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古本屋日誌

2019-11-19 11:58:00

京都方面を中心に店舗展開をしている「コーヨー」というスーパーの南森町店には一階に自前で焼いた100円パンが並んでいて、その中にパイ生地をリング状に丸く整えて焼いて、上からチョコレートをコーティングしたのを売っていて、私はこれが好きだなあ〜〜

「コーヨー」は阪急の高槻市駅前にもあってここは24時間営業で便利なんだがなぜか同じパンは売っていない。南森町店の二階には喫茶店があって簡単なパスタ」パン、ケーキなどが食べられるほかに、店内の食品を持ち込んで食べたりもできる。

クッション性のよい4人がけのテーブル席もあってよく利用するのだが、昨日も友人と話をしてたらフランスのトイレ事情のことになって「フランスやらヨーロッパ各国にはほとんどウオシュレットがないんや、せやから飲食店なんかでは何とか手に入らないものかと日本人旅行者に依頼してわざわざ日本から持ち込んでもらうこともあるくらいなんや」

そうなのか、そういえば「テルマエロマエ」でも阿部寛扮するローマ人がえらい大げさにウオシュレットに反応していたけどそういう背景があるんやね。

フランスの治安に関しては相変わらずよろしくなくパリの観光地でもスリや強盗が出没する。制服を着た高校生とおぼしき女子の数人が「写真を撮ってもらえませんか〜〜」てな感じで日本人観光客に近づき「かまへんよ〜〜」とかゆうてる隙に他の女子が無理やりハンドバックを奪い取ってそのまま逃げ去っていく。

えらい荒っぽいやり口で財布だけならまだしもパスポートやスマホが入っていたりでもしたら、実に厄介ごとだ。


2019-11-18 09:45:00

11月は雑誌サイズの「ゴルゴ13」が発売となる月で今回のはゴルゴが射撃するところを目撃してしまった少年が、その凄まじい殺気に怯え続けて、夢にまで見るようになるが、毎晩のように執拗にゴルゴは現れライフルで少年の頭を撃ち抜く。このイメージがかえって少年にプラスに働き脳内にあった腫瘍が消えてしまうという話だ。

私の知り合いの古本屋はある朝当然胸が苦しくなり、それはもうたまらないほどで、かつて経験したこともないような痛みだったので、恐れおののいて近所の病院に駆け込んでレントゲンやらMRIやらを受けた。「これはどう考えても尋常ではない」とパニックになり、病院の待合室に肌身離さず持っているはずのスマホを置き忘れても気がつかないほどだった。

さて胸部疾患内科のベテラン医師はレントゲンやらをじっと見つめたままうんともすんとも言わない。いたずらに時間が過ぎていく。

「まああれですな、これは何も問題はないから寝違えたとかそういうやつですわ」

この間3分半。長いね〜〜

 


2019-11-17 11:16:00

文藝春秋から出た李栄菫らの「反日種族主義」には日本で働いた朝鮮人の炭鉱夫の給与水準の分析があり1940年の基準でソウルの男子紡績工の5.2倍、1944年の基準で日本の巡査の初任給の3.7倍、1944年の基準で日本の事務職男子の初任給の2.2倍などとなっている。

戦時中で日本はたくさんの兵士が出征し労働力不足に陥っていたし、そもそも炭鉱での作業は熟練と経験を要するもので、危険と隣り合わせでもあって当然然るべき対価が支払われていたということのようだ。

まああれですね、日本の植民地支配に関しては実態がどうだったのかがよく知られていません。それはそれとして中公新書の「英国紳士の植民地統治」によるとイギリスはインドを統治するための高等弁務官やその下部の官僚を全てオックスブリッジを出たバリバリのエリートで固めて、決して本国で食い詰めた輩を厄介払いで送り込むようなことはなく、慎重にことを進めたのだが、その結果はセポイの乱を惹起し植民地支配に大打撃を与えることになってしまった。

結局いかに慎重に、いかに気を遣って統治しようと植民地統治は割に合わないようです。

セポイの乱なんか考えたらとんでもない話ですよね。軍隊ではカースト制度にのっとり、「俺は銃の弾込めだけする」とか「俺は整備だけ」とかいう伝統を守っていたら何もできませんから、イギリスの官僚たちは差別をもたらすカースト制度を解体しようと目論んだわけですけど、結局「差別は大切‼️」との意見に負けてしまうわけですからね。


2019-11-16 11:48:00

昨日から花隈にある神戸古書組合の会館で恒例の古書即売会をやっています。ぜひお越しください。

神戸の古書会館は阪急花隈駅の西口、階段を登りきった一本裏手の路地にあります。

二階建ての木造で間口は三間くらい、ちょうど宿替えか万歳で荷物の運び出しのために開け放たれた陋屋の趣きです。バリアフリーに対抗して土間を入ったすぐのところに40センチはあろうかと思える巨大な段差が設けてあり、少し前まではここで靴を脱ぐ決まりでした。

一階は10坪程度の敷地で縦に三列陳列棚があり古地図、引札、戦前から戦後にかけての「コドモノクニ」シナ事変の時の「歴史写真」などが厳かに並んでいますね。

さて2階はその階段が急峻なことこの上なくおまけに一段一段の幅も狭く、段差は大きいとあって苦杯をなめた人もさぞかし多かろうと思われます。

驚かされるのは二階への本の搬入はエレベーターではなく全て手作業で行っていることです。そもそも会館にはエレベーターがない。京都や大阪の古書会館は鉄筋で4階、5階とそびえ立っていてカーゴを乗せるための大型のエレベーターが備え付けてありますから快適といえば快適でしょうが、そこで徳川時代の地図や引札、役者絵を見るのもどうかとは思うのです。

逆にここで講談社学術文庫の「日本後記」やちくま学芸文庫の「存在の大いなる連鎖」や平凡社ライブラリーの「普遍論争」を見るのはそれはそれなりに様になっています。

 


2019-11-15 09:09:00

文藝春秋から李栄薫らの「反日種族主義」が出た。日本帝国主義による植民地支配の神話を解体する本で、韓国ではかなり売れたようだ。

朝鮮併合について私の高校時代は日本史の授業で「土地調査事業」や米の強制的な輸出を習いましたね。なんでも朝鮮総督府は全土の土地の測量をするとともにその所有者を確定させるとして、期限までに土地の所有者であると申し出るように伝えたが、朝鮮人は「土地の所有」という考えに疎くて期限までに申請した人は少なく、ために総督府は労せずして大量の土地を召し上げることにとに成功したというのだ。

また慢性的なコメ不足に陥っていた内地の状態を救うために朝鮮から強制的に大量の米を日本に輸出させた、そのため朝鮮では深刻な飢饉が頻発したとも習ったな。

さてこの本では「土地調査事業」では全国に三角点を設け、番地などを確定し台帳に所有者の名前を記したとある。従って「4割の土地を奪った」などということはなく、日本の敗戦による解放後も自分の土地を取り戻すような動きはなかったとある。

米の話は日本への輸出であり、対価もなく収奪したわけではない。ただ輸出での利益は田んぼを所有する地主に集中して、実際に耕作している小作人には及ばず貧しいままに置かれたとある。