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古本屋日誌

2017-12-29 12:54:00

今朝は仕事が少し遅くからなのですが、8時過ぎに家を出るときはやはり3歳のオス猫のカイが一緒に出てまたしてもゴロンゴロンをしていました。近所の飼い猫でやはり全身真っ黒な「くろ」というそのままの猫がいるんですが先日お隣の金網越しににらみ合いとなり、くろはうなりだして、カイは地べたに這いつくばって見つめていました。くろがなぜか道を横断して逃げ出すとカイは追いかけ始めてびっくりしました。怖がりなのか、怖いもの知らずなのかようわかりません。

先日藤原新也の「名前のない花」や「東京漂流」などをお客さんからお譲り頂きました。「名前のない花」にはアルプスの限界現象カレーという一文があり、なんでもインド風に玉ねぎを10時間炒めて作ったカレーを食べてそのうまさに驚いたとか書いてありました。なんでも本当に10時間炒めるそうで、少しタイミングを誤るとたちまち玉ねぎは燃え上がって使い物にならんそうです。藤原はインドの悠久の時間の流れの中では10時間なんかはほんの一瞬みたいなものでその時間を大切にするのが人間らしいとのお決まりの主張を書いてました。でもどうかなあ、料理にそんなに時間かけるのは無駄でしょう。だいたい昔は薪でご飯を炊いたりして、薪を山から取ってきたりそれを細かく割ったり例の初めちょろちょろ中ぱっぱの面倒な火加減の調整を強いられたわけですからね。そりゃあ今の方が楽ですいいですよ。商売として10時間カレーをうたうのはいいアィデアで素晴らしいとは思うけれど、そういう生活スタイルを持ち上げるのはバカだとしか思えない。

東京から大阪に移ってきた先輩が大阪のカレーは甘みが入っていて好みやないといいます。まあ確かに「インディアンカレー」にせよ「マドラス」にせよ「サンマルコ」にせよ確かに辛いけれど果物だろうと思える甘みもありますね。先輩が言うには寿司も砂糖が強い。まあこれはどうも真実のようで東京に比べて大阪の酢飯は甘みかきつい。もともと箱寿司だから、おやつのような感じだから甘みが強いのかなあ。

 

 

 


2017-12-28 18:11:00

今朝はあんまり寒くはなく、例によってオス猫のカイはわたしが7時過ぎに仕事に行こうとすると一緒に出て冷たいコンクリートの打ちっぱなしで気持ちよさそうにゴロンゴロンをしてました。カイは以前前の道を突っ切って斜向かいのお宅に侵入して夜陰に紛れてドロンしてしまったことがあり、結局帰ってはきたもののどうなることかとドキドキした経験があり、ゴロンをチェックしながらも実はおびえてます。

先日お客さんから山本周五郎の著作などをお譲り頂きました。新潮文庫の「青べか物語」はもちろん素晴らしい作品で石が川を逆に登っていくんだという話はそんなことありえんやろと思いながらも文章の力に引きずられて、確かに石が川をさか上ることもあるに違いないと思ってしまいます。「鼓くらべ」もなかなかの作品で、正月に加賀前田公のまえで鼓の打ちくらべがあって出場した留伊は相手の宇多を圧倒していたのだが、以前聞いた鼓の名人の「音楽はもっと美しいもので、勝負を競うものではない」に心打たれて演奏をやめてしまう。鼓の師匠は「あんたはきちんと弾けてたのになんでやめたんや⁉︎」と青い顔になっているが留伊は涼しい顔とゆう話。

まあそりゃあ才能はそういうものなでしょうけどね。あいつには負けまいとかなんであんな程度の奴がデビューしとんねん、それやったら俺の方がええやろ、とかいうのは確かに力も能力もないもののたわごとなんかもしれません。私はもうだいぶ前になりますが中学受験をしたことがあり、大阪市立安立小学校だったんですが聖光を受けることにし受験勉強してましたが、同じクラスのしかも同じクラブだった安村くんが「あいつが聖光受けんねやったら俺も行けるわ」とゆうて参戦してきました。もちろん私は余裕で落ちましたが安村くんは見事合格し悔しい思いをいたしました。当時の聖光は親子の集団面接があり、なぜか安村くんと一緒で彼は「算数ようできとったわ」と向こうの先生からすでにお墨付きをもらっていて終わってから大きな声で母親に「あいつ受かってるんやなあ」とゆうたら思いっきり殴られました。


