Welcome
Information
せいゆう丸釣行記
2~3週間前に黒潮が一旦接岸したのですが、それから下り潮の日が続いてます。
正確には上が下り潮でして下が上り潮。
これって何言ってんだか分からんかも知れませんが、いわゆる2枚潮でありまして、海中の上層部と下層部では流れが逆になっているのであります。
それに加えてドカ降りによる濁りが南下してきて、もう海の状況は全然掴めない。
宮崎の河川は雨が降ると即濁りまして、特に清武川・大淀川・一ツ瀬川なんぞはミルクチョコレートのような色の濁水を太平洋に大放出するのです。
こんな時期に飛行機でその様子を見ると、気分悪くなるぐらいおびただしい濁りが太平洋のブルーに混ざっているのが分かりますね。
ところが四国の四万十川付近は綺麗なもので、地質もあるかも知れないがダムがあるか無いかでこんなに違うんだと、以前飛行機で江戸からの帰りに思ったものです。
さてそんな昨今でありまして、濁りや潮の流れが目まぐるしく変化するものですから、お魚がどこにいてどんな状態なのか把握しづらい日が続いております。
昨日はいつもの時間の午前6時に出港しまして、黄金の瀬に到着したのが6時40分頃だったかな?
出港した時点では綺麗なブルーの潮でありましたが、東に船を進めていくうちに次第に茶色になりまして、着いた頃には吐き気がするくらいの濁り水でありました。
「こりゃ魚は食わんわ・・・」
心の中でボヤきながら水深24mの地点にイカリをドボン。
仕掛けを投入すると、活性が低い時に必ず釣れるお目め真っ黒でつぶらな瞳のコガネスズメがすぐお越しになる。
「あちゃー、やっぱり・・・」
入れても入れてもコガネスズメ様しか食ってこない。
名前は知らんが、似たようなスズメの仲間も時折釣れてくる。
「ひょとして今日はボウズ?」
そんなことが頭をよぎり始めた頃、突然海の色がブルーに変化し始め、それとともにメジナ・イサキ・ウスバハギ・ニザダイが釣れ始めて、お約束のようにスズメ軍団が嘘のようにいなくなったのであります。
そしてそして、嬉しいお魚のシマアジ様がお越しになったのです。
さほど大きいサイズではありませんでしたが、まっこと美しいですねえ。
このお魚が超美味いからからなのか分かりませんが、うっとりするくらいの形と色を放っておりますねえ。
ほんの一時でしたが入れパクパクモードに突入しましたが、またもや濁り気味の潮がやって来てピタリと止まる。
親や子や孫達に食べさせる分は確保できたので、早くもお昼寝タイムに。
お昼寝から目が覚めると晴れていた空が真っ黒になって、雨がパラパラ降り始めそのうちに本降りになってしまいました。
海はマーブル模様だし、時々しか釣れないしで、午後1時に帰港することにしました。
朝確認した天気予報では晴れだったのに、午後に改めて聞いてみると 「きょうは雨」 とのこと。
アホかいな!
今の時期は予報は難しいのかも知れませんが、モチット正確に予報出せんのかねえ。
カッパ持って行かなかったので濡れてしまったではないかあ。
今日は朝から雨で時折強く降るとの予報でしたので、残念ですが漁を中止することにしました。
こんな日はお船のメンテナンスを行いますが、魚探の発振器がブラケットごと船体から外れてしまっていたので取り付けたり、時間があればドライブのギヤオイルを抜き変えたりしたいと思います。
雨が降っても橋の下の天然ドックがありますので、濡れることなく作業ができるんですよ。嬉しいなあ。
雨の日くらい休んだら?
