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せいゆう丸釣行記
どうした訳かは存じませんが、最近アジの姿がめっきり少なくなりました。
いえいえ、海の中の個体数が減ったかどうかの確認したワケではありませんで、お船に取り込まれるアジの数が近頃めっきり減少しているのであります。
何かで聞いた話ではアジとサバとイワシとの間に何か深い関係があるそうで、良くは分かりませんがどれかが多くなるとどれかが少なくなるらしく、とにかく最近アジが極端に釣れないのであります。
去年の釣行記を読み返してみますと、結構イルカ沖や野島沖でサビキで釣れておりました。
ところが今年は特にサビキ釣りでは全然釣れないようで、アジを釣って市場に出している半分漁師の皆さん達がもう諦めて、最近漁に出て来なくなってしまいました。
ベテラン漁友に伺うと鵜戸沖の特定の場所でたまに釣れることがあるらしいのですが、それでも行ってすぐ釣れる訳でなく、かなりの時間辛抱して辛抱して餌を蒔き続け、わずかな間にパタパタ釣れてまた沈黙が続くらしいのであります。
足の遅いせいゆう丸においては、西遊記の天竺みたいな場所にまで遠洋漁業する考え全くないからどうでも良い話だけど、内海の防波堤のちょいと先のいつものポイントで、数は少ないけどデカアジが辛うじて釣れているので助かっているのであります。
それでも昨日は苦労しました。
数が出なかった上に魚種も少なかったので、ちょっと面白みに欠けた1日でありました。
それでもデカアジが10匹くらい確保できたから、しばらくはアジ三昧できるはず。
写真じゃ分かりませんが全部30cm以上のサイズなんですよ。
注意深く観察していると固めの短竿はNGでありまして、当たらないわ外れるわでストレス溜まりっぱなしになりますね。
あれって何でだろうなあ。
経験則で申せば天秤釣りにおいては良く釣れる竿と釣れない竿の差が激しくて、中通しの2号の4.5m磯竿が一番釣れてたと記憶しております。
鉛の30号位までしか使えませんが、流れがあまりない時とか波が高くて船が揺れまくる時に俄然威力を発揮します。
今のデカアジは底にはあまり居ないようで、底から7m前後浮かしたところで食ってくるのですが、多分揺れを吸収できずに餌が動いてしまうと警戒して食わないみたいなんですね。
サビキに荒喰いしたりしてバカタンのイメージのあるアジですが、割とデリケートな一面も持っていると思いますよ。
昔サビキ釣りで良く釣れてた頃の事を思い出し 「釣れんはずがない」 と、形相変えて目一杯竿を振って餌を撒いても、今の時期のアジは見向きもしませんね。
そうそう、普通竿は船の真横に突き出すものですが、昨日試しに竿先を船首方向に限りなく向けてやってみたら何となく一番釣れてたみたいです。
これは例の 「変なおじさん」 のこと思い出してやってみたのですが、どうも当たっちゃったみたいでした。
船は波の作用で横方向にローリング現象でよく揺れますが、縦方向にはあまり揺れないものです。
柔い竿プラス縦方向の相乗効果は何となく面白そうでありまして、今後トライしてみたいと思います。
ところでその 「変なおじさん」 は「妙なおじさん」でも「危ないおじさん」でも「怪しいおじさん」でもないので安心してくださいね。
釣りに異常なくらい情熱を傾けてるだけで、後はフツーですから。(笑)
そんなことやってるうちに午後3時過ぎまで竿出してましたが、デカアジ10匹がやっとの1日でありました。
チヌ・ニベ・チダイが他に釣れましたが、波が高くて体揺さぶられてスゴク疲れました。
このアジは40cmオーバーのデカチンアジでした。
そーいえば今までに見たことないお魚が釣れたので、お友達で雑魚博士のあららさんに連絡してお渡ししました。
そのお魚の正体はこちらです。
http://ararafish.blog.fc2.com/
今日・明日(24・25日)は高波が取れないので休漁します。
「いただけるものは何でも下さい」 と合う人合う人に言い続けていたら、哀れに思って下さるのか最近色々といただきものをするようになりました。
お野菜の余ったものとか自家農園で採れた物とか、お金をかけてさえしてなければ心がこもった贈り物として、すんごく嬉しく頂戴するのであります。
前回も書いたのだけど何もお返しが出来ないので、せめてかあちゃんが腕によりをかけてこさえた料理のお写真でご勘弁を・・・。
