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古本屋日誌
先日、お客さんのところに行くついでに、久しぶりにブックオフ 三条駅ビル店を覗いてみた。
相変わらず俺の目当ての、文庫本の品揃えは芳しくなく、同じタイトルの本がたくさん並んでいる。
しかも『ブッダのことば』『モンテクリスト伯』「現代語訳 日本書紀』『続日本紀』『レイテ戦記』といった一回生が講義で使うテキスト風の本が多い。
ただ単行本については山科に本社のあるミネルヴァ書房の『日本評伝選』のシリーズがたくさん並んでいて、中に九大の福田千寿の『淀殿』もあった。
この本は従来の淀君という呼称が同時代には行われておらず、後に辻君や夜の君などの遊女名に絡めて、淀殿を貶める目的で作られたことや、淀殿は一年ほどしか淀城にいなかったにもかかわらず、淀殿と呼ばれる理由を解明した興味深い本だ。
それはさておき、本の扉の次のページに「謹呈 福田千鶴」のサインと贈呈者に宛てた短い手紙が入っていた。
ということは三条駅ビル店には学生だけでなく、それなりの学者も本を売っていることがわかる。
阪急の六甲駅近くには、神戸学生青年センターという4階建てのビルがあって、1階、2階は貸しホールで、コーラスや社交ダンスなどさまざまな交流の場となっている。
また3階には、小規模な古本コーナーがあって、寄付で集めた古本を販売し、その売り上げは、留学生相手の奨学金にしている。
またさらに神戸大に続く坂道を登った寺の境内では、毎朝近所の人が集まって、ラジオ体操をやっている。第一に第二、そして神戸体操というのを最後にやって15分くらいかかるという。
腰の曲がった年寄りや車椅子の人も参加していて、交流の場であるとともに、各自ができる範囲で体を動かして健康維持に努めているわけだ。
天王寺から谷町線で一駅南に行った、阿倍野にだいぶ前高層住宅のアベノベルタが出来た。
このビルの前には以前は体育館があって、水深5メートルもあって、途中に息継ぎできるスペースが設けてあったプールがあったけど、今はもう跡形もない。
そのベルタの地下に「七味」というシェア型の古本屋がある。
プロの古本屋だけでなく、個人の愛書家や自分の書いたものを読んでもらいたい表現者なんかが、思い思いに本を持ち寄って、魅力的な古本屋となっている。
レジも出品者が代わりばんこに務めていて、レジ当番の出品者は特典として、レジ前にある大きな平台に、好きな本や雑貨(革の財布、小物入れ、携帯ホルダーとかが並んでいるのを見た)を販売できる。
またXに、本の入れ替えや補充をした写真を投稿して、お客さんにアピールできるようにもなっている。
今日見たところでは、金井美恵子や古井由吉の本を集めた箱、『西六いまむかし』『日本の技術 大阪砲兵工廠』などの郷土史、『さいごの色町』の井上理津子コーナー、沖縄本コーナーなどがあった。
今日は9時過ぎに起きて、ドーナツとコーヒーで朝ごはん。
昼から雨の予報で、折りたたみを持って11時過ぎに京橋。大阪から新快速で昼前に三ノ宮。休日なので、雨もよいでもたくさんの人出。
ジュンク堂で出たばかりの、カーラ・スウィッシャー『世界を壊したビッグテックの悪党ども』(講談社)を買う。ビルゲイツ、ジョブズ、ベゾス、ブリンらを取材し続けるジャーナリストの本。
テック業界はCEOがジーパンとTシャツのラフな姿、創業時はちっぽけなガレージ、巨大企業となっても本社は大きな遊園地みたいなスタイルといったのは、それがカッコいいと伝説になっていて、皆何も考えずに真似ているだけという。
Google創業者のブリンの第一子誕生パーティーに著者も招かれたのだが、入り口でおむつ姿か、ロンパースのいずれかに着替えるという訳のわからないものだったことも克明に記されていて面白かった。
例によってブックオフ センター街店。それなりのお客さんだが、外の喧騒に比べると、かなり人も少ない印象だ。