周りの半ば呆れ返ったお言葉を頂戴しながら、昨日も漁に出たのであります。
出港時はシトシトでありましたが、ポイントに着いた頃はドカ降りになりまして、風は出るわ波は立つわでエライことになりました。
その時間帯を過ぎてしまえばまたシトシト降りでペターンとした波に戻り、一安心。
程なくしてイサキが釣れ始めたのですが、前日に引き続き大型船の先客がポイントを占拠していたためそのまま留まることを断念し、別のポイントに移動。
ところがそこはムロアジ(クサヤムロ)が底から湧いてくる状態で、そこも早々に断念。
前日と逆のパターンでありましたが、大きく南下してアジのポイントを目指して1時間近くの移動を決行いたしました。
最初はネンブツやアジ子ばかりでしたが、天秤仕掛けや完全フカセにデカチンアジやチダイがそこそこ釣れてようやく安堵いたしました。
約1時間お約束の昼寝をしていましたが、目が覚めてデッキに出てみると1羽の珍客がお越しになっておりまして、餌のオキアミを沢山いただいて完全になついた感じになっておりました。
多分ミズナギ鳥だと思いますが、手の届くところまで足をパタパタさせて寄ってくるものだから、可愛くてつい手網ですくおうとするけど、さすがに危険を察知して慌ててチト離れるがまた寄ってくる。
でもお腹パンパンになったからなのか飛び去ってしまいましたが、先程までの愛くるしいお顔とは随分かけ離れた、まさに翼で水を切るような飛び方の凛々しいお姿でありました。
今年はなかなか梅雨らしい梅雨みたいですね。
梅雨の特徴として前線が通過するときだけチト荒れますが、概ね凪ぎの時間が長いのもこの季節の特徴であります。
スカッと晴れないのでモヤモヤしがちですが、イサキがボチボチお越しになってきたようですね。楽しみです。
それから18日(木)のカレンダーに変更が出ましたので参考になさってくださいませ。
昨日の天気の崩れは早かったですね。
予報では夜になって雨だったはずなのに昼頃には降り出して、午後には本格的に降り始めました。
前日の玉砕を考えて、昨日は最初南に下り伊比井沖のアジの瀬に着けるも、防波堤で釣るような赤ちゃんアジ子しか食わないのでさらに沖の65mの瀬に向かいました。
ところが巾着船がゴッソリ獲っていったのか、お魚の姿が全くない。
「マズイ、超マズイ・・・」
潮の流れは悪くないし、前日のあのミルクティー状態の濁りは解消しつつあるので一大決心して北上し、黄金の瀬に大移動することにしました。
船足の速い船だとほとんど考えることではないのですが、なにせ時速12km程度のせいゆう丸は移動に勇気がいるのであります。
早く潜って船底をこさいでキレイにせんといかんなあ。チトでも速くなるからね。でもまだ水が冷たいけん寒いわな。
上り潮にも助けられて40分弱で黄金の瀬に到着すると先客がいて、釣り人が手網を出してお魚をすくっておられる。
少し離れた場所に船を着けると、ゴマサバのデカが2匹釣れるも後が続かない。
船を着け直すこと3度目くらいで目的の場所に留まることができて、ポツポツとメシナが食ってきました。
当然のごとくお昼寝タイムに突入し、結構寝てたみたい。
午後に入り雨の粒が大きくなりましたが、イサキが混じり始めたみたいで動きが活発に。
前日のあの悲惨な状態と一変して入れパクモードに近い状態に。
前日と同じ場所・同じ時間・同じ釣り方なんだよね。それがこんなに違うんだから、お魚はホントわからんですなあ。
入れちゃ食い、入れ食いが続くものだから帰るタイミングが取れなかったのでありましたが、風が強くなったので帰港することにしました。
そろそろイサキの数釣りが期待できる季節になりましたねえ。
なんと言うかアカン時はアカンと言うか、ダメな時はダメと言いましょうか、お魚がラマダンに入ってしまったようであります。
