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古本屋日誌

2026-07-14 22:26:00

梅雨明け以来、猛暑となって仕事をセーブしないといけないくらいだ。

 

京都はオーバーツーリズムなくらいの観光客フィーバーで結構なことだ。

 

 

大阪でも、観光資源を新たに開拓できないかと数年前に阪南大学の来村多加史が、大阪市東住吉区、平野区、大東市、東大阪市、八尾市などを細かく区切って、踏破調査して、『河内平野中部観光資源調査報告書』を出した。

 

 

 

来村は、最近も飛鳥の石像や古墳に関する新著を出していて、興味深い。

 

 

特に古墳の築かれた場所が谷の奥だったり、尾根の先端だったりすることを視覚的に示した図表を作っていてわかりやすい。

 

それによれば飛鳥の天皇陵は皆突き出した尾根の先端に築かれているという。

 

 

それはさておき、来村は明治時代の古地図に描いてある集落を、現在の地図に落とし込んで表示して、そのいわば、旧市街に残る旧家、社寺、巨木、水路などを詳細に書き込み、解説し、さらに5段階に評価を行っている。

 

 

それによれば平野などは評価4と高いのだが、実際に観光客を引き寄せる力があるのだろうか。

 

 

古い集落は富田林や奈良の今井が有名だから、それに対抗するのは難しそうだ。


2026-07-13 17:03:00

今日は月曜で、8時くらいに起きた。ヨーグルト、牛乳、冷やした桃で朝ごはん。

 

例によって夜前、本棚から取り出して郵送の準備をしていたのに加えて、クリックポストでは発送する分のこしらえ。

 

 

10月からはクリックポストはポスト投函のみになるという。

 

 

通常のポストの幅は4センチなので、これまでより1センチ程度幅があっても差し出せることになるが、そこまで太い本はなかなかないから、郵政もよく考えたものだ。

 

 

 

重さ制限は2キロに緩和されるが、普通の文庫本は250グラム程度だから、8冊くらいはいけることになる。

 

 

しかし、文庫は2冊重ねるとほぼ3センチになるから、実際は6冊送れるか、どうかあやしいものだ。

酷暑の中、新しくヤフオクで手に入れた定期券で、萱島、枚方、特急に乗り換えて中書島。

 

いつものようにガード下で、電動自転車を借ろうとしたが、hellou  cycling アプリから、一台しか残ってないのを予約したが、解錠が出来ない。

 

 

明らかに、サイトの不具合だが、いちいち相手にするいとまもないので、すぐ横にあるバイクシェアから、少し小型の電動自転車を借る。

 

2時過ぎに、ブックオフ1号伏見店に出向く。明後日、また2割引の特売日なんだが、とりあえず先日もらった2900円分の金券を使い切ってしまうつもりだ。平日のひるさぎり、お客さんもまばらでゆっくり本を見れる。

 

 

安売りの棚を見ていると、講談社文芸文庫の庄野潤三『インド綿の服』があって、後ろのカバーをめくってみると、見慣れた赤尾照文堂の値札が残っている。

 

 

古本屋は仕入れた後、状態のチェックをしぃもって、値札なんかは剥がすのだが、ブックオフは大量に入荷するためか、このへんは甘くて、残存していることがしばしばある。

 

 

また線引きや書き込みのある本も見逃されて、注記もなく、高い値段で並べられていることもしばしばある。

 

 

これはプロとしては恥ずかしいことだが、それはさておき、老舗の古本屋である赤尾からこうた本をブックオフに売却していることは注目すべきことだ。

 

 

赤尾は元は河原町通に長細い店舗を構えて、文学書を中心にいろんなジャンルの本を扱っていて、俺もここで『織田作之助選集』揃をこうたことがある。

 

 

しかし今は、店は寺町の目立たないところに移転し、扱うのも錦絵や一枚刷りなどの骨董品が中心となっている。

 

だから、お客さんとしても読んだ後の文庫本を赤尾に売りにくかったのではないだろうか。

 

 

なんでも引き取ってくれるブックオフに品物が流れる原因となったように思える。

 


2026-07-12 00:00:00

数日前、クリックポストの値上げが発表された。現在185円のところ10月からは240円になる。また今までは郵便局の窓口でも、受け付けていたが、今後はポスト投函だけになる。また重さは1キロまでだったが、2キロまで大丈夫となる。

 

 

うちは半分くらいはクリックポストで発送しているので、そのまま使い続けるなら、送料の改定が必要になる。

 

 

Amazonの場合送料は自分で決められるのだが、3つのパターンがある。

 

 

