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古本屋日誌

2020-11-18 21:40:00

新之介が新刊「ぶらり大阪高低差地形さんぽ」を出した。

大阪の凸凹を地図に落とし込みかつての風景を復元して、その痕跡を実際に歩いて訪ねてみようという本だ。

住吉大社の西側に現存する池の正体が太古のラグーンの痕跡だという話は驚いた。

これまでは「住吉大社の西側は海だったよ」とか「再建された高灯籠のあたりが徳川時代の海岸線だ」てな感じの漠然とした話だった。

しかし、高低差から推測した地図によれば神社のすぐ西側には海からつながるラグーンが入り込んでいるがその向こう側には松林の続く砂州が伸びていたとのことだ。

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2020-11-17 16:06:00

神戸に本部がある日能研関西を相手どった雇用延長裁判で動きがあった。

中学受験の進学塾の日能研関西では定年は60で講師と呼ばれる非常勤の先生は一年契約で、時間給で働いており、業務はもっぱら授業だ。定年後は雇用延長となり、授業時間数が減らされ、また時間給も2割減になる。年収では4割くらいの減になってしまうのだが、仕事は授業だから、定年前もその後も何も変わらない。

それにもかかわらず時間給を2割も減らすのは不当だと社会の先生が神戸地方裁判所に訴えたが、これは棄却された。

そこで改めて大阪高等裁判所に控訴したところ、先日高裁は「和解勧告」を出してきた。
社会の先生は受け入れる意志を示したが、会社側はこれを拒否してきた。

その結果12月23日に判決が出ることになった。

雇用延長では給料が減らされるのは全国的に広まっているのだが、正社員の場合は雇用延長時には業務内容が変化したりして減収にも一定の合理性があるような気もするが、バイトのケースでは業務が何も変わらないのに年齢だけを理由として給料をカットするのは確かに不合理だ。

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2020-11-16 16:25:00

本が好きでいつも読んでいたいと思い、仕事なんかしている場合ではないと思っていた連中は多い。

「本の雑誌」グループのようにミニコミを作って喫茶店を回り歩いておいてもらって広げていったおかしな輩もいたが、実際はそこまでの根性はないし、本を読み解く力も心もとない。

知り合いの古本屋の親父に「大学でたら就職はやめて古本屋になろうと思てんねんけど」と相談してみたら「古本屋はお勧めできかねますな。せっかくええ大学いってんねんから会社に入ったほうがよろしいで」と諌められて若気の至りを慎んだ人はかなりいる。

ただ定年を迎えてそれなりの蓄えもあって、年金もあるような男女がこのところあちこちで古本屋を開業している。

「こんな店舗で、狭いし、大阪やからなあんまり売れへん。中央線の吉祥寺あたりの古本屋なんか盛況やのになあ。もう少し大阪の人も本をこうてもらいたいもんやな。」とぼやきつつも

「ずっと高校で英語教えてきたから、年金もあるからな。せやし、この店でそないに売れんかてやっていけるねん。もし年金がなかったらこないなことやってられへんわ」と落ち着いている。

定年後の長い老後の時間をどう過ごすか、暇を持て余すことのない手段として古本屋の開業も一つの手である。


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2020-11-15 12:26:00

タイガースの藤川が引退することになり、テレビでも特集が組まれている。

2003年の4月11日の東京ドームでのジャイアンツ戦で藤川は9回裏に登板して3ランホームランを打たれてリードを守りきれなかったことがあった。藤川はがっくりとマウンドにへたり込んでいたけど、6点のリードを守り切れないとはいつものタイガースらしい試合運びだと大して気にはならなかった。

ところが2005年の9月29日の甲子園でのジャイアンツ戦ではいわゆるJFKで登板して難なく抑えてタイガースは優勝したわけだ。

この日の登板ではシーズン登板数の記録も達成して球場に詰めかけた連中から一斉にフラッシュが焚かれて、その挙句アナウンスで「フラッシュを焚いての撮影はご遠慮ください‼️」と何度も注意が流されて試合が中断する事態となった。

だいたいフラッシュは手元を明るくするためのもので遥か遠くのマウンドにいる藤川に向かって使用しても何の意味もないことは言うまでもない。

バカは本当にどうしょうもないことを改めて確認できた。


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2020-11-14 00:18:00

昨日は花隈の神戸古書会館の古本市に行ってみた。

この古本市の特徴は本の少なさだ。一階はたたきがあるのでスペースは10坪もないだろうし、二階もそんなもんだからとても古本市と呼べるしろものではないよ。

また、並べてあるものには映画のポスターや競輪、競馬の会期を知らせる大きなチラシなどもあって我が物顔にスペースを占拠している。

古書会館は木造二階建てであり、二階に続く階段は急峻でしかも運搬用エレベーターの類はない。しかも会館の前は1間もないような路地であり、トラックを横付けして本を積み下ろしできそうもない。

だからこの古本市は一種の儀式なのだ。

「ここはな、先祖代々神戸の古本屋の聖地なんや。あの震度7の大地震にも持ちこたえたんやで。せやさかい毎年3回の即売会はきちんとせなあかんねや」てな感じで全組合員に周知徹底されてるのではなかろうか。

大阪の古書会館は五階建てでかなり立派だし、京都のそれも間口は4間くらいはあるし、前に車を横付けして搬入できる。

私の勝手な憶測だが神戸の古書組合も実はもっと広くて、大通りにも面していて、トラックを横付けできる施設があって普段の市はそこでこなしているのではないか。ただ神戸の古本業界の聖地として即売会の時だけは木造の古書会館を開けているのではなかろうか。






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