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古本屋日誌
2019-12-07 00:00:00
ようやく小林信彦の「東京のロビンソン・クルーソー」を入手しました。
一読して小林が民主主義の価値を信じていたことに改めて驚いた。マークゲインの「ニッポン日記」のことは小林の週刊文春で度々目にしていて、例の日本国憲法のマッカーサー草案を日本側に提示する場面で「今日はよう晴れとるなあ、原子の光が輝いとるなあ」と言い放って原爆を背景に日本側を脅迫した話を書いていた。
この本でも「ニッポン日記」には触れているのだが、GHQは民主主義を推し進める側と、反共の防波堤に日本を仕立てようとする側に別れてしまっていたとか、アメリカ本国からマッカーサーを飛び越えて指令が来て鶴の一声で決まってしまう話が書いてあって、要するに小林信彦は残念なんだな。
日本を徹底して民主化しようとするグループが敗れ去ってしまったことを嘆いている。
60年安保の話もあって樺美智子の死因を警察が隠蔽している話とか、その後右翼が国会周辺に詰めかけて「岸は人殺しだ‼️」とか「国会の門をぶち破れ‼️」とか叫んで学生を挑発して警官隊と衝突させようとしていると小林は批判する。
まああれですね、小林信彦は人が殺されたことや手続きを踏まずに国会に突入するような民主主義を踏み破ることが嫌なんですね。
私は国会とか手続きとか何の意味もないと思うので、60年の時も徹底的に国会に突入して破壊して欲しかったけどね。
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