まず家電製品など重たいものは重量制があって、〇〇キロまでの商品は何千円という具合になるが、本は軽いものが値段が安いわけでもないし、出品の際いちいち重さを測るのは手間がかかるから、この方法はなじまない。

 

 

二つ目は送料をまず300円などと一律に決めて、さらに一冊ごとにプラス150円などと決めるやり方。これだと例えば3冊オーダーがあったら、送料は300円プラス150✖️3🟰750円となる。

 

 

3つ目のやり方は本の値段ごとに決めるもので、例えば2500円までなら800円、2501円から3500円までは1000円などとするものだ。しかしこれでは例えば本代が1円の商品の場合、極端なことをいえば、2500冊オーダーしても送料は800円になってしまう。

 

 

うちも、かなり前に販売開始して、売れ残っている本は、数は少ないものの、1円で販売しているものがあって、以前100冊近くこれでオーダーが入り困ったことがある。

 

結局うちの場合は2番目の方法が適当なんだが、他にもクロネコヤマトを利用する手もある。

 

 

ここは今のところ料金は185円で、値上げされるクリックポストよりかなり安い。

 

 

ただ、基本的にクロネコの拠点に持ち込まないといけないし、うちはゆうメールも半分くらいあるから、郵便局にも行かねばならず、両方に持ち込む手間が面倒だ。

 

 

その上で近所のクロネコヤマトの集積所は、京阪の駅とは反対方向で、距離も倍くらいある。また国道163号の巣本交差点近くにあって、交通量が多い交差点を2回も渡らないといけない。

 

 

まだ値上げまで時間があるので熟慮して対策を練りたい。


2026-07-11 00:00:00

こないだ書いた福田千鶴の『淀殿』(ミネルヴァ書房)は2007年の初版。

 

実は、俺は2014年に出た福田の『豊臣秀頼』を読んでいて、そのラストに秀頼が落城の翌日、つまり元和元年5月8日、山里曲輪の蔵の中で自刃したのではなく、本丸の千畳敷で切腹した旨書いていた。

 

 

また大手門のすぐ近くにある追手門学院の工事で出土した大柄な侍と馬の骨が秀頼のものではないかとの話にも触れて、その骨が京都のある寺に埋葬されているとの情報もあった。

 

 

これまで、例えば、司馬遼太郎は『城塞』のラストで、いくさに敗れて、皆散り散りとなっているのに、城主がおめおめと生き延びて、蔵の中で息を殺して助命を願うなど、到底信じられないほどの醜態で、信じられないと書いていた。

 

 

確かにその通りで、灰燼に帰した城の中で、最高責任者が命乞いなどバカバカしい。

 

 

だから俺は、この司馬遼太郎の話を覆す新発見を願っていて、2014年の福田の本を読んでようやく一安心したのだ。

 

 

それで、さらに詳しい話を読みたいと思って今回それより少し前の、このミネルヴァの本を読んだのだが、まったく意外な内容で驚いた。

 

 

しかし福田のこの本には、大坂冬の陣の講和内容が外堀の埋め立てだけだったのに、徳川は騙して内堀まで埋めた、と書いてあって、現在の通説とはかけ離れていることに気づいた。

 

 

また、冬の陣のきっかけとなった、例の「国家安康」の方広寺事件に関しても、家康の言いがかりとの説が述べられており、最近明らかになった真実と異なっている。

 

 

ということで、秀頼の死についても、山里曲輪説は覆って、それを福田が2014年に書いたんだと信じたい。

 


2026-07-10 11:52:00

1980年代に大阪で発行されていた情報誌『プレイガイドジャーナル』をだいぶ前から集めている。

 

 

70年あたりに創刊されて初めはちいさな判型だったが、1983年ごろから大判で出るようになった。

 

 

同じ頃に『ぴあ』や『Lマガジン』といった似通った雑誌と並走していたが、大判になってからは、タウン情報や芸能、映画、コンサート関係以外に読み物のページが増えて興味深い。

 

 

古書価はなぜか、小型の時代のものの方が高いようだが、ちょっと不思議だ。というのも大きな雑誌になってからはコラムも充実している上に、何ページも使い、インタビュー記事が掲載されるようになったからだ。

 

 

1985年の10月号では東京の村上春樹の自宅を編集長が訪問してインタビューし、村上の自宅、室内、庭のカラー写真も掲載してある。

 

 

この雑誌は1988年な9月で廃刊となったのだが、今のところ1985年の何冊かとさいごの年の数冊が手に入ってない。

 

 

実は1984年ごろから、付録が付くようになっていて、新しくオープンした塚しんの見取り図や西宮球場の案内などのようだが、もう40年も経過していて、揃っているのが少ない、