釣倶楽部　せいゆう丸　

土日ともなると書き入れ時ということで、皆さん必死になられるようだ。

午前中だけでも出られないか？日曜日に繰り込めないか？カッパを着てもらって出来ないか？等々、直接見てる訳ではないけど涙ぐましい努力をなさっておられることでしょう。

でもねえ、最近のように　「南西の風がやや強く」　の予報が出たら経験的にまともな釣りは出来ませんで、　「厳しかったあ」　の表現で逃げるしかないのであります。

経験が浅いうちはそれでも許されるかも知れないが、そうなるであろうと分かっていながら目の前にぶら下がったニンジンが惜しくて出ていかれるお方も散見されるが、そうとは知らないお客は船酔いでキツイ思いをするだけなんですなあ。

今日も南西の風がやや強い予報になってるのでチャッチャと中止にしましたが、そもそも釣りがあまり好みでない自分は釣りごときに人生を賭ける気はさらさら無いので、海況があまりよろしくない時はあっさりお休みして船をいじくって遊ぶことにしております。

さてさて、この欄では　「そのうち大不況になりますよ」　のメッセージを出しておりますが、世の中のお若いお方の動きを見ていると　「そうなるであろう」　と捉えてる人は少ないような気がします。

もちろん公務員さんにおかれては世の中がどうなろうと全く関係ないお話しではありますが、少なくとも県内の中小のローカル企業にお勤めのお方はもろに影響を受けるでありましょう。

そしてそれが一過性でなく、何年も続きそうなことなんですわ。

ワクチンや特効薬が開発されるまでは、新コロに罹患するのではないかとビクビクしながら生活することになり、昨日のように鹿児島で患者が出たと報道されると鹿児島ナンバーの車が気になるくらいだから、長期間にわたり消費意欲が減退することは間違い無いでしょうよ。

そろそろやめようかなあと思ってた経営者が店をたたむ良いきっかけになり、経営不振ではなく　「コロナでやめた」　という理由付けが成り立つから、今後ますます廃業・倒産が増えるものと予想されております。

多分、持続化給付金や家賃給付金などの救済措置があるうちはどうにか経営を続けるけど、その措置が終わる来年の今頃は町の様子が一変してると思うよ。

あのジョイフルやいきなりステーキが大規模な閉店計画立ててるらしいけど、今のところ表向きそんな素振りを見せてなくても全ての業種で廃業を検討している企業が多いのかも知れないね。

後継者不足など、少子高齢化の弊害が新コロで顕著に現れることにもなりそうだ。

そんなことを思いながらお休みしてる間、海に浮かぶ書斎で読書したりタブレットで情報収集したりしてるけど、考えてみると自分なんざ日本の経済に何の寄与もしてないどころか、安倍さんの悪口ばかり書いてるからなのか　「アベノマスク」　の到着が一番最後になったみたいだ。

記念の硬貨なら家宝としてとっておくけど、布製マスクを保管してても後世に何も伝わらないだろうから、開封せずに必要となさってるお方にお渡ししようかと思っております。

送られて来たアベノマスクをかあちゃんとしげしげと眺め、官邸官僚達は　「IQ高そうだけど、常識知らずで世間バカ」　なんだろうなあと、あらためて思った次第であります。（笑）

木下石油・アサヒ石油・MR石油・衛藤石油のいわゆる業転玉を扱ってるガソリンスタンドは１０８円の価格で販売してくれてます。

家計に大いに助かってまして、エネオスやシェルやソラトなどの大手はいまだに１３２円のおバカな値段で売っている。

明らかに２４円も暴利をむさぼっていると判るけど、スタンド自体は元売りから首を絞められてどうにもならないのだろうなあ。

そこにいくと、一匹狼で業転玉を扱ってる販売店は当たり前の競争原理の中で戦ってるから強いわな。

大不況が足元まで来ているけど、エネオスはそのうち方向転換を余儀なくされるだろうが、その時は遅いかもよ。

エアコンつけて眠ってたらあまりに気持ちよくて寝過ごしたので、今朝はまともなブログ書けませんでした。（笑）

明日の朝はネタを探してあれこれ書いてみますわね。

梅雨入り宣言が出されて早いもので１０日以上過ぎたけれど、意外に晴れの日が多くて凪ぎの日が多いなあと思いきや、あれあれ去年と同じで低気圧や前線が次々に通過して、この先ずっと大荒れの天気が予想されております。

