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古本屋日誌

2019-12-05 12:09:00

雑誌「大阪春秋」最新号はシナリオライターの長沖一の特集号で、長沖が本格的にプロレタリア作家だったことがわかってびっくりした。

大阪高校から東大というルートは藤澤桓夫と同じで、藤澤も左傾していた時期があったからなあ。

小林多喜二の「工場細胞」のマネみたいな作品が復刻されて載っていたけど、さて評価できるレベルなのかというと難しい。

この雑誌には藤澤桓夫が長沖に宛てた書簡も載っていて「怠りなく精進して小説創作に励むように」とか「先月の小説はつまらなかった、もっと粘り強い描写が必要だ」とか叱咤激励する内容で、藤澤が自分の小説に自信を持っていたことがわかってこれまたびっくりした。

藤澤桓夫の小説もご多分にもれずくだらないもので、とうてい再読にはたえない。

まあ時代ですよね〜〜需要があれば供給もある、そんなもんだとみんなが思っていたらそれでいいわけです。

アメリカの中流階級の家はそもそも床暖房を入れっぱなしで、つねにぬくい。家の外壁には油を溜める巨大なボンベが付いている。

我々は外出時はストーブも消すし、床暖房も付けっ放しにはしない。でもまあこれは好みの問題だからそういうものでしかない、ただ光熱水費はアメリカの方が圧倒的に高いことは確かだ。

われわれだってなぜかわからないが休みになると旅行に行きたがる。多大な旅費と宿泊費に加えてただ電車や飛行機に揺られている長い時間をものともせずに出かけていく。

名所旧蹟といっても大したことはなく、うまい飯とかいっても大阪でいくらでももっとうまいものが安く食べられる。