釣倶楽部　せいゆう丸　

台風８号・９号・１０号の影響で、８月の後半から９月の前半の沖行きは全部潰れ、次に大シケの影響でお魚が未ださっぱり戻ってきてなくてお休み続きになり、ぼやぼやしてるうちに今度はいよいよ秋の青北（北東からの風波）の季節になってしまいました。

ようやくあの殺人的な猛暑から解放されたかと思いきや、台風・不漁・青北のトリプルパンチで今度はひと月近く全く収入がなくなり、相変わらず瀬戸際で綱渡り的人生を送っております。（笑）

でもまあ、毎年こんなことの繰り返しだから今更驚くことも嘆くことも落胆することも無いけど、そのうちドヒャーっと送り付けられテーブルの上に山積みされるであろう光熱費などの督促状にため息をつくだけだわな。

日本国における最下級国民であることを自認しているから特に気にもならなくなったが、プライドの欠片でも持っているとこのような人生は絶対に歩めないだろうねえ。

そんな訳で今月の沖行きは青北の影響で既に諦めておりまして、両親の世話に徹することになりそうです。

介護のケアマネージャーさんに相談してヘルパーさんの派遣を依頼したり、認知症の進み具合では可哀想だが施設への入居の検討もしなくてはいけないだろう。

いよいよ精神的に厳しい局面を迎えつつあるみたいです。

来月の天候にどんな変化が出てくるかは分かりませんが、親の状態が落ち着いて海況が良いようであれば、出てみることもあるでしょうよ。

今月はエネルギー消費を極力抑えて耐乏生活に徹しようと思ちょります、ハイ。

人と言ってもおふくろのことなんですが、おふくろの深爪の治療のため病院に連れて行くのにかあちゃんと二人で親宅を訪ねたのですが、何とおふくろがお茶を入れてる最中に自分が見てる前で急に意識を失ってしまったのですわ。

それまでいつものようににこやかにお話しをしていたおふくろが急に黙ってしまい、テーブルの椅子に腰掛けた状態でよだれを垂らして生あくびをしながら眠り始めたではないか。

「おい！ばあさん！起きんか！」　と声を掛けるものの全くの無反応状態で、みるみるうちに顔が真っ白になって死人のような形相になってしまい、　「これはいかん！」　と急いで１１９番に連絡して救急車を回してくれるように依頼した。

電話先の消防のお方の指示に従いおふくろを椅子から下ろして床に仰向けにしてやったが、身体がグニャグニャしてて重いのなんのって、かあちゃんとやっとのことで床に寝かしたけど本人はいびきをかいて呼びかけに全くの無反応状態。

５分程度で救急車が到着したけどそれまでの時間の長いこと長いこと。

宮崎市立田野病院で受け入れてくれることになり搬送してもらって看てもらったけど、次第に意識を回復してきたので一安心。

冷たくなりかけた体温も徐々に戻ってきて問いかけに答えるようになりました。

病院でいろいろ検査してもらったけどこれといった原因は見つからなかったのですが、点滴を打ってもらったらすっかり回復してくれて、夕方には駐車場の車の所まで自分で歩けるようになり家に連れて変えることが出来ました。

おふくろは認知症を患っており、しかも若い時から食が細くて最近それがひどくなってきてて、特に夏場は食欲が低下してやせ細ってしまいます。

気を失う直前に　「この夏は無事に乗り切れたね。」　おふくろとそんな話をしてた矢先にこんな状態になってしまったのですが、認知症の人は何も食べてないこともすっかり忘れてしまうので、突然こんなことが起きてしまうみたいですわ。

そろそろ親父と二人きりの生活も限界に来てる感じがしている、今日この頃であります。

さてと昨日は雷雨の夜明けとなりまして南風が強い予報だったのでお休みにしてましたが、今日から一転して青北（北東からの強風）が吹き始めるようで、毎年大体運動会の頃には青北が吹き始めるから今年もそろそろそんな時期に入ったようです。

豊後水道からお化けのようにボワリと吹き出す青北は、尖った波を伴って日向灘を南下するので天気予報の波の高さ以上に厳しい状態にしてしまうので、こんな時は抗わずじっと静かになるのを待つのがよろしいと存じます。

よって今日もお休みにしましたが、しばらくは青北に悩まされる日々が続くことでしょうよ。

お魚釣りに行きたくてうずうずされてるお方が多いのは分かっておりますが、経験上釣りどころではない海況になることを承知しておりますので、お気の毒ですが無理はしないので悪しからずです。

官僚答弁などでは　「スピード感を持ってことにあたる」　てな調子のお言葉が元気よく飛び交うようだが、そもそも急いでやらねばならないという感覚を彼らが持ってないから、そんな曖昧な表現を使ってしまうのだろうねえ。（笑）

急ごうが急がまいが、彼らの収入に何ら変わりは無いし、全体がそんな具合だから上からのお咎めも特にないだろうから、結果自分の好きなペースで仕事をすることになるみたいだ。

このことは自分が、サラリー時代に長年お役所との許認可業務に携わってきて得た結論なんだけど、民間では　「すぐやれ！」　「やらなきゃクビ！」　が当たり前だから、その環境のギャップの大きさにいつもため息をついてたものだ。

