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せいゆう丸釣行記

2016-09-14 06:01:00
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「こんどの台風はまともに来るから、気をつけなよー。」

 

知り合いの漁師さんが、お船を避難させながら自分にそう語ってくれた。

 

伊勢エビ漁真っ只中のはずなのに、早くも我が避難港に逃げてこられたのですなあ。

 

台風16号は週末にかけてお越しになるみたいですが、避難するのはまだ早い感じだけど、本港にも漁船が既に避難を終えて、内海港には1隻の漁船は見当たりません。

 

夕方には避難港の中は漁船とロープがビッチリでありました。

 

出漁出来るのは早くて来週の火曜日頃からかな?

 

 

 

台風時期だから漁はもう諦めてますが、でも昨日待ちに待ったせいゆう丸と同じ型のお船を陸送して陸上保管場所に座らせることが出来ました。

 

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運搬風景であります。

 

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この段になるまで本当に紆余曲折ありましたが、遂に自分の手元にお船が来てくれて嬉しくてしようがありません。

 

昨日は、早速ドライブ辺りのカキやフジツボを落として電蝕の具合を確認しましたが、ドライブ本体に特に異常は見られなかったのでギリギリセーフだったようです。

 

犠牲亜鉛は既にボロボロで形をとどめていなかったので、もう少し遅かったらドライブに穴が出来たかもしれません。

 

これでせいゆう丸のドライブがもし壊れても、心配することなくドライブごと載せ換えすれば良いので安心なのです。

 

他にエンジンのパーツを外してキャビンの中に大事に保管しておけば、万一の時にすぐ交換出来るから困ることはないし仕事が速い。

 

今後シケでお休みの時は、エンジンのパーツリストとにらめっこしながらバラしていって、さらにエンジン内部の知識を増やそうかと思ちょります。

 

できるだけ専門に頼らず、お船全般の修理や整備を出来るようになることを、今後の目標にしております。

 

 

 

今度の同型艇の陸上保管の実現で、自分の身体が悪くならない限り、せいゆう丸で多分あと20年は海で遊べそうだね。

 

自分の身体を壊さないように、普段の生活で不摂生しないように気を付けないといけないなあ。

 

 


2016-09-13 03:05:00
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今日はいよいよ宮崎港に係留している、せいゆう丸と同型艇ヤンマーFZ27の移動日。

 

この段になるまで結構紆余曲折ありまして、ようやくこの日を迎えられた感があります。

 

昨日はその準備に奔走しておりました。

 

内海港の港湾事務所管轄の保管場に陸上保管をするのですが、お船全体が何から何まで全て共通部品なので、せいゆう丸になんらかのトラブルが発生した場合、ヤンマーに部品注文しなくとも、そこへ外しに行って取り付けるだけだから時間がかからないのであります。

 

荒天で沖に出られず時間がある時には、あらかじめ部品をバラして綺麗に整備して、そのお船のキャビンに大事に保管しておけば良いのです。

 

さしずめそのお船がせいゆう丸専用の部品倉庫になる訳で、これ以上心強いことはありません。

 

自分のお船が新艇だったり、 「壊れたから修理しとってね!」 と専門ショップに依頼出来るような羨ましい立場であればそんな面倒くさい事しなくとも良いのでしょうが、なにせお金と言う武器をまるで持ってないので仕方ないのであります。

 

 

 

でも面白いよお。

 

エンジン・電装品・ドライブ・プロペラ・外装品・内装品などなど、全部一緒だからシケで暇なときには自分の玩具になりまして、1日中いじくりまわすんじゃないかな?

 

 

 

ところでお船の遊びは、天候の変化や事故などのトラブルに正面から向き合わないといけないから、沖で何かあっても自力で帰港するのが基本常識なのであります。

 

昔からそうなんです。

 

ですから沖で何かに遭遇した場合自ら問題を解決出来るスキルが必要な訳でして、結果メカに強くならなければいけないのは当然のことであります。

 

自動車だと止まっちゃったら、路肩や駐車場にでも止めときゃ後でどうにでもなるけど、お船の場合はどんぶらこどんぶらこと流れてしまい遭難の憂き目に遭うわけだから、その時点でどうにかしないといけませんわな。

 

でもトラブル発生はそのほとんどが軽微なチトした故障の場合がほとんどでして、重篤なトラブルがいきなり起こることは自分の経験からしてあまり無いように思えます。

 

 

 

でもねー、トラブル起きると誰でもビックリしてパニくるんだよなあ。

 

