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古本屋日誌

2017-12-14 17:14:00

今朝も寒かったんですが、なんかもう慣れてきました、それにしても北海道なんかすでに氷点下で、東北など雪下ろしも大変そうで大阪はいいところだよなあとつくづく思います。でもまあ徳川時代なんかは交通手段も限られてるし、車もないわけだから一冬のあいだほぼ家に閉じ込められてひたすら雪下ろし、テレビもないし気分が滅入るだろう、そうなるとキリストの墓があるとか、馬鹿げた古文書を偽造したりと僻み根性丸出しで精神がおかしくなったりもする。今は随分らくになったよなあ。

先日住吉区のお客さんから福本伸行のマンガをたくさんお譲り頂きました。「銀と金」「カイジ」などですが「1日外出録 ハンチョウ」もありました。長期債務者などを地下に集めて土木工事をやらせているが、大槻班長はチンチロとかのいかさま賭博やら物販やらでペリカをためてしばしば地上に1日限りだが戻りその際の行動を描いたマンガです。わざわざスーツに身を包み立ち食い蕎麦屋に入ってテーブル席に腰掛けあれこれあてを注文して生ビールを悠々と飲む、周りは立ち食いで忙しそうにしているサラリーマンであふれていて、昼間からビール飲めてええなあゆう羨望の眼差しを楽しむことができる。まあバカバカしい話なんですが、確かに面白い。

前に梅棹忠夫がエッセイ集「千里ぐらし」の中でアメリカに留学した時経験した昼飯の前にアペラティブと称してワインなどを嗜むのをいい習慣だと思っていて千里でもつまり民族学博物館の研究室でやってたら上から「仕事中に酒は飲むな」と注意されたと書いている。広島でもお昼の定食を頼んだら必ずビールが付いてくるという話を前に聞いたが、そうなのかさすがは深作の街だなと感動していろんな人に受け売りしていたら、広島出身のやつがいて、「あほかいな、そないなことことあるわけないやろ」と言われた。私の住んでる門真は国道163号線があるが、それ沿いにあるラーメン屋によく行くが、昼間でもラーメンと一緒に瓶ビールとか生ビールを注文する人が多い。もちろん車で来てるわけだが顔に出なけりゃえてわいということなんだろう。学生の時に夏休み中に佛教大学の図書館の屋上にコールタールを流して防水加工するアルバイトがあって1日やったら7500円ももらえるので応募したんだが職人はみんな昼ご飯の後ビールを飲んでいたなあ。まあ図書館の屋上なんだから歩行者はおらんからな。そういうことを考えたらまだまだ日本は飲酒に寛容ですな。私がいつも思うのはいつまでも楽しく酒を飲み続けられるやつのことですわ。まずビールから始めて焼酎のお湯割りやウーロン割りとなり、店を改めてウィスキーをストレートでいくらでも飲む。その間楽しそうで饒舌、私なんかすぐに眠たなって帰りたなるのにへんねしおこします。 

たまに仕事でものすごく汗かいたときなどビールが信じがたいほどうまいことがあり、しかし次に同じくらい汗した後に飲んでもそれほどでもない。どんな時にビールが美味なるのかと屋外プールで必死に泳いで飲んでみたがクタクタになっただけでうまくない。こういうアルコールへの感受性も当たり前だが人によって大きく違うわけで、いつもとは言わないまでも高い確率で信じがたいほどの美味さを味わえるやつには天罰を与えてもらいたい。仕事の同僚で居酒屋に行くと生ビールを注文して一気に、文字通り一気にものの3秒くらいでからにしてしまうバカがいたが、こういうのは単に無神経なだけで、その後糖尿になったから自業自得だ。


2017-12-13 12:56:00

今朝はさほど風もなく、また寒さにも慣れて来たのでこんなもんかなでした。夜前押入れからホットカーペットを引きずり出しやぐらごたつの下に敷き、床暖房なのでなかなか良い。

日本一の交差点の北西側、浮世絵の美術館とか丸福の本店のあるあたりはせばいろーじの両側にスナックやら、バー、さてん、パチンコ屋、飲み屋、飲んで食べれる店とかバッタ屋、風俗店とかごちゃごちゃ並んで魅力的な街並みです。酔っ払ったら二階に行って寝てついでに着てるもんは洗濯してろーじにロープでも差し渡してさっさと干して翌日はそこから出勤できそうな感じがします。またその建物の汚さ、古さ、汚れが染み付いた感じがヤミ市風で非常にノスタルジーを催すのです。きれいな方がいいというのは理屈です、世代の違いでもあるが、だんだん寂れていくかんじに魅力があるのもたしかですからね。


2017-12-12 16:31:00

今朝は非常に寒くて、布団の中でも肩口がなかなか温まらない。郵便局に出向いてお客さんの注文を出荷したのだが、ここはぬくい。普通足元から冷えてくるのだがその足元が特にぬくい。どういうシステムなのか?

