだが、もちろん全員中年男性でぎゅうぎゅうずめ。
途中1階に停止したが、定員オーバーで誰も乗れず、すぐに扉は閉まったのだが、あるおっさんが閉ボタンを連打している。
「それな、ずっと押しとった方がはよしまんねんで」とつっこみを入れたやつがいたが、いずれにせよ無意味な行為だな。
今回は19の古本屋が出店していて、神戸、大阪のお店だ。古本市と同時開催でレコードもたくさん並んでいる。
姫路の「あまかわ文庫」は石牟礼道子の本や川崎彰彦の本をたくさん持ってきている。
丹波の「八上書林」はさまざまな文学書、文庫本を持ってきていて、どれもいいコンディションなので驚いた。
レジは集合形式で、3人1組でやっている。
1人が本から値札を外して、値段と該当する古本屋の番号を読み上げ、横に控えるもう1人が小さな伝票に記入していく。
さらにその横のレジ係は本の代金をを計算して支払い金額を確定させる。
いつも気になるのが最後に本の冊数を数えて、その数と小さな伝票の数と照らし合わせるのだが、合わないことが多い。本の冊数の方が多くなるのだ。再度数え直すため、時間がとられるのだ。
その原因は、ごく簡単なことで、上、下2冊セットになっているものがあって、伝票では当然1点と記載されるのだが、本のカウントでは2点と勘定してしまうからなのだ。
要するに不注意なのだが、毎回同じ間違いをやっている。