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せいゆう丸釣行記
いつも懇意にさせてもらってるダンディな爺っちゃまから 「嘘ばっかり書いていると閻魔大王から舌抜かれるぞ!」 と、昭和の頃に聞いて久しい文言に満ちたお叱りのメールをもらった。
何が嘘かというと 「貧漁だあ!」 とか 「釣れちょらんわ!」 とか書いてるが、どう見ても結構釣れてるではないかとのご指摘でありました。
しかも写真の撮り方が部分撮りで恣意的且つえげつないとのご批判もいただいた。
確かにたくさん釣れたとか入れ食いだったとか、確かに今まで書いた記憶があまりないなあ。
でもそれには意味がありまして、自分はお魚に敬意を払わないような 「入れ食い」 という言葉を表現したくないし、ましてや 「クーラー満タン」 的に誇らしげな表し方は全然好まないのであります。
それは何故かと言いますと、釣れない時の辛い時のことを考えるからでありまして、誇れば誇るほど釣れなかった時が辛いし申し訳ないと思うからなんですなあ。
お魚釣りは自然の生き物を相手にする狩猟行為だから、いつも均等に捕獲するという訳にはいきません。
色々な条件が重なって釣果に繋がるのだから、ゼロの日もあれば沢山の日もある。
自分は沢山はいらないけど、できればゼロだけは避けたいと考えてます。
お刺身食べられる程度釣れて楽しんで、持って帰って家人に喜ばれ、そして夕食に釣った魚が並んで皆で美味しくいただく画を想像しながら毎日沖に出てるつもりであります。
で、ご指摘の件ですが、ハイ確かに少々釣れない方向にデフォルメしちょりました。
自分の表現には接頭語と言いますか、隠し言葉がありまして、例えば 「一晩お刺身が食べられる程度」 の前の部分には 「大所帯の相撲部屋で」 みたいな自分しか分からん無駄な文言が隠されております。
日によって気分によってその接頭語なるものは変わりますが、別に気にするものではありません。
とにかく一晩でもよいからお刺身が食べられれば良いのでして、それ以上の釣果をドドーン・ババーンと誇る考えがないということですわ。
そんでもって正直に言いますと、最近アジの群れが随分とお越しになってて、気持ちよく釣れ続けております。
いつかの上りの激流の日以外は 「ガッカリ」 は無かったですね。
これもいつまで続くか分からないけどね。
さてさて昨日は佐土原の 居酒屋「鬼灯」のマスターさんとそのお友達と一緒だったが、お友達さんが竿出す前に船酔いで撃沈したのであまり釣らないうちに帰港して下船してもらうことになりました。
「船酔い」 これは仕方ないのでありまして、薬を飲もうが飲むまいが酔う人は酔う。
体質だから克服しようがないのが当たり前でして、乗ってみないと分からない。
そんでもって自分が代わりに竿出すハメになったのですが、多分お店のメニューに 「釣りアジのお造り」 と釣れる見込みで書いてるはずだから何としても10匹程度は釣ってやらねばならないと、別に頼まれもせんことを請け負ってしもた。
元来釣りそのものが好きでない自分だから、キャビンで寝てる方が随分と心地よくて楽しいが、昨日は少し頑張って目標は達成することができました。
ニベの下にはアジがギッシリ入っちょります。
上の2枚の中には一昨日のタコ釣り名人さんのクーラーも入ってるよ。
どれだけ釣ったか分からんくらい釣りまくってましたわ。
お船を掃除して帰宅して駐車場に着いた頃、いつもお魚を釣って帰ったら即刺身で食べるお方からメールが入り、 「船長、今日はお魚を近所に配られたし、握り寿司で食べたけど最高っス!」 らしい。
このお方、昨日珍しく船酔いしてゲーゲー吐きながら最後まで頑張っておられたが、なんと帰宅するとすぐにアジの握りをこしらえて食べてしもたらしく、食に対する貪欲さは知りうるお方の中でも横綱クラスでありますわ。
でも嬉しいですね、お魚を美味しくいただいて家族と美味しい時間を楽しめるというお話をお聞きするだけで努力が報われた気がいたしますねえ。
さあて、こりゃ2~3日は西風がめちゃ強そうで、とてもじゃないが楽しい釣りは望めないみたいだよ。
潟で貼り付いてお魚釣る手もあるが、10時には釣れなくなるからその後どうするかが問題だね。
次週まで我慢して他の遊びしてたほうが良いかもよ。
この年になるまで計画性のない生活を続けている自分でありますが、漁に関してはルーチンというか組み立てはキチンとしております。
ところがひと月前から始まった道の駅フェニックス前で始まった定置網設置の工事で、覗きに行くことすらできずに行動計画が崩れてしもた。
この場所は冬場にお魚が比較的集まってくれる所でして、必ずここからスタートして様子を伺ってから次のポイントに向かうようにしてたので、この1ヶ月は組立に苦慮してました。
先日初水揚げが行われたとの新聞報道から、工事が完全に終わったことを知り、その場所が定置網から大きく外れていることを確認して昨日お久しぶりに船を着けてみました。
下りの潮約1km/hで水温が15.7℃とかなり低く心配しましたが、魚探にはアジと思しき映像が確認できたので流れる方向を確認してイカリをドボン。
1発でドンピシャ位置取り出来て仕掛けを投入すると、何投目からポツリポツリと釣れ始め、喰いが止まるお時間の9時過ぎまででに一晩のお刺身食べられる程度をゲット。
心配してた 「海上では北の風がやや強く・・」 はさほど無さそうだったので、沖の瀬に移動してみましたが、やはり潟と違って波はそれなりにありました。
沖の水温は19℃近くありましたが、イカリを入れて安定して仕掛けを入れてみてビックリ!