このお写真は田野町の農業経営されているお方が作られた立派なキャベツ。
かあちゃんがお好み焼きにしてくれました。
みじん切りにして電子レンジで結構長い時間 「チン」。
我が家のお好み焼きの特徴は、山芋使わずジャガイモをスってタネに入れること。
分量は3枚分に対してジャガイモの中の半分とのこと。
何回も試して掴んだ割合のようですが、結構微妙らしい。
そう言えばジャガイモを使い始めてから、お好み焼き屋にまるで行くことがなくなりましたね。
生地のネットリ感が絶妙で、わざわざお好み焼き屋に行く必要が無くなったんですなあ。
それからこちらはピーマン農家のお方から頂いたピーマンと、これまたタコ釣り名人から頂いた切れ子辛子明太子を使ってのお料理。
特に難しいものではなくただソテーするだけですが、サラダ油でなくマヨネーズでソテーしてますので風味がかなり良かですよ。
最近托鉢和尚みたいな生活をしている自分としましては、大事な食べ物を残したり廃棄したりと粗末に扱わず、最後までキチンと食べることを心掛けるようにしております。
お魚釣りだってそうでして、ご近所におすそ分けしたり自分達が食べきれる量を釣ったらそれ以上は求めない。
釣ったお魚は、是非ぜひ頭から尻尾まで大事に食べてやって欲しいと存じます。
このお写真は一昨日の夜、西都の娘夫婦宅で娘婿のご両親との忘年会を行った時にかあちゃんがこさえた、カンパチのお刺身の盛合せの写真であります。
4kg近くの良型のカンパチでありましたが、前日にお友達のジュンちゃんから分けて頂いた絶品でありまして、かあちゃん曰く 「脂がギトギト乗ってて包丁に身がまとわりついてきてたよ」 とのことで、旨すぎてあっという間になくなってしまいました。
海ぶどうがたまたま手に入ったので、結構良い彩となりました。
自分達の親にもおすそ分け出来て最高の食材でありました。
娘夫婦が共働きなもので共通のお休み日が取れないためとても早い忘年会でしたが、みんなで持ち寄りのお料理で相当盛り上がりまして、今度皆でお船に乗ってキス釣りに行こうと言う話となりました。
内海界隈にあまりキスがいないからどうなるかわかりませんが、娘夫婦が幸せそうに暮らしている姿を垣間見ることが出来て本当に幸せなひと時でありました。
25日でありますが、季節はずれの台風からのうねりが予想されるため、船酔いを考慮して急遽予定変更となりました。
お時間ありましたら是非カレンダーを参考になさってくださいね。
乱獲が嫌いでそこそこ釣れればそれで良しの自分でありますけど、とは言え出漁したらせめて2~3日分のお刺身を確保したいと常々考えております。
ましてやお休みの日で久しぶりの船釣りともなりますと当然期待感は高まるでしょうし、とにかく美味しいお魚が食べたいと誰しも思うはず。
だけどそんな期待感を見事に打ち砕いてくれる時がたまーにありまして、昨日がまさにそうでありました。
午前7時に出港していつものポイントに到着すると、良い感じの下り潮が来ておりましたが魚探にはお魚のお姿を把握できない。
「 超マズイぜよ 」
その時、何となく視線を感じて後ろを振り返ると、ジッと我が魚探を凝視している 目 目 目。
なんか最近ごまかしが効かんごとなった気がするのであります。(笑)
しかたなく、「多分今日は釣れんよー」 と朝一から宣言せざるを得なくなる。
残念ながら宣言通り1~2匹デカアジが釣れたらパタリと止まって、長い長い沈黙の時間に突入することになったのでありました。
ところがなんですけど、おひと方だけ何故かポツリポツリとデカアジをコンスタントに釣っていたのでありまして、終わってしまえば15を数えてました。
すべて30cmオーバーのデカアジだけにそのくらい釣れますと余裕しゃくしゃくでありますなあ。
このお方以前黄金の瀬でシマアジをかなり釣られたことのある超ベテランで、自分は 「変なおじさん」 と呼んでるのですが、その風貌とは裏腹にとにかく釣りが上手い。
船の釣りに情熱を注いでおられるみたいで、釣りを開始するとひたすら海中の状態をイメージしておられ、魚探をチェックしては仕掛けを微妙に変えてみたり棚を変えたりして工夫されているが、釣り方にブレがまったく無いのであります。
竿は短いがグラスのソリッドでグニャグニャ。
どうした訳か竿掛けの方向を船首に限りなく向けておられるものだから、運転席から竿に手の届く位置にありまして時々手を伸ばして揺すってちょっかい出したくなる。
