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古本屋日誌
新潮新書から小坪遊の「池の水を抜くのは誰のため」が出た。
タイトルはテレビでイベントとしてもてはやされることもある池のかいぼりの問題点を指摘したものだ。
外来のアメリカザリガニやカメ、コイを駆除するというが、都会の池にはそういう生き物しかいないので、子どもが自然に触れられる場を奪うことになりかねないそうだ。
それはさておき、この本の白眉は、行き過ぎたマニアの行為が野鳥の子育てに悪影響を及ぼしている話から始まる奄美大島の話だ。
猛禽類の営巣や子育てをいいアングルでカメラに収めようと、何人ものカメラマンが異様な風態で巣の周りを取り囲んで鳥に緊張感を与えてしまう。
これは確かに完全なストーカー行為だな。
また奄美大島に生息する希少種のカエルをペットショップの店長と動物図鑑の著者が持ち出そうとして空港で発見されて逮捕される事件があった。
この本の著者小坪は逮捕された2人にインタビューを申し込んだが店長からは拒否され、もう1人からはあれこれ話は聞けた。
何でも逮捕、釈放後仕事で別の動物の写真を撮りに出たところ警察に職質されて「前科があったため」長時間取り調べを受けて、挙句家族にも警察が事情聴取に訪れてようやく釈放されたそうだ。
著者は「この期の及んでやめておいた方がいいのではと思うのですが」などとコメントしている。
その上で、つまり十分社会的制裁も受けたことを確認した上でさらにインタビューしょうと断したがメールに返事はなかった。普通はそれで断念するだろうところが、この著者はわざわざ逮捕された2人の自宅を調べ上げて訪れてインターホンを鳴らすが応えはない。
「家の窓のカーテンは全て閉められていました。玄関には魚やカメのオブジェが飾られており、庭には水槽や飼育設備がたくさん並んでいました。生き物が好きなら「こんな家にしてみたいな」と思うような家でもありました。」
と書いていてよくわからない。
バカは何にせよやることが過剰だ。
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NHKの「ドキュメント72時間」は猪瀬直樹の「日本凡人伝」を思わせる面白い番組だ。
ただ「凡人伝」の方は凡人とはいえ日本一の美味い米の生産農家とか東大生協で時計の修理を長年やっている職人とかそれなりにプロフェッショナルな人物も登場したが、この番組は完全に凡人、烏合の衆のオンパレードでだからいっそう面白かった。
先頃今年一年のセレクションの放送があった。
札幌にある24時間営業のサンドイッチ屋に密着するのがあった。
玉子サンドやミックスサンドなど定番はもちろんフルーツを使ったマンゴーサンドなどもあってメニューは40種類くらいはあってそれがガラスケースに勢揃いする様子は壮観だ。
客の中に50がらみの夫婦と思しき二人連れが車できていて、インタビューを受けていた。
夫婦ではなく別々に住んでいて週末だけデートする関係を30年ほども続けているという。
女は「以前別の男と住んでいて共働きなのに、家に帰るとご飯を作るのは私ばっかりで腹が立った。今はそんなこともなく気楽でいい」という。
男の方は「もうこの関係が30年にもなるのですっかり慣れました」という。
明らかに男の方は普通に2人で暮らしたかったけど、女の希望に応えざるを得なかった感が出ていて面白かった。
これから定山渓温泉に出かけるとのことで女の運転で出かけて行った。
すすきののホストだという二人連れも出てきた。背の高いイケメンはホストクラブの経営者で、もう1人の若者は今日が初日の勤務だという。
経営者の方はデビューの日にNHKのインタビューを受けてるんだから、何かの縁でもと気を利かせて、わざわざ寒空の中店の前でサンドイッチの封を切ってパクつき、弟子にも食べさせてカメラに向かって何か言わせようとする。さて思わぬチャンスをつかんだ若造は何を語るのか❓
以前は土木の仕事をしていたが、すすきのにどうしても残りたくて何回もホストの面接を受けたと言う。
平和な穏やかなわれわれの時代は人々の話は実に薄っぺらで中身に乏しく面白くはない。しかし平和が人を作り時代を作る。
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大晦日ではあるが仕事で高槻に出向いた。
阪急電車もモノレールも朝も早くから換気に努めるとのことで最上部の窓を開け放したまま運行している。停車中はまだしも、疾走中は容赦なく寒風が吹き込んできて震えてしまう。
高槻で朝8時過ぎに食事できる店がかなり減ってしまった。何せ大晦日だからな。
阪急高槻すぐの「やよい軒」に入ったがかなり混んでいる。これから仕事の若い子もいるし、仕事帰りの若い子もいる、帰省客もいて長尻だな。
