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せいゆう丸釣行記
先ほど帰宅しました。
タンク前にせいゆう丸を進めましたが、9月30日と同じ潮の状況で時速4キロ近くの下り潮でありました。
漁礁の周辺をくまなく探してみましたが魚影がなく、そのまま帰港しました。
前回も同じ状況で、イカリが漁礁の取られてたいへんな思いをしたことが頭をよぎり、あっさり諦めました。
先輩漁友も後から出てきて沖に出たので状況を聞いたところ、さっぱりお魚がいなくてそろそろ帰るとのこと。
時化明けは釣れたためしがないと皆さんご存知なのですが、長く沖に出ていないのでやっぱり心がはやり、無駄とわかっていてもやっぱり出てしまいますね。
人間様が考えるより時化の時には海の中は過酷なのでしょうか。
沖に退避した群れが戻るまで2~3日はかかるでしょう。
明日は日向に行ってキスでも釣ることにします。
台風一過で素晴らしいお天気になりました。
せいゆう丸・黒潮丸・日向のお船 3船とも無事に港に浮かんでおりました。
この目で確認するまでは落ち着かないもので、内海も日向も台風で船が沈んだ話は聞いたことありませんが、やはり見て確認するまではドキドキであります。
昨日までは波が高いため休漁しておりましたが、いよいよ今からタンク前で漁をしてまいります。
時化のあとは釣れたためしがありませんが、一ヶ月も遠ざかっているとカンがなくなっている気がするので、燃料入れてウオーミングアップ的に海に出てみます。
季節的にタンク前ではカンパチとヒラメが出る頃なので、面白いとは思います。
テーブルの上には、かあちゃんがお弁当を用意してくれております。
感謝感謝です。
ありがたいことに、毎日100~200名の方にこのホームページにお出でいただいております。
台風の影響で釣行できないまま釣行記であれやこれやグダグダと思いのまま書き続け、早1ヶ月になろうとしております。
皆さんには飽きることなく自分の独り言的な文章に目を通していただいているようで、大変ありがたく自分にとってたいへん励みになります。
さて台風19号は予想通り、鹿児島の枕崎から熊本の水俣の間くらいに上陸しそうで、勢力が若干落ちてきているものの宮崎にとって最悪のコースとなりそうです。
昨日から台風独特のうなり音を立てて風が吹いていて、家の中にこもっていても大型台風の接近を感じますね。
明日の未明からが最もはげしくなるでしょう。
内海のせいゆう丸と黒潮丸、日向のお船もロープでしっかり繋ぎ万全の対策をしましたが、台風が通り過ぎて無事浮かんでいるのを確認するまでは安心できません。
沖縄・奄美では数万件の停電が発生しているようで、ここ宮崎でも同程度の停電が起こるかもしれません。
停電・断水対策として、発電機とお風呂に水を満タンに張るようにしております。
電気と飲料水とトイレの水さえあれば、しばらくは不自由しませんので気持ちの上で安心であります。
ところで漁に出られない間、かねてからやりたかった実験がありまして、昨日までにようやく実現にこぎつけました。
まあ大した内容ではないのですが、集合住宅では慣れてしまえば気楽で天国みたいなところですが、水道光熱を選べない点が自分にとって不満なところなのです。
田舎で一戸建てであれば、薪を燃やそうが井戸を掘ろうが勝手に出来るのですが、集合住宅ではそうはいきません。
小銭に細かく貧乏性のせいゆう丸船長は(事実貧乏ではあるが)、できれば屋上に太陽風呂を設置し、追い焚きで薪を燃やし、極力単価の高い都市ガスを使わない生活をしたいのでありますが、現実的にそんなことはできっこなく、まったくの夢物語であります。
しかしながら、せめてカロリー単価の安い灯油を利用して風呂くらい沸かせないかと、ずっと考えておりました。
そこでこの長い長いお休みの間に、ヤフオクでジャンク物の石油ファンヒーターとガス瞬間湯沸かし器をタダ同然で購入し合体作業を進めておりました。
石油ファンヒーターについてご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、燃焼方式別に ブンゼン式・ポット式・ポンプ噴霧式に分かれます。
ブンゼン式はダイニチ工業、ポット式はトヨトミ、ポンプ噴霧式はコロナが採用しております。
自分が選んだのは構造が最も簡単なポット式で、早い話点火時にはヒーターを熱し、点火したら鍋の底みたいなポットと呼ばれる受けに灯油をタラタラ流して燃やすだけのものでありますが、分解して構造を知れば知るほど奥が深いというか、安全のための制御がハンパじゃないのです。
500円で購入したトヨトミのファンヒーターでありますが、1・震動制御 2・燃料残量制御 3・本体加熱制御 4・火力制御 5・電動ファン制御 6・気温センサー 7・不完全燃焼制御 等々、基盤にびっちりプログラミングされていて、センサーも沢山ついております。