今回の菅政権では迅速に問題解決することを重要視してるらしいのでその辺りを少し期待を持って注目したいが、この際　「スピード感」　という曖昧なワードの使用を是非とも撤廃してもらいたいと願っております。

使うなら　「すぐやる」　とか　「すぐにやらせる」　といった簡単なフレーズで十分だと思いますけどねえ。

さてと、最近秋雨前線が微妙に居座ってて沖に出る日が全く無い状態ですけど、知り合いの漁師を通じて常に海の状態を把握してますが、台風が去ってほとんど釣れない状態が続いているようです。

その漁師さんとは鵜戸以外の釣り場がほとんど重なっているので、二言か三言交わすだけで状態を把握出来るのだが、市場に持って行けるような釣果はあれからほとんど無いみたいです。

そんな全滅状態と分かっている中で自分としては釣りのガイドする訳にはいかないので、海況悪いのと相まって最近は敢えて出ないことにしてますので、そこのところをご理解くださるとありがたいですがね。

自分の場合　「今日は潮が悪かったみたいで残念でしたね！」　で終わらせる訳にはいかないのよ。

スパコン予想を確認すると、今月は明日から青北（北東の風）がやって来るみたいなので、多分来月の頭までお休みが続くと思います。

釣りに行って使うはずのお金は、ご家族とラーメンなど食べて楽しんでくださいな。

状態が良くなってきたら喜んでガイドしますからね。

雨が降るような降らないような、実に中途半端なお天気が続いておりますが、昨日も結局これといった雨は降らずに１日が終わってしもた。

お魚が居ないからか、お天気が悪いからなのか、沖に出て行くお船はほとんどいなくて、港の中はひっそりと静まりかえっておりました。

早いもので９月の中盤を過ぎてしまい気温が随分下がってきてくれたのは嬉しいけど、相変わらず湿度が高いので少し動くと汗が出てくるものの、今年の殺人的なあの暑さをふりかえりますと、実にありがたい季節になったと思いたいですがね。

昨日も沖行きをお休みして船の修理をしてまして、最近魚探の映りが非常に悪くなってたから随分気にしてましたが、あれこれテストしてみると振動子（トランスデューサー）が悪いという結論に達しました。

せいゆう丸の魚探の振動子は感度を優先するため船尾のトランサムに直付けしてるけど、感度は良いけど釣り針や釣り糸が引っかかってケーブルに海水が浸水して駄目になるリスクがありまして、どうやら今回もそんな状態のようです。

振動子はこんな形をしておりまして、ケーブルは基本的に赤・黒（または白・黒）の２芯だけで、ほとんどのメーカーで共通に使えて、違っているのは魚探に差し込むプラグの形状くらいです。

せいゆう丸の中には昔使ってた振動子がゴロゴロ転がってるので、適当な振動子を取り出して結線して、電源オンにして振動子の底面から　「プツプツ」　音が聞こえたらバッチグーなんですなあ。

問題は船の外側に取り付けてあるからドックの必要がある訳で、ドック費用がもったいないので例によって干満差が大きな日を選んで橋の下の天然ドックにお座りさせての作業となりまして、昨日おかげさまで無事交換作業を終えることができました。

専門業者に依頼すれば、ドック代と新品の振動子と取り付け工賃で、そりゃ目ん玉が飛び出るような請求が来るでしょうが、こうして少し自分で頑張って作業すれば全くのタダで済むので、これが一番自分に合ってるスタイルのようにありますわい。（笑）

ということで魚探の映りが悪い問題が解決したけど、南風が出て雨模様の天気予報なので、今日もまたまたお休みして様子を見ることにしました。

早くスカッと晴れて、秋晴れの下で何も心配せずにのびのび釣りがしたいものですねえ。

雨に濡れてまで釣りはしなくて良いと思ってるので、雨の確率が高い日はお休みするようにしてますが、最近雨の予報がことごとく当たらない気がしております。

昨日の予報でも今日の降水確率が７０パーセントと予想していたけど、雨雲レーダーを見てみると雨雲がスカスカしてて、連続して雨が降る感じでは無いので失敗したかもと感じております。

そんなことでお休みばかりの毎日ですが、昨日は両親を車に乗せて　「海の駅めいつ」　に行って来ましたが、残念ながら月・火と連休だったみたいでお休みしてました。

仕方ないのでスーパー戸村で小さめサイズのイセエビを購入して、親宅で味噌汁を作ってやりました。

１００グラム７８０円という目ん玉が飛び出るような値段だったので買うのにチョイと躊躇しましたが、年に一度の贅沢ということで購入したけど、美味しかっただろうかなあ。

今日も雨模様なので橋の下に船を移動して船の整備をすることにしてます。

潮待ちの時間が結構あるから、最近自分的に興味を持ってる数理学者の高橋洋一氏が書いてる　「国家の怠慢」　をアマゾンのキンドルで読むつもりであります。

数学者で元官僚の目から見た最近の世の中の動きを読んでみるのも良いかもと思ってます。

さあてお魚が台風の影響で居なくなって早一週間が経ちましたが、そろそろ潟付近に戻ってきているかも知れないので、雨マークが取れたら沖に行ってみないといけませんねえ。

ここ最近およそ一ヶ月お休みばかりしてるので、経済的にピンチに陥ることも忘れてはいけないようです。（笑）