風は北から、上潮は上り、下潮は下りで3層構造の3重苦を味わうこととなりました。
それでも魚探には活性の高い魚影が見られたので多少は釣れるだろうと思ってましたが、期待した程ではなかったけど次の日のお刺身まで釣れたかも。
それにしても毎日出る割には毎回〃貧漁が続いているけど、これどうにかならんかね。
これ本当だよ、本当に釣れてないんだってば!
ところで天秤であってもサビキであっても、極端に硬くて短い竿にはメリットは全然無いですね。
昨日も様子を見ていると柔い竿の順で釣れてまして、硬い竿はとにかく喰って来ないし極端に外れやすい。
10回アタリがあって取り込めるのは2~3匹なものだから、あまりにも効率が悪すぎて仕事になりませんね。
海春の50号で3.9mを使ってたタコ釣り名人さんは、掛けたお魚で逃したのは1匹だけだったそうだから、その差がいか程か分かりますわな。
さあて、漁に出られるのも今日までで、明日から週末はかなりの寒風がやって来るからずっとお休みになるかもね。
カレンダー見たら当たり前のことだけど今月は28日までしかない事に気付き、恐怖の月末がすぐやって来ることを考えると凄く心がザワザワしますがね。
昨日も朝暗いうちから1日中バタバタしちょりました。
港に着いたのは午前5時前。
昨日は鍋焼きうどんではなく、冷凍チャンポンをカセットコンロで温めて食べたのですが、ここで裏ワザをご披露。
チャンポンにコクと旨みと甘味を深めるために、水を少し足して粉末のコーンクリームスープを少し加えてやってゴマ油をたらしてやると、極ウマの品に変わりますわよ。
粉末スープの量は1人分の半分でちょうど良いでしょう。
確かおぐらのチャンポンの隠し味と聞いたことありますがね。
お弁当以外の食事は必ず1食200円以内に抑えるのを心掛けてますが、コスモスに売ってある199円の冷凍チャンポンはありがたいのであります。
体が温まったら早速GPSのアンテナの端子の改造に取り掛かりまして、悪戦苦闘の末バックアップ用のGPSが衛星を捉えて見事に用をなすようになりました。
というのも、GPS本体とアンテナが別会社の品なのですが、それらをどうしても組み合わせなきゃならない事情がありまして、接続してみると端子の形状は同じなのだが何故か衛星を認識しないどころか 「アンテナが接続されてません」 のメッセージが出てくる始末。
修理店にしばらく預けてたが 「いろいろやったが良く分からん」 とのお返事で、あっという間にひと月が経過してしもた。
どうにかして復活したいが打つ手がないので悶々としてましたが、先日お船でウトウトしてらふと思い付いたことがあり、それを実行したらあっけなく問題解決できました。
詳しい内容は割愛しますが、要は12ボルトの電源と情報を入出するであろう線が全部で6本あるけど、電源の線さえ間違えなければ回路を壊すことないだろうと何通りも組み合わせみたところ、3通り目で見事に当たっちゃたんだなあ。
船のキャビンの中で発電機動かして半田ごてを使っての細かい作業でしたが、頭がグツグツ沸騰する前に出来たから良かったですわ。
これを別のお船に装着してGPS関連の作業終了。
次にドライブの前後進のシフトケーブルの取り付けがうまく行かず、前進に入ったままの状態解消に取り組みましたが、原因はドライブに付着したフジツボなどの貝類が付着して動きを阻害してたようだ。
橋の下の天然ドックでフジツボ取り除いてケーブルを支持するネジ類を増締めしたりと、あれやこれやしているうちにうまく前後進にシフトが入るようになり一安心。
そんなことしてると瞬く間に夕方3時過ぎになって、5時からの焼酎タイムに間に合わなくなるのでさっさと仕事を終わりにして、家に帰って手作り灯油ボイラーで風呂の水を1時間追い焚きするとちょうど良い湯加減になり、5時からの焼酎に間に合うのであります。
「修理と整備やっててねえ。」 と業者さんにお任せできる恵まれた身分であれば、そんなバタバタしたした生活しなくて済むのだろうけど、散髪以外に技術料を支払うことが許せん自分としては、やはり何から何まで自分でやらなきゃ気が済まないですねえ。