来週の火曜日と水曜日にひょとしたら出られるかも知れないけど、他は来週の末まで全滅の様相となってまいりました。

せっかくイサキのお腹パンパンの時期を迎えて　「さあ今年は釣ってやるぞー！」　と意気込んでおられた釣り師のはやる心を、無残にも砕く天気予報でありますなあ。

さてと昨日４～６月期の法人企業景気予測調査の結果によると、大企業ではマイナス４７.６の過去２番目の低い数字で、中小企業の全産業ではマイナス６１.１で過去最低の数字だったそうな。

新型コロナウイルスの影響がモロに出た形でありますが、すでにリーマンを超えて１００年前の世界大恐慌クラスの不況にさしかかってるとの見立てもあるくらいであります。

日本経済を牽引している自動車産業も生産台数が相当落ち込むようで、黒字を維持するのが至難の業とも言われているが、先日国道沿いの中古車店がいつの間にか無くなって更地になってたのもうなずける話であります。

中古車市場では外国が港を閉じてる関係で輸出できず、国内では中古車がかなりだぶついてて、取り引き価格が下落したうえ販売台数の落ち込みで廃業するお店がこれから続々出てくるとの見通しらしい。

中古車店は敷地が広くないと商売にならないからその土地の借地料も半端ないでしょうから、売り上げが落ち込み利益率が少なくなると途端に借地料が払えず行き詰まることのようです。

持続化給付金に続いて、第２次補正予算では家賃支援給付金の拡充も盛り込まれるらしいが、もたもたしてるとあっという間に町の中古車店が潰れていくかも知れないわよ。

さあて人の心配どころか、せいゆう丸はこれから梅雨時期のあとに台風時期を迎え、出港率が軒並み３割に届かない季節を迎えることになりまして、いつまでこの仕事を続けられるか非常に不安ですがね。（笑）

でもまあ、お金はなくてもなんとか生き延びるゴキブリのような延命術を備えているので自分が行き倒れすることは無いにしても、これだけ不況感が急速に高まると釣りなどのお遊びに興じる環境下には無くなるので、経済的にはますます厳しくなるでしょうなあ。

やっぱり早いうちに餌釣りから　「マキ・シャカ専門船」　に変えておくべきだったかなあと悔やむけれど、既に時遅しですわな。

マキ・シャカを毛嫌いせずに、「なんでも釣れる・誰でも釣れる・たくさん釣れる・簡単に釣れる・安くで釣れる」　ってことに、もっと早く気が付くべきだったかもなあ。（笑）　

この前東証一部上場のレナウンが逝っちゃったと思ったら、日南市北郷のダーバンも気の毒に逝っちゃったみたいだわ。

レナウンと言えば自分が小学生の頃にテレビでコマーシャルがよく流れてて、弘田三枝子が　「レーナウーン・レナウン娘がワンサカワンサカ」　と軽快なリズムで歌っていたのを覚えているけど、中国の親会社への売掛金が回収できずに資金繰りが悪化し、新コロがとどめを刺したということらしい。

ダーバンは自分の頭の中では　「太陽がいっぱい」　で有名なアランドロンの声のCMが強烈に残っているけど、レナウンのブランドだったらしくレナウンの倒産のあおりで北郷の宮崎ソーイングの１３６人の解雇となったみたいだ。

いきなり　「はい、解雇。長い間ご苦労様でした。」　なんでしょうから従業員さんたちはたまったものではないだろうけど、この先新コロ不況であちらこちらで起こり得る現実なんだろうなあ。

