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古本屋日誌
2025-07-18 12:22:00
オカルト雑誌『ムー』にいた若杉良作が講談社から『天皇を覚醒させよ』を出した。
皇室に新興宗教にかぶれた女官がいて、天皇を折伏しようとしていたという話だ。
1936年に女官の島津治子は逮捕されるのだが、彼女は心霊団体に入り浸り、不敬といえる思想を持ち行動していた。
供述によれば高松宮が摂政となり、今上(裕仁のこと)は15年後に死ぬというのだから、確かに当時の基準で言えば不敬に当たるだろう。
昭和天皇はかわいそうといえばかわいそうだよね。
2.26では秩父宮を将校たちは担ぎ上げようとしていたし、ノモンハンでは何の相談もなく、陸軍の将兵はソ連との国境を超えて進軍していて統帥権など無視されているわけだから。
それはさておき、興味深いのは昭和46年に宮中から魔女とされて追放された女官の話だ。
戦後、宮中では様々な祭祀を減らしていこうという動きがあったのだが、香淳皇后はそれに反対し、古株の女官と共に、古式に則った儀式を遵守し、その頻度も従来通りにするように要求していたという。彼女ら守旧派が抗争に負けて罷免されることになる。
儀式によっては天皇が2時間も正座しなければならない式次第もある。高齢の爺さんにそれを強いるのはいかにも気の毒に思える。
天皇制は天皇に人権を認めていないし、民主主義と反する身分制度だと俺には思える。