先日お客さんから倉薗紀彦、ヴェルヌの漫画「地底旅行」をお譲り頂きました。例の地底探検を忠実にマンガにした作品でよくできていて感心しました。食料はどないしてんのかなとか問題はあるが、主人公のアクセルが地下の洞窟で一人道に迷い4日も放浪する絶望感が誠にリアルだ。

それにしてもジュンク堂書店の検索システムはデタラメだ。先日も天満橋店に出向いて「フリースタイル」という雑誌の最新号を探してもらったらこのスマホ端末にはネットの在庫があって、難波店には店頭在庫もあるのに「お客さん、その雑誌は1月10日の発売になってます」という。まあ本屋の仕事は基本全て力仕事、つまり返品作業とか陳列だろうから大変なんだろうけど意味のない情報は時間の無駄でしかない。でも本屋大賞は商売がうまいな、店員のほとんどは本なんか読む余裕もないのに、あたかも書籍のプロであるかのように振舞って世間を騙すのだから、これには参りましたよ。


2017-12-11 15:47:00

今日はひなたはぬくいのですが、日陰や風があるとえろう寒いです、朝から千林の耳鼻科に出向いて持病の中耳炎の治療。千林もご多分にもれず本屋は減少していて、松田の本屋がなくなっていた。近所のお店で聞いてみたらご主人が足を悪くして引退したんだそうでよく「ゴルゴ13」を買いに行っていて、面倒なので配達してもらうようになった。だいたい毎月「本屋ですー」と来てもらっていたので残念だ。

仕事で高槻に来ていて不思議なことにこの街はあれこれの専門店がなせか多い。コッペパンの専門店、きな粉をまぶしたのや、シュガーシナモンと豊富であの給食のまずいコッペパンを商売にするとはなあ。ニッカウィスキーのスタンドバー、ワインのスタンドバーはいくらでもあるけどウィスキーとはなあ。入り浸って大変なことになりそうだ。巨大な書店が三軒❗️ジュンク堂は漫画はないが圧倒的な品揃え、まあ今現在の本しかないのがバカバカしいけど非常に便利。フレンチトーストの専門店、これはさすがに閉店したようだが、また駅の近くに昼から美味しいフレンチトーストを出す店ができた。お茶漬けの専門店、酒飲みしか行かないような気もするが、どっからそういう発想が出てくるのか素晴らしい。かしわの専門店、これは太古から営業しておられるようで誠に素晴らしい。岡山の物産だけを扱う産直店、うまそうなお餅や野菜、乳製品など満載で人気を集めている。

大阪は割と昔から専門店は受けないと言われていてどこもごっちゃまぜだった気がする。道頓堀にしても日本橋にしても文楽、歌舞伎みたいなちょっと古典芸能からNGK、パチンコ屋、風俗店、商店街、百貨店なんでも一ヶ所。

 

 


2017-12-10 12:11:00

今朝は風がなく快適なんですが、もはや条件反射のように石油ストーブに集合してます。こないだお客さんから出たばかりの小林哲夫の「神童は大人になってどうなったのか」などをお譲りいただきました。日銀の黒田総裁や官僚上がりで首相になった池田勇人などのエピソードもあり、己の頭脳を生かして社会に貢献するべきだという著者の価値観から高評価になっている。まあ確かに折角東大や京大を出たものの株でどれだけ儲けたとかくだらないことを誇るバカよりはずっとましです。

でもまあこの本に出てくるような勉強も大してしてないのに全国模試で一桁に入るとか、テキストを一瞥しただけで、まるでカメラで撮影したように記憶に定着するとか、およそ考えもつかない人々ではなく、わたしの身近にいた人たちを考えると予備校で同僚だった古文の先生は他の先生の言動に敏感で「あの先生なあと古今著聞集のことをこきんちょもんじゅうてゆうてんねんで、そのレベルで人気講師やてバカバカしい」まあそれは確かに間違ってはいるがそれほど人にわざわざ告げてどうこうするほどの間違いでもないと思うのだが、そういうひとを何としても貶めてのし上がりたいという立出世欲が実は大事なんだとこの頃は思います。この人は今は神戸大の先生です。

私の行っていた高校には生物研究部があり、部員が三年生の3人しかおらず、募集が急務だったが、新入生相手のオリエンテーションも部長の大西くんがやったけど恥ずかしがり屋ですぐ赤面してそれを気にして下を向くものだから声がくぐもってマイクにうまく入らず何をゆうてるのかもわからん状態で誰も入らなかったところが、5月になって1人物好きな女子が入りたいとゆうてきてもちろん大歓迎となった。天王寺駅から紀見峠に出て、岩湧山でクモ(スパイダーです)の採集をするのが主な活動でそこにもいくというのだからかなり変わり者の女なんだが、採集活動の朝集合場所の天王寺駅か改札前にはその子はおらず。でもよく見たらその子と思しき女が立っているので声をかけようとしたら大西が「いや、あれは違うかもしれん、失敗したら大変だから、やめとこう、もし本人やったら向こうから声かけるやろからな」という。部長のゆうことだから仕方ないがどう見てもそいつなんだが、もちろん話しかけてくることはなく、その日は3人で出かけ、その女は二度と部室には来なかった。この大西くんは今東大の教授になってる大西克也です。まあ内向的でこもるのが好きなのかよかったんです。