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古本屋日誌

2018-01-12 11:56:00

今朝はかなり気温が低く猫も驚いたのかエサをかなり戻してました。明日からセンター試験が始まり、また近畿の中学入試も開始です。東大のいくつかの学部を卒業し精神科医なんだろう和田秀樹の著作はわりと人気があり、「受験は要領」はロングセラーです。数学は暗記でできるんだとかいう主張はそもそも間違いですから、バカバカしいわけですが、それを承知でやっている。まあ芸者が客の求めに応じて適当に喜ばしてるようなものです。その上でオナニーは布団やベットでしてはいけない、必ず勉強机でしなさい、なぜならベットでしてしまうと妄想がふくらんでいつまでもしてしまうが、机ならそれがないし親が入ってきたときに取り繕いやすい。このような普通なら誰もバカバカしくて考えもしないことを一応もっともらしく書き、出版してしまうんだからなかなかの玉ですね。

森毅に「数学受験術入門」という中公新書があって京大の入試では数学は解答に至るプロセスも採点して、たとえ最後の答えが間違っていても高い点を与えることもある。テストは思考力やオリジナルを見るものだから京大の試験は教科書持ち込みも許されている場合がある、などの内容で要するにバカをおだてて木に登らせるわけです。森の主張は一応はもっともですがそれはそれなりに突出した力を持つ人にだけ当てはまる話で、東大や京大に懸命に勉強して合格する程度の凡人には当てはまりません。むしろ自分にはそれなりの力があるのではないかと誤解して人生を誤らせるおそれがあります。東大の脳科学者で「バカの壁」養老孟司も読書は中毒性がある点でテレビゲーム、パソコンゲームと同じだから、何も本を読むことを特別扱いするべきではない。本は自分の考えを作るために読むもので内容を鵜呑みにしていいものでないと主張してますが、そんなことは一部の人にだけ当てはまる屁理屈で、大半の人間にとっては本の内容を理解することがまず出来ないわけですよ。

以前お客さんから京大法学部の雑誌「法学論叢」の1980年代のものをお譲りいただいたことがあり、1980年の法学部の入学式での学部長の挨拶が載っていて、留年している学生が多いと数字をあげ、さらに卒業生の進路も数字をあげて示して無業者がかなりにのぼるといい、「こういうのは少し多すぎると思います」とありました。なるほど確かに箸にも棒にもかからないバカが一定数いるのは仕方がないが、それにしても多すぎるのではないかとということです。