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古本屋日誌

2017-12-28 18:11:00

今朝はあんまり寒くはなく、例によってオス猫のカイはわたしが7時過ぎに仕事に行こうとすると一緒に出て冷たいコンクリートの打ちっぱなしで気持ちよさそうにゴロンゴロンをしてました。カイは以前前の道を突っ切って斜向かいのお宅に侵入して夜陰に紛れてドロンしてしまったことがあり、結局帰ってはきたもののどうなることかとドキドキした経験があり、ゴロンをチェックしながらも実はおびえてます。

先日お客さんから山本周五郎の著作などをお譲り頂きました。新潮文庫の「青べか物語」はもちろん素晴らしい作品で石が川を逆に登っていくんだという話はそんなことありえんやろと思いながらも文章の力に引きずられて、確かに石が川をさか上ることもあるに違いないと思ってしまいます。「鼓くらべ」もなかなかの作品で、正月に加賀前田公のまえで鼓の打ちくらべがあって出場した留伊は相手の宇多を圧倒していたのだが、以前聞いた鼓の名人の「音楽はもっと美しいもので、勝負を競うものではない」に心打たれて演奏をやめてしまう。鼓の師匠は「あんたはきちんと弾けてたのになんでやめたんや⁉︎」と青い顔になっているが留伊は涼しい顔とゆう話。

まあそりゃあ才能はそういうものなでしょうけどね。あいつには負けまいとかなんであんな程度の奴がデビューしとんねん、それやったら俺の方がええやろ、とかいうのは確かに力も能力もないもののたわごとなんかもしれません。私はもうだいぶ前になりますが中学受験をしたことがあり、大阪市立安立小学校だったんですが聖光を受けることにし受験勉強してましたが、同じクラスのしかも同じクラブだった安村くんが「あいつが聖光受けんねやったら俺も行けるわ」とゆうて参戦してきました。もちろん私は余裕で落ちましたが安村くんは見事合格し悔しい思いをいたしました。当時の聖光は親子の集団面接があり、なぜか安村くんと一緒で彼は「算数ようできとったわ」と向こうの先生からすでにお墨付きをもらっていて終わってから大きな声で母親に「あいつ受かってるんやなあ」とゆうたら思いっきり殴られました。