頭が真っ白になって心臓がバクバクして何をして良いか分からなくなっちゃいますがね。

 

そんでもって携帯電話で 「レスキュー願います。」 になっちゃうんだが、大なり小なり人に迷惑掛けることになっちゃうから、出来ればSOSの前に自分で問題解決を探らないといけませんねえ。

 

多分ほとんどのお方が、何も分からない状態で操船されているのだろうと思う。

 

現実としてこれは仕方がないと言えば仕方がないのかも知れないが、機会があればお船の構造を知るのは凄く良いことだと思いますね。

 

もし今現在お船を所有してて海で楽しんでおられる方や、将来お船を所有したいと考えておられる方でメカに興味がありましたら、自分が知り得る範囲でしかお教え出来ませんが教材はいつも陸上にあるから、現物を見て触ってバラしてお勉強すると良いよね。

 

どうぞ遠慮なくお声かけて下されば、いつでもお教えいたしますわよ。

 

 

 

さてと、昨日久しぶりに書店に入り 「ボートクラブ」 という雑誌を何年かぶりに購入しました。

 

立ち読みで済ませるつもりでしたが、付録が入ってて輪ゴムで縛ってあったので買わないといけなかった。

 

記事の特集がボートフィッシングなもので、随分迷ったが意を決して1000円出して購入してもうた。

 

キャビンの中でゴロリとなってニヤニヤしながら開いてみると、ありゃりゃ、何と内容が自分が好まぬマキマキ・シャカシャカばっかりで、超がっかりしましたわ。

 

先日釣具の量販店に行ってこの欄に 「既に餌釣りの時代は終わったな。」 と書きましたが、お船の雑誌を見てさらにその感を強めましたな。

 

カラフルなウエアに身を包み、サングラスをかけ、カタカナばかりで良くわからんがジグやルアーなどのタックルをチョイスして戦闘モードでお魚とファイトする写真や記事を見ますと、完全に海での格闘スポーツの世界なんですわ。

 

 

 

臭くてダサい餌釣りが、最近若いお方に見向きもされなくなったのは何となく頷ける気がしますなあ。

 

 

 

今から半額ハンティングして、内海に向かうことにしましょうかね。

 

 

 

 


2016-09-12 05:12:00

今朝はチト時間がないので、結果だけ。

 

カンパチ狙いたかったけど先を越されて断念して、お久しぶりの南限のポイントに向かいました。

 

最近釣れないことに慣れてきますと開き直るようになりまして、あちこちウロウロせずにイカリを打ってそのまま午後2時まで居座ることに。

 

意外とこれが良かったのか、夏場あれほど探しまくったイサキのデカやメジナの良型がポツポツ釣れちゃいまして、お刺身程度は十分に確保できましたよ。

 

とてもとても炸裂とかラッシュには程遠いけど、そうだね30分に1匹程度が関の山だね。

 

マキシャカもやっておられたが、イカリ打ってるので船が動かないので、いつもの通りの徒労に終わったみたいです。

 

毎回〃ご苦労様ですなあ。

 

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ああそうだ、お船は時速10km程度でしか走れないけどトローリングに丁度良い速度のようで、自分は運転してて気が付かなんだが、プラグを泳がせてたら子カンパチが喰ってきたらしい。

 

1kg弱程度でしたが移動中にもお魚釣れると嬉しいね。

 

時間があればジュニアくんで1日中トローリングして遊びたいが、こりゃしばらくは無理やなあ。

 

プライベートで遊んで新たな漁場を開拓したい気もするが、願わくはどなたか自分に代わって走り回って、新たなポイントを見つけて欲しいものであります。

 

 

 

今日は雷伴う大雨だそうで沖には出ずに整備などしますが、明日はいよいよ宮崎港のせいゆう丸と同型のお船を内海に陸送移動して陸上保管いたします。

 

向こう20年はせいゆう丸には働いてもらわないといけないので、部品調達のためになくてはならない存在になるんだわ。

 

全部共通の部品だから、一つ〃丁寧に外して磨いて保管する作業が忙しくなりそうだね。

 

分解するのが大好きだから、何かワクワクしますがね。

 

 

 

明日はネタがないだろうから、日向木挽ブルーのお話でもしようかな。

 


2016-09-11 03:04:00

どなた様に聞いても、あの台風が通り過ぎてからお魚がまるで喰わなくなったとおっしゃってます。

 

情報の一番頼りにしている漁師のお方すら鵜戸まで行かれて中アジ2匹と嘆いておられたが、あの辺一帯のお魚が 「食べてるどころではない!」 と、命を維持するのがやっとこさの状況になっているのかもね。