いつも頭の中は毎日〃沖に出てお刺身程度のお魚を釣ることだけでして、そのためには船や車や道具や電子機器など全てが機能しなければ目的達成できないから常に 「もし〇〇になったらどうする」 を考えているのかも知れない。
だから自分にとってバックアップを準備することはとても重要なことなんですなあ。
さあて昨日の強烈な西風が取れて穏やかになるか、それとも 「海上では初め北の風がやや強く・・・」 の予報が当たりノーゲームになるか、行ってみないと分かりませんね。
日々麗しき綱渡り人生やってますと、密かに恐れているのが家電製品の故障であります。
何も考えず家電製品をホイホイ買い換えてた時代もありましたが、ここに来て 「もしテレビが壊れたろどうしよう。」 と考え恐れたりする環境の中、先日ついに炊飯ジャーが壊れてしもた。
かあちゃんによると炊飯ジャーを最後に購入したのは10数年前だそうで、最近では義母が使ってたのを貰ってご飯を炊いておりましたが、近頃微妙にご飯に芯が残るようになりまして、先日節分のお寿司が上手く出来ずにかあちゃん凄く残念がっていた。
ということで価格コムで調べていたら、パナソニックの 「IH圧力おどり炊き」 が20,000円チョイでありましたので迷わず購入することに。
綱渡り人生やってますとその金額は清水寺から飛び降りるくらいの重みがありますが、かあちゃんが喜ぶならと購入ボタンを押したら翌日の昨日にもう到着してました。
昨夕帰宅したらかあちゃんニコニコ顔で 「美味しいご飯が炊けたよ!」 でした。
「IH圧力おどり炊き」 のシリーズは今はなき白物家電に強い 「三洋電機」 の技術なんですが、吸収合併されて今ではパナソニックブランドになっております。
数年前、親から 「おどり炊き」 炊飯ジャーの調子が悪くなったので見てくれと頼まれて分解したことありましたが、けっきょくご飯が内部にこびりついてただけだったのですが、分解するうちおどって炊かれる構造に興味を持ち特許の内容まで調べたことがありまして、構造的にかなりスグレモノなる炊飯ジャーであります。
IHで加熱して圧力かけて100度以上に湯温が上がったあるタイミングで一気に圧を抜いて強烈に沸騰状態にさせ、お米をおどる状態にして自然に攪拌する技術でありまして、決めてはパチンコ玉程度の金属のボールを電磁で移動させることで釜の中の圧力を調整することなのですが、圧を抜くとき 「ブシュー!」 とかなり大きな音を立てて蒸気が一気に立ち上るので、いかにも 「ご飯を炊いてる」 感がありますがね。
自分には面白いと思ったらすぐ分解して内部構造を知りたいという 「癖 (へき)」 がありまして、実は本日、橋の下の天然ドックで潮が上がるのを待っている間に古くて使わなくなったGPS魚探を分解して、中に入っているデータを記憶保存するためのボタン電池を交換してみようかと企んでおります。
というのも、先日市内のある修理店に知人のGPSを持って行き電池交換をしてもらったのですが、横でじっと修理状況を見ていたら、意外な方法で割と簡単に交換してたので 「これなら自分にも出来る。」 と思いまして早速チャレンジしたくなったのであります。
もしこれで問題なく電池交換出来ればGPSの位置データが消えてはしまいかと恐れることなく、また無駄な工賃を払う必要もなくなるので安心ですわな。
なにせ保有して使ってるGPSが5台もあるのだから、アンテナまで入れると電池交換する必要ある台数は10に近い。
「自分で出来る」 というのは結構強みでありまして、現在の綱渡り人生を支えている柱でもあります。
昨日は雨天で沖に出るのをやめましたが、今日まで風が残りそうなのと、お船のシフトが前進に入ったままでニュートラルに入らなくなった修理もありますので、本日もお休みいたします。
一昨日、シフトが前進に入ったままのお船を1日中操船してたが、着岸する際結構神経を使いましたわ。
普通のお方でしたらパニくるかもね。
最近水温低下で釣果に乏しかったジュニアくんだが、どこでどう釣ったか知らんがデカいカンパチ釣ってたわ。
写真だけアップするね。
カンパチもこれくらいでかくなると美味いやろうね。
ムムム!マキ・シャカもあなどれんなあ。