それからまた政権を揺るがすニュースが出てきたが、経産省の最高幹部である中小企業庁長官の前田っておっさんが、今持続化給付金の問題で注目されてる一般社団法人サービスデザイン推進協議会を取り仕切ってきた平川というおっさんとテキサスに旅行に行ってパーティーに参加していたと週刊文春の取材で明らかになったらしいが、ここまで高級官僚どもの醜聞を聞かされると　「うそつきは官僚の始まりだぞ！」　の言葉に信ぴょう性がますます深まりますがね。（笑）

それにしても新聞各社は何を取材しているのだろうかねえ。

出てくるスクープは全部週刊文春ではないか。

読売も毎日も朝日も産経も、新聞各社は少しは文春の取材力を見習えってんだ。

とまあ、最下級国民の自分が港で愚痴をこぼしても誰にも影響与えず、何も起きないからこの辺でやめておきますが、暑くて湿度が高くて蒸す中での整備やメンテナンスで体が疲れているけど、好きなことだからコツコツやることにしますわ。

と言いましょうか、他にすることが無いからだけどね。（笑）

仕事が無いと気が緩むのか、２日続けて寝坊しちまった。

寝坊といっても２日続けて３時間も寝過ごした訳だから、サラリー時代だったらクビものだったかもなあ！（笑）

さあて昨日も整備のため港に居りましたが、最近お友達のコクチョウのクーたんの姿を見なくなって、寂しい思いをしております。

４～５日前から姿を消してしまったのですが、タヌキか何かに食われたのか、悪いおじさんに連れて行かれたのか、はたまた居心地が悪くなって飛んでどこかに行ってしまったのか分かりませんが、毎朝食パン２枚平らげてたクーたんを見られなくなって非常に寂しいですわい。

寂しいと言えば、最近街の中の様子が変わってまいりまして、昨日も国道沿いの大きな中古車店の解体工事をしておりましたが、いよいよ不況での売れ行き不振に耐えられなくなったのか、お店をたたむことになったのでしょうかねえ。

また、ついこの前、鳴り物入りでオープンした飲食店の駐車場には入りきれない車が停まってて誘導員が忙しそうに交通整理をしていたけど、昨日あたりその様子が一変してまして、駐車場は閑散としていて誘導員の姿も無い。

この夏のボーナス支給を危ぶむ声が聞こえてくるけど、本格的な不況は今からが本番との見通しを述べる経済ジャーナリストの見立てがほとんどで、それこそ未曾有で空前絶後の前代未聞の大不況が間違いなくやって来るだろうと個人的に思っております。

財務体質が脆弱なローカル企業に３５年も勤めてきて、何度もボーナス無しの辛い経験をしてきたこの鋭敏な鼻が嗅ぎ取ってるので間違いなかろう。（笑）

それこそ、車やゴルフや釣りなどのレジャーは家の大蔵大臣に封じられ、ただただ働くだけの毎日が続けばまだ良いほうで、働く場所を奪われて路頭に迷うお方も沢山出てくるでありましょう。

コロナ死より怖い経済死が社会問題になりそうな雰囲気ですがね。

「自分にはそんなの関係ないやい！」　と、泡を食ってる民間企業を尻目に恵まれた羨望の職場にお勤めのお方も沢山おられるだろうが、長い目で見た場合そうも言っておられない時代がやって来るかも知れませんわな。

無防備なところに突然クライシスが訪れたらそれこそ狼狽が半端無いでしょうが、でもまあ日本という国がデフォルト起こすくらいに経済危機にならない限りは大丈夫でしょうよ。

国は最後まで皆さんを守り抜くはずです。（笑）

ということで、最下級国民であるせいゆう丸の船長は、そもそも何も持たないので失うものが無いから随分気楽でなんでありまして、今日も橋の下の天然ドックで船の整備に勤しむことにしますわね。

多分向こう１週間は雨と風で沖には行かないだろうから、何か別のお遊びを見つけて時間つぶしして頂戴ね。