 

理由は分からんが、とにかくアジ子ですら喰いが悪いし、熱帯魚みたいな餌取りもあまり喰って来ないので、お魚全体の活性が極端に落ちているのでしょうなあ。

 

 

 

しかし、昨日の自分は少し余裕がありました。

 

と言いますのも、一昨日深場のチダイが短時間にパタパタ釣り上げられたからでありまして、 「まあ、他で釣れなくてもあそこが助けてくれるだろう。」 と楽観視しておりました。

 

結論から申し上げるとこんな思い上がりの考えが大きな間違いでありまして、カンパチが空振りしたあと余裕でその場所に向かって仕掛けを投入すること1時間、はい何も喰ってきませんでした。

 

余裕が焦りに変わるのは容易いもので、あそこに行って駄目、こちらに行って駄目でありまして、焦りまくりました。

 

結局午後になっても釣れたのは奇跡のイサキ1匹のみ。

 

 

 

焦りがマックスに到達したが、心静めて師匠のお言葉などを思い出しながら考えてみると、過去に助けてくれたポイントがまだ残っていたのでそちらに向かうことに。

 

この判断が幸いして、ようやくお刺身を食べる程度は釣れちゃいました。

 

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あくまでも昨日の夜に食べられる程度のお魚しか確保できませんでしたが、目一杯遊んで夜に晩酌しながらお刺身食べることが出来まして、あの海の状況の中で何とか達成出来たことに、密かに満足しちょります。

 

 

 

久しぶりにジュニアくんも出撃しましたが、帰りの時間が合わずに写真撮れなかったけど、マダイやヤガラなどそこそこ釣っていたみたい。

 

そのうちメールで写真送ってきたら、アップしますね。

 

 

 

ヨーロッパ中期予報では、新たに出来た台風は中国大陸に上陸して弱まり、崩れた低気圧が15~16日にかけて九州に近づくみたいです。

 

いずれにしてもその頃は海が荒れるでしょうから、2~3日は休漁になるでしょうなあ。

 

その時はかあちゃんと車でどこか遊びに行こうかな?

 


2016-09-10 02:22:00
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前日の極貧漁のショックを引きずったまま、出港したのは昨日の午前6時30分。

 

なんとなく気が重い。

 

どんなことでも大体で済ませる自分でありますが、結構落ち込んでいたのかも知れませんなあ。

 

 

 

とりあえずカンパチ狙いでグルクンからスタートするも、一昨日ほど喰わないことはなかったがやはり喰いが芳しくない。

 

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魚影はこれだけあるけど、何故か喰ってこないのであります。

 

途中でアジ子に混じって中・デカアジが数匹釣れたけど、やはり本調子ではなくパタリと止まってしまいました。

 

しかし諦めかけた頃突然、 「キター!」 の声に振り向くとカンパチ特有の鋭い引きで、道糸がズルズル出て行っておった。

 

やりとりが上手だったので切られることなく割と早めに上がってきたが、推定3.5kgの良型カンパチでありました。

 

 

 

その後パタリと当たりが無くなって退屈な時間が続いたけど、前日の流浪の旅を反省して暫くそこに留まるつもりでありました。

 

それでもあまりにお魚の反応が無くなったので、ダメ元で沖のチダイの巣床に移動してみました。

 

結果これが良かった。

 

仕掛けを入れて暫く音沙汰なかったけど、そのうちポツリポツリとチダイやサバの高校生クラスが釣れ始め、午後2時の納竿時にはお刺身程度のお魚が釣れました。

 

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ホント、海の神様に感謝だわ。

 

別に大物なんぞ釣れなくても良いから、美味しいお刺身が食べられれば良いよね。

 

 

 

漁友達に聞いてみると一昨日ほどではないけど、やはり全滅に近い状況のようでした。

 

何が気に食わないのか分かりませんが、よほどお魚に都合の悪い条件が揃っているのでしょうかね。

 

 

 

ところでヨーロッパ中期予報では、近く沖縄近海で台風が発生して15~16日にかけて九州直撃の予想をしております。

 

別のスパコンではまだその予想をしてないからどうなるか分かりませんが、とにかくいつ台風が発生してもおかしくない状況なんでしょうね。

 

行ける時に行ってお刺身食べとかないと、台風が来ると1週間は沖に出られないもんね。

 

カレンダー見ていると、不摂生して夏風邪なんぞ引いとる訳にはいかんようですなあ。

 

頑張って毎日沖に出ないといけないね。


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