2017-12-27 20:56:00

今朝は風があって寒くて、仕事で7時くらいには家を出たのですが例によってオス猫のカイは喜々として玄関から出てすぐ前のつめたーいコンクリートの土間でゴロンゴロンをしてました。これがよくわからない、そのくせストーブがついたら前にへたり込んで動かない。

このところコーヒーの飲み過ぎゆえか食事の最中に「この後コーヒ飲みにいこ」と気ぜわしくも思い立ち、からふねやの水出しがいいなあと決心しています。もう80年代の半ばなので大昔だが、医療技術短大の女が「ビタミンやミネラルはごはんで取ろうがサプリで取ろうがおんなしなんや」と言って大量の錠剤を飲んでるのをみて、ショックをうけましたが、今や10分くらいかけている食事がめんどくさくなってます。2、3分で終了となるようなシステムがないものかと思うわけです。

 


2017-12-26 18:26:00

今朝は仕事で早く起きましたが、風はないものの寒かったです。

先日お客さんから東京書籍の「目でみる漢字」などのシリーズをお譲り頂きました。このシリーズはいろんな漢字の形に似た地形を追い求めて写真に収めるというもので、例えば「山」という字は山が三つ並んでいる様子に見えますから、そういう都合よく近接して山頂が3つあるのを探してくるわけです。確かに二上山のように二つはあるでしょうが、3つは珍しいでしょう。まあ中国の山は三つでワンセットが多いのかもしれない。また実は1つの山の形なのかもしれない。そして川なんですが確かにこれも近接して川が三本流れているところは珍しそうな感じがする。ただ大阪モノレールだと沢良宜駅近辺から安威川というのが眼下に見えるのだがこれがうまい具合に三本接近して流れていて、しかもモノレールだから地上はるか高く川という漢字のごとく流れている様子を確認できます。

実は私が住んでいる大阪府門真市、寝屋川市を流れる寝屋川も萱島付近では三本の流れがあるのですがいかんせん上空から俯瞰できません。きれいに川に見える、ドローンなども使わずにという点では安威川は稀有な存在です。

 


2017-12-25 15:18:00

昨日の晩はかなりの雨で1ヶ月ぶりくらいのお湿りでした。今朝も狐の嫁入りで晴れてはいるが時折小糠雨とはいえない細く密集した雨がふりつけてきます。

今はもうないが河原町三条下ルに駸々堂京宝店があり、かなり大きな書店であるにもかかわらず立ち読みしていると注意されました。まあ確かに商品なのですからある程度のチェックは必要とはいえ、長い時間読みふけるのは問題です。ただわたしの友人の久富くんという理学部の学生は何故かニーチェが好みで大学にも行かず、日がなニーチェを読みふけり、京宝店はレジのすぐ横にニーチェ全集が置いてあって、そこで堂々と朝から夕方まで立ち読みしてました。容貌魁偉、ムスリムを思わせるあごひげを蓄え、下駄履きなので恐れをなして叱らなかったものと見える。しかしこの彼も残念ながらニーチェ研究で名をあげることもなく落ちこぼれてしまい、まあ大学は多数の落ちこぼれが出ることを見越して合格者をたくさん出しているのは当然とはいえ、無駄な感じもする。

ジュンク堂はわりと始めの頃から椅子を置いて読んでもうてもかまへんよ、という姿勢でやってきてなかなかありがたい本屋なんだが、まあ本だけは何故か立ち読みをしてそのまま買わずに帰っても許される変な業種だ。スーパーでリンゴを立ち食いして、「うまないわ、返すわ」で立ち去ることは許されないのに、本屋は何の問題もないというのは変だな。