このチェーンも以前は大きなジャーにぬくご飯がわんさか入っていて自由にしゃもじでよそって食べられたが、コロナ騒動でボタンを押せば自動的に小盛り、中盛り、大盛りのご飯が機械から落下してくる仕掛けが導入された。
JR高槻には松坂屋と阪急百貨店がある。
昼過ぎに松坂屋の地下の食品売り場に行ってみた。専門店とスーパーというよくあるスタイルの店舗構成で、それなりに賑わっている。
正月用の蒲鉾、棒鱈、こんまき、黒豆、栗きんとん、ごまめ、かずのこなどが少々高めの正月料金で売っているが、すべて無菌パックで包装されている。
係員はたくさんいて、客が一つでも手にとって商品が売れたら、即座に補充するし、手持ち無沙汰にぶらぶらしていて、何か物足りないなあ。
以前のようにあふれるくらいの客がいて肩も触れ合う、足も踏み合う、店員も殺気だっていて、甲高い声で「あーお客さん‼️お客さん‼️」とせわしないのがよかったなあ。
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通販は本を手に入れるのに極めて便利だ。
Amazonや日本の古本屋サイト、ヤフオク、メルカリあたりが極めてたくさんの本を抱えていて見つかる可能性も高い。
お客さんの中には欲しい本を見つけても「他のサイトやったらなんぼになってるやろ」とサーフィンしてそれぞれの売値を比較するという人もいれば
「本なんか所詮1万もいかへんねんから、パッと見つかったとこの言い値でかまへん。いちいち探すのはそもそも面倒だ」という人もいますね。
そのためAmazonと他のサイトでかなり価格差の出ている本があります。
日本の古本屋なら500円くらいで何冊も売っている本がAmazonではその10倍になっていることもしばしば見受けられます。
普通に考えたら日本の古本屋のサイトにある本から売れていきそうなものだが、一概にそうとも言えず、Amazonから売れて行くこともいくらでもある。
確かに同じ本をスマホでいろんなサイトに打ち込んで探して行くのは時間の無駄とも言える。見つからないこともしばしばありそれでは時間を空費しただけだからだ。
そういえば例の「PAY PAY」へのクレームも「店頭でいちいち金額を打ち込んで店員に示すなど言語道断、ひちめんどくさい。」というのが多いようだ。
交通系決済の「PITAPA」とか「エディ」なんかは一撃で終わりだからそれに比べたら確かに手続きは煩雑だ。
でも私なんぞは現銀で支払っていた時のめんどくささを思えば「PAY PAY」は我慢できる。一々小銭入れから538円を取り出すややこしさよ。8円なんか1円玉は小さいから10円玉と100円玉に挟まれて出てこない。
しかしこれも几帳面な人など小銭入れの中が小分けされたのを使っているようだ。1円玉を入れるスペース、10円玉のスペース、100円玉のそれと細分化されている。こういう人ならまた全然違うだろう。
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大阪モノレールの駅にセブンイレブンの小型店舗がかなりできている。千里中央は改札を出たところにあるし、南茨木は駅の中にある。
阪急は高槻市は京都方面のホームにネスカフェの立ち飲み店舗があるし、南茨木の改札にはアンスリーがある。
京阪も門真市駅の中にアンスリーがあるし、萱島だって駅の高架下、改札へ上がる階段のすぐ横にやはりアンスリーがある。
これらの店舗では小分けしたお菓子(一切れのバームクーヘンとかイチゴ大福)がレギュラーコーヒとともに売られていて口が寂しいわれわれは釣られて買うてしまう。
なかなかよく考えた商売だよなあ。
前は電車に乗っている時は本を読むか、新聞を読むか、タブレットで漫画を読むかその三択しかなかった。
しかし今や好きな本を片手にコーヒを飲み、クリームパンをむさぼることも出来るようになったのだ。つまり電車ではあるがもはや家でくつろいでいるのとあまり変わらない。
ただこれだけコンビニが駅に蝟集しているのに、車内でコーヒを飲んだり、おにぎりをぱくついている人は少ないなあ。
以前北九州のJRの駅で古本屋の小型店舗がいくつも作られてもっぱら文庫本を売っていたことがあった。
「古本 文庫やさん」という文庫本に絞った古本屋で、北九州の田舎に大きな店舗を構えていた。
バスを乗り継いで本店まで来てくれるお客さんは多くないとの思惑からターミナル駅に小型店舗を展開して売り上げを伸ばそうとしたのだが、うまくいかなかった。
駅はのんびり本を選ぶ場所ではなく、通過点であり、先へ急ぐための手段でしかないからだ。
古本を手に取ってページをくり、楽しんでからこうていこうとする客は少なかった。
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