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古本屋日誌

2020-01-03 10:37:00

今朝は京阪電車の寝屋川市駅まで電車で行って徒歩で郵便局に行こうと前日にネットで距離や所要時間を確認し、5分あれば大丈夫と予習しました。

以前から自転車で郵便局から寝屋川一番街を経て駅の南口に至るルートは何度か通ったことがあるので、問題はなかったはずなのに、いざ歩いてみると最初の四つ角で逆方向に道を取ってしまい、結局着くまで20分もかかりました。

それはそうとEテレで元旦、2日の深夜、ハリウッド製作のドキュメンタリードラマ「奇跡の星」の放送があった。「クローズアップ現代」みたいな作品なんだが見せ方が面白かった。地球は過去何度も非常に大きな天体との衝突を経験していてその度に生物は大絶滅を経験しているという例のよく知られた話をやるのだが、画面にはボクシングの練習シーンが長々と映し出される。

6500万年前の、恐竜を絶滅に追い込んだ衝突についての解説ではユカタン半島に出向いた地質学者がその痕跡である大きな丸い湖に立つ。そこで地質学的な説明や、「ブラタモリ」的な地図、模型を使った説明があるかと思いきや、ウエットスーツに全身を包み切り立った湖に延々潜っていくシーンが放送される。地質学者に似合わぬ胸板で、上空からの陽の光とあいまってマッチョだがエネルギッシュな映像となって、何かエステかボディビルダーのCMのようだ。

アメリカ人は自然科学のドキュメンタリーでも肉体美を誇示したりするのが好きなんだろうよ。個人の肉体的な能力を本心からすごいものだと考えてるんだろうけど、そんなにたいしたもんですかね〜〜

だいたい人並みはずれた能力とかいっても遺伝も大きいですし、もらってる給料を考えたら完全な不労所得でしょう。何がそんなに偉いのかさっぱりわからないよ〜〜

さて中身ですがアマゾンの原始林はたくさん酸素を作っているが、即座に周りで消費されてしまう、地球の酸素の半分くらいは海に大量に生息する珪藻から来たものだとか、月は岩石組成が地球のそれと同じで、巨大な衝突が地球で起こった際に飛び散った岩の破片が固まったものだろうとかその程度のもので、これまで普通に言われて来たことばかりでした。

 

 

 


2020-01-02 10:16:00

今朝は寝屋川郵便局に出向いて今年初めての出荷をしました。大きな郵便局ということもあり、朝10時には郵便の窓口には数人並んでいて、年賀状を追加でこうたり、おそらくメルカリなどの通販の出荷とおぼしきダンボールを抱えたりしている。

以前はゆうメールはかなり緩やかで相当に厚みがあるものや重さが1キロを超えるものも問題なく引き受けてもらえていた。

しかしまあ各家庭のポストや新聞受けはせいぜい厚みが3センチくらいだからそれを超えるものは一々持ち帰らなければならず、客と次の配達を決める面倒な手続きも必要で人手不足もあり、働き方改革もあって、何でも引き受けるスタイルは不可能となった。

うちの発送は普段は特定郵便局に一挙に持ち込むようにしているのだが、正月休みやゴールデンウィークは特定郵便局は休みなので門真郵便局とか枚方郵便局とか地域のセンター的な局に持ち込んでいる。

つまり大きな郵便局に出向くのは半年に一回なので、郵便局のスタイルが変わっていくのがよくわかった。

2年前までは例えば「新明解国語辞典」の箱がしっかりついているものもゆうメールで何の問題もなく受け付けてもらえていたが、これは優に5センチくらいはあった。

しかし2年前のゴールデンウィークに同じ「新明解国語辞典」を差し出したところ「これはあかんよ、無理やからな」と言われで出しなおした後、去年のゴールデンウィークには「3センチを超えるものはゆうメールではあかんよ」と変わり、通常料金で出すことになった。

まあこれは当然のことで厚さ制限などは徹底しないと外務の職員の負担になるばかりだから、ある意味まともな時代になったといえるだろう。

 

 

 

 

 

 


2020-01-01 13:03:00

去年は1月末に天牛堺書店の倒産があってビックリした年でした、もう1年が経とうとしていて難波は薬局に、天下茶屋は田村書店、堺東タカシマヤは丸善、船場は槙尾古書店となり、なかなか後続店が決まらず、ずっとシャッターが降りていた三国ヶ丘はドラッグストアになった。

阪急の高槻市駅駅近くの証券会社が一階に入っていたビルもスギ薬局になり、実はそこから駅方向に20メートルもいかないところにもう一軒スギ薬局がある。薬九層倍、坊主丸儲けのことわざ通り旨みも大きいんだろう。