このお店のレジは3つあるのだが、普段は1つは使われておらず、お客さんが数人並ぶ状態になるとアナウンスで「〇〇さん、レジフォローお願いします」となる。
店に散らばって、本棚整理をしていたり、お手洗いのすぐ横にある扉の向こうで休憩していたとおぼしき店員さんが駆けつけ、客が少なくなると、またもとの現場に戻る。
忙しさにかまけて、レジ打ちではミスが起こることがある。
定期的に発行される100円引きのクーポンをレジ打ちを始める前に示して、バーコードを通してもらっているのに、結局値引きするのを忘れてしまう。
こちらが、予め計算してあった金額と合わないので、レシートを確認しているうちに、担当の店員さんは元の配置に足早に行ってしまうので、また列に並んで、別の店員さんに「あのー、値引きされてないんですが」と訴える。
結局PayPayの支払いを一旦残額返金し、さらに初めからレジ打ちをやり直して、またPayPayで支払うことになり、時間の無駄も甚だしい。
今日は金曜で9時過ぎに起きて、クロワッサンとコーヒーで朝ごはん。すぐに出荷の準備。
注文の本は昨日の晩に探して積んであったので、あとは梱包、宛名書き、印刷で、お昼前には終了。
時折本がどこにあるのかわからないことがある。本は基本的には仕入れた順番に並べているのだが、問題は本棚の空きスペースがそもそもないことだ。
十分スペースがあれば、注文が来て空いたスペースなど気にせず次々と買い取った本を読む並べていけばいいが、現状空きがないから、少しでもスペースが空くと、そこに本を詰めて入れていかなけれぼならず、面倒だ。
この隙間に詰め込む作業は丁寧に本を動かしていくわけで、力任せにやるというものではないし、中公文庫やハヤカワ文庫などはサイズが大きいのでそれに合う隙間を見つけてやる手間がかかる。
自転車で郵便局に運び込んでお願いする。先日ブックオフでもらった、外人向けの免税店リストを熟読。
京都地区では三条駅ビル、四条OPA、東寺駅前、1号伏見の解説が載っている。
前にも書いた通り、1号伏見店は地域最大の店の一つであり、特に厳選された品物を揃えているとあって、力を入れている書き方だ。
続いて大阪地区。
俺の見るところ旗艦店は心斎橋店だが、その解説は「心斎橋地区は海外の旅行客に、最も人気エリアの一つで、難波にも道頓堀にも近いです。このお店の最大の特徴は、旅行者が、観光やショッピング、お食事の合間のほんのちょっとの間でも、立ち寄れる立地の良さです。どなたに限らずアクセスしやすく、大阪を訪れた旅行者が、まず最初に立ち寄るお店なんです」となっていて、意外な感じだ。
ロケーションの良さを強調するばかりで、販売商品に触れない。
逆に商品に付いて書いてるのは、枚方池之宮店。
「このお店は本、マンガのみならず、エンターテイメント商品であるCD、ゲーム、ホビーグッズなんかのストックも膨大なんです。また昭和レトロの玩具やビンテージ品も豊富な品揃えです。見てるだけで楽しいですよ。発見する喜びを満喫出来るお店をお楽しみください」
これを読む限り、品揃えには自信があるようだが、俺は2回ここに出向いたことがある。
枚方市駅から京阪バスに乗って、停留所からも少し離れているのだが、1回目に訪れた時には単行本のエリアに「せどりを禁止します」との掲示があった。
俺の見る限り、大した本はなく、わらわっしょんな、と感じた。それに懲りもせずもう一度行ったのだが、文庫の品揃えはお粗末でそこからずっと遠ざかっている。
ここと並んで商品説明があるのは守口ジャガータウン店。
「このお店はとても広く、またいろんな商品を揃えています。マンガ、ゲーム、服、ホビーグッズ、トレーディングカード、日用品、スポーツ用品などなどです。旅行者はわが国のリュースカルチャーの全てをこのお店で経験できるというのが、最大の特徴なんです」
このお店は一回しかいったことがなく、印象に残ってない。