ラマダンに関係しないオヤビッチャヤやカマスの子供やコガネスズメは、大型魚がラマダンに入ったことを良い事にキャピキャピ食いついてくるが、信仰心の強いイサキやメジナやマアジは空腹を我慢してじっと耐えているようでありました。
どこに行ってもダメ。どの時間帯でもダメ。仕掛けを変えてもダメ。昼寝して気分変えてもダメ。
ダメダメ尽くしでありました。
潮は概ね下りでありまして、清武川・大淀川・一ツ瀬川あたりの濁水がドバーっと流れてきていて濁りが凄いし、しかも流れ木や竹などのゴミが凄い。
一応数匹のイサキやメジナやハゲが釣れるには釣れたが、みんな濁り水で目がやられているようで、よくよく観察すると目をずっと胸鰭で擦っていたのか、お魚さんは皆目が真っ赤に充血していている。
おそらく目を擦りすぎて充血したんとちゃうやろか?嘘だけど・・・。
午後になるとそれまでの凪ぎが嘘のように南風で荒れ始め、流れ木でペラがやられんければよいがなあと思いながら時速10kmの微速で帰港しながら、約1時間かけてようやく内海港にもどることができました。
帰港して漁友達と連絡とって色々聞いたが、今日お魚の姿を見ることができたのはほんの数隻だったそうな。
大雨のダメージはかなり広い範囲に残っていたのかも知れませんね。
これほど釣れなかった日はホント数ヶ月ぶりと記憶しておりますが、明日からは何とかお刺身くらいは釣れて欲しいものですねえ。
今MRTでひるおびを見ながらピコピコ始めたところでありますが、かあちゃんが塩サバを焼き始めたみたいで、焼き終わるまでに打ち終わらんと昼ご飯が食べられん。
それにしても日本年金機構から流れ出た個人情報のニュースを見ていると、責任所在が曖昧な世界の恐ろしさを感じますなあ。
「甘かったと言われれば、そう言われても仕方ない」
お役所のお偉い方々が渋々謝らんといかん時は、判を押したようにこんな言葉で締めくくられるようですが、なんか視線が遠い所を見ているようで責任を痛切に感じている気配がない。
口には出さんが、その後に飲み込んだ言葉は 「とはいっても誰も別に責任取らんでもいいけどね。ただオレの出世に影響するのは困るけど・・・」。
多分そんなとこだろう。
民間企業や普通のお店だったら倒産につながるような不祥事や不作為があれば即クビだが、お役所では責任取らんで良いから、「今後このようなことが2度と起こらぬよう、全職員で全力で対応する所存であります」 と聞き飽きた言葉が中を舞い、それでいつも終わってしまう。
だからまた同じことが起きてしまう。
いい加減責任の所在を明確にできる法改正は出来んものだろうかね?
でもそうなったら途端に公務員試験の倍率が下がるだろうね。
ところでネットの世界にはそんな危うい面もあるが、便利なことも沢山ある。
写真のシマノのリールはヤフオクで1000円で購入したものですが、ジャンク扱いだったためか他に手を上げる人がいなかったみたいで、気がついたら 「おめでとうございます」 とメールが来ていた。
届いた商品は予想したとおり液晶が電池切れで不動でありましたが、レベルワインド以外は油切れもなくベアリングも生きておりました。
今日は荒天のため漁を休んだので起床して半額ハンターをやったあと、ちまちまと分解修理に取り組んでおりまして、先ほど無事完成いたしました。
ドラグは昔の作りだからあまり滑らかではないが新しいPEの4号が150m巻いてあったのでお得でして、こうやってチト手を加えてやると見事に復活するんですなあ。ジャンク品でも。
この当時のシマノのリールは電池交換ができない設計だったようで、分解してボタン電池買ってきて半田ごてで配線くっつける小ワザが出来んといかんけど、ジャンクで出てくるこの手のリールは大体修理できますね。
ボタン電池はダイソーで買うから、修理代は数十円しか掛かりませんね。
ヤフオクでこんな格安のお買い物ができるなんて、今は良い時代でありますねえ。
どこまで金の掛からん生活を追求するのか、自分でも最近わからんごとなった、せいゆう丸の船長であります。