大阪では中崎町近くの高山文庫も閉店した。かなり前の話だが深沢七郎の「風流夢譚」の海賊版を譲ってもらったことがあった。

一方神戸では三ノ宮と元町に新しい古本屋が出来た。神戸は何といっても金を持っているから古本屋が多いのは当たり前で、前の大地震で打撃を受けたがようやく立ち直りこれからは自由気ままにのし上がってきそうだ。

うちの売り上げはというと10月の消費増税の影響は大きく11月あたりから下がり始め先月は2割以上落ち込んだ。これは消費増税の際に登録したら5パーセント割引があるという例の、中小企業向けのキャンペーンに参加できなかったことによるようだ。

商品や商品ページの閲覧数はこれまでと何ら変わりはないのに、購入に結びつく数が目立って減っている。

やはり5パーセント割引がある方のお店から買う人が相当いるのだろうと思っている。

確かに5パーセントは大きいとも言えるが、うちの商品はきれいだし魅力は客観的にはあるのだが、購入するとはいかないようだ。お客さんの心理は面白い。

でもまあかなりいい本が手には入ることも何度かあって在庫数は過去最高になったのでよかったとはいえる。一般的な古本屋の在庫数は1万点くらいだと思うのだが、うちはまだ二千点くらいしかない、今年は何とか五千くらいにはしたい。

昨日紹介したカラサキアユミの「古本乙女」には寝屋川市駅近所の金箔書房の漫画が載っていて店にカップルが入ってきて「えーこんな古い本なのにこんな値段するの〜〜絶対買わへんわ〜〜」とか言い合って店を出ていったのだがその際主人は「ありがとうございました〜〜」とえらいにこやかに送り出したという話だ。

失礼な話なのによく「ありがとうございました〜〜」とか言えるよなあとは思うけどね、皮肉なのかもしれない。

 


2019-12-31 13:44:00

去年古本マニアのカラサキアユミが「古本乙女」を出して古本屋巡りの日常を漫画で面白おかしく表現していた。

カラサキは購入した古本はあまり読まないそうで、ではコレクターによくある「探し尽くすためなら本を読んでいるヒマなどないない‼️」というのでもなく、本を入手するまでの苦労が楽しいという。

古本屋の地図を頼りにどの駅で下車して、どういう順番で古本屋を回るかを考えたり、お目当のいい本に巡り合ってずっしり持ち重りのする古本の山をぶら下げて帰ったりするのがいいという。

そういうものかなあ。俺はやはり読まないと意味はないと思うけどね。まあカラサキは画集とか雑誌とか雑本が好きなようだから、ページをパラパラめくった時の本の佇まいや香りに反応するんだろうけどね。

古本市でも初日の開店時、真っ先に人がたかっているのは大阪では間違いなく文学書のコーナーで初版本や帯付き、歴史的仮名遣いになっているものや稀覯本に人気がある。倉橋由美子の歴史的仮名遣い本が欲しいとか、三島由紀夫の癩王のテラスの帯付きが欲しいとか私もお客さんから注文されたこともある。内田百間の旺文社文庫を家の壁に貼り付けるようにして鑑賞したいから39冊セットで探してくれともリクエストがありました。

そういう時代や歴史の重みを味わうような良さはわかった上で、やはり中身でしょう。

 


2019-12-30 00:43:00

NHKの「ダーウィンが来た」でサムライアリの生態をやっていてこれまた面白かった。

全国に広く分布しているサムライアリはクロヤマアリの巣を襲撃して、巣の奥深くにまで入り込みまゆを奪い取って巣に戻り、生まれたクロヤマアリを奴隷としてこき使って餌を取りに行かせたり、掃除をさせたり、まゆの世話や女王のお世話までさせているという。

何でもクロヤマアリは巣を襲撃された当初は必死に抵抗してサムライアリを追い出そうとするのだが、やがて抵抗をやめてしまう。

これはサムライアリがクロヤマアリを混乱させるフェロモンを出しているからだというからびっくり。

またサムライアリの女王は単独でクロヤマアリの巣に入り込み、クロヤマアリの女王を追い出したり、嚙み殺したりして巣を乗っ取ってしまうということだ。

まああれですね、例のハキリアリは巣の中に小さく切り取った葉っぱを運び込んでそこに菌糸を植え付けてキノコを栽培して食料にするというやつです。

これもアリごときがなぜキノコ栽培などという人間様顔負けの高度な事業に乗りだせるのか不思議というほかない。