「 やめてー 」 と変なおじさんが叫ぶが面白いし退屈だからしばしばやっておりました。
結局ポツリポツリとその竿だけ反応して豊漁達成したのですが、理由が未だに分からないのであります。
釣果には原因があって結果があるのですけど、昨日釣れなかった原因はお魚の食い気がまるで無かったことにつきますが、そんな中好結果を出した 「変なおじさん」 は素直にスゴいと思いましたね。
お船での釣りは色々と楽しみ方がありますが、ずっとお魚と知恵比べしているお姿を拝見してこちらも随分と楽しまさせていただきました。
情報を集めてみますと昨日はどの船も良くなかったみたいで、理由はわかりませんがまったく食い気がなかったようですね。
確かに魚種が少なかった上、ダブル・トリプルが無かったし餌を飲み込んだアジがいなかったので、お魚皆さん岩礁の合間でうだうだしていたのかもしれませんね。
今日は昨日の天気予報では完全に雨と言ってましたが、今のところ曇り空でまたもや天気予報ハズレでありました。
ただ昨日からなぜかのウネリが入ってきておりまして、風波とウネリと雨の3点セットはさすがにアウトと考え今日の漁は昨日の時点で中止としました。
船酔いに弱いお方にはしばらくキツイ日が続きそうでして、寒くはなるけど早く北西の風の季節が来てくれないかなあ。
北東からの風波で2日の休漁後の今日、「シケの後は釣れたためしがない」 と、師匠から何度も聞かされていたので、「もしかして今日は貧漁なるかもね」 と、内心覚悟しての出港でありました。
いつものポイントに到着して魚探を覗くと、はい、その通りまったく魚影がありませんでした。
「これってチトやばいんとちゃうか?」
ポイントに移動する間に船足からあまり潮が流れてないことは分かっておりましたが、想像以上に潮が動いておらず、お魚の姿がまるで見られない超マズイ状態でありました。
案の定午前9時頃まで何も釣れず、ドヨヨーンとした重苦しい空気が漂っておりましたが、9時過ぎから軽い下り潮が来はじめて、デカアジ・ドデカマサバがポツポツと釣れ始め、美味しそうなクロエバやカンパチのお姿も。
午後3時まで粘って、おかげさまで何とか昨日の漁が成立いたしました。
ただ自分としてはチト不満が残る漁でまして、食いが渋い時に良く見られる現象でありますが、竿の柔さと錘のバランスの関係で釣果にかなりのムラが見られました。
昨日の場合、長く柔くてしなやかな竿にはコンスタントに食ってきましたが、短くて硬い竿にはあまり食ってきませんでしたね。
短くて硬い竿に好んで食ってくるのは盛期のイサキくらいで、海中の仕掛けや付け餌が多分ぴょこぴょこ動いて誘いがかかるからなのだろうと思う。
一方アジは動かさんほうが良いようで、極端な例ですが中通しの2号の4.5mあたりの磯竿を使うとデカアジはよく釣れますがね。
竿先がしなやかに波の動きをうまく吸収して、海中の仕掛けや餌に変な動きを与えないからだと、自分は考えております。
天秤釣りの場合、長くて柔い竿が平均して良くアジが食ってくるのと思っておりますが、柔いが故に取り回しが少々厄介なのも事実。
天秤でのアジ釣り重視であれば、30号の3.9mが一番バランスが良いと思うのですが、最近あんまり売っとらんと聞いてます。
今日も出漁しますがお天気が今夜から崩れるみたいで、ひょとすると明日以降出られない日が多くなるかもね。
台風も近々北上するとのことですが、もしかしてこのまま温暖化が続けば年中無休で台風がお越しになる時代になるんとちゃうやろか?
堀切峠に到着したのは午前5時前。
沖の方に漁船のものと思しき小さな灯りがチラチラ見えたので、そんなに波が無いかもと考えながら港に着いてキャビンでおネムネム。
6時過ぎにお目目が覚めて、もう一度堀切峠から海を眺めると、少し尖っているが我慢すれば何とか漁が出来る波の状態でしたが、これに北風が吹くと完全にアウトであります。
お船でカップ焼きそばとコーヒー作って美味しい朝ごはんをパクパク。
8時過ぎにもう一度堀切に向かい海を眺めると、状況は一変しておりました。
北風がビュンビュン吹いて、ピッチの短い尖った波が波頭を崩しながら押し寄せておりまして完全にアウト。
昨日に引き続き休漁となりました。残念!
デジカメをどこにやったか分からんかったけど、お船の中にカッパを置いておりましたが、そのポケットの中に入れとりました。
一昨日の釣果の写真を乗っけときますね。
デカマサバは1kg以上あったそうです。