安くで購入したのが申し訳ないくらい良くできておりまして、自分にとって分解して構造を完全に把握できたのは大収穫でありました。
自分は機械の構造など、「中身はどうなっているのだろう?」と、思い出したらもう止まらない性格で、分かってしまうまでは気が済まない性分であります。
不要なセンサーを外したり短絡したりして基盤を騙し、燃料ポンプを無理やり最大に固定したりと、メーカーの技術者が見たら顔を真っ赤にして怒られるような改造を施して熱源は確保。
ただ厄介だったのは不完全燃焼のセンサーで、外すとエラーで止まり、嫌々装着すると燃料過多で不完全燃焼と判断しエラーでこれまた停止。
何十回と調整を繰り返し、やっとこさこのセンサーを騙すことが出来ました。
この写真はポット式の心臓部の燃焼室であります。
たぶん規定の燃焼カロリーの1.3倍は上がったはず。
それでも4500キロカロリー程度ですが。
ボイラー部は家庭用ガス瞬間湯沸かし器を1000円で落札し、届いたらすぐ分解。
不要な部品は全部撤去し、肝心要の熱交換器を取り出す。
思ったよりあまりにも簡単な銅製の熱交換器を目のあたりにし拍子抜けしてしまいましたが、それでも公称熱変換率83パーセントとのことなので信用して上記の熱源といよいよ合体。
150リットル弱のお湯を張るのに1時間近くかかりますが、灯油消費量は0.4リットル程度ですので約40円で済みます。
洗濯機用の市販ポンプを取り付けて追い焚きもできるようにしましたので、時間があれば都市ガスを使う頻度はかなり減ると思います。
お金に不自由しない方には全く無意味なお話でありますが、こんなバカバカしいチャレンジもたまには良いものだと自分は思うのですが、皆さん如何でしょうか?
台風は明日が正念場。怪我のないよう、もう一度確認作業をしてまいります。
台風19号に関する情報について、昨日夕刻までの予報では九州の東海上で急に向きを変え、九州への上陸はないような感じでしたが、今朝アメリカ軍の予報を確認すると、なんとなんと南九州に上陸しそうな予報に変わっておりました。
先月の18日以来、まともな漁ができなくなって3週間が経過しました。
16・17・18号と立て続けに台風が来襲し、今度は最強の19号が九州上陸をうかがっております。
この間、普段できないことをコツコツやってきましたが、さすがにやることがなくなってきました。
今日は実家の車庫の扉を閉じに行ってきましたが、この台風シーズンに何度この扉を閉じたり開けたりしたものか?
この3週間、せいゆう丸で釣りを楽しみにされていた沢山のご予約いただいたお客様に出船をお断りしなければならなかったのが大変心苦しい思いでありました。
今度の台風対策として、発電機を準備する・水を風呂に貯める・ラジオを近くに置くなど、かあちゃんと意思疎通をはかっております。
ちょっとオーバーじゃない?と思われる方がいらっしゃるとすると、それは大きな間違いであります。
過去に宮崎市の浄水場が大雨で浸かったことがありますし、長期間の停電があるかも知れません。
今のうちに出来るだけの準備をしておきましょう。
それにしても、新鮮な魚が食べたいものです。
今朝も早起きして内海港に行ってきました。
海はかなり濁っていて真っ黒け。沖は真っ青な黒潮が上っているようですが、近場は魚が寄り付いている感じがまったくしない。
そういえば、ひるおびの天気予報士の森さんが言ってましたが、大型台風が海上を通過すると水深60メートルくらい掻き混ぜるそうですね。
深い場所の水温は海面の温度よりかなり低いそうで、掻き混ぜられることによって海面温度は台風通過後に下がるそうだ。
ところが最近は深い場所の海水温が上昇しているそうで(どの程度の話か数値的な説明はなかった)、あまり海水温が低くならないそうな。
事実、16号・17号・18号が辿ってきた太平洋の海水温の平年差がないどころか、むしろ若干高い。
今現在900ヘクトパスカルと猛烈に発達し、南九州に近づく11日(土)頃でも925ヘクトパスカルを維持している予想になっております。
過去に宮崎に大きな被害をもたらした、枕崎台風のコースと極似していますね。
枕崎台風は、戦後間もない昭和20年9月17・18日に鹿児島県枕崎に上陸したのち日本列島を縦断し、死者・行方不明3700人前後の甚大なひがいをもたらした台風災害だったそうです。
特に広島で土石流などの災害で、2000人もの犠牲者がでたそうな。
枕崎台風は70年前の気象情報が乏しい時代に襲来したもので、正確な数値かどうか分かりませんが、枕崎に上陸した時の最低気圧は 916.1ヘクトパスカルだったそうです。
この台風で記録された最大瞬間風速は、宮崎県の細島灯台で記録した75.5m/secで、宮崎の場合台風が西側を通過した時が一番恐ろしい。
もし予報通りのコースをたどったら宮崎はかなりの被害を受けることでしょう。
風向きが南~東~北~西に変化し、特に南~東に変わる頃が一番激しい。
係留しているお船が相当やられるかもしれません。
厳重な注意が必要であります。