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せいゆう丸釣行記
昨日は、最近あまりにお魚が捕れなくなり、頭も身体もひんだれてお休みしちょりました。
海は凪ぎだったにも関わらず、誰一人沖に出たお方がいらっしゃらず、行けども行けども釣れない状態が続いているのが見て取れる。
自分がサラリー辞めて船に関わる仕事を始めてかれこれ10年近くなるけど、ここまでお魚の密度が薄くなった記憶が無い。
遠出は一切しないから浅場や近場だけのお話になるけど、自分はお魚が寄り付きそうな場所を知らないほうではないとは思うものの、とにかくどこもここもホウキで掃いたように海底の岩礁がクッキリ見えて、生命体反応が全くないのであります。
そうそう、昨日青島のスーパーに立ち寄って鮮魚売り場を覗いてみたら、青島採れのマアジがグラム300円で、大きめな物だと1匹が1400円前後してましたわ。
5匹も釣れれば7000円にもなる訳で、最近の貧漁を自分で慰めてましたわよ。(笑)
さてとスパコン予想によると来週は北風が強い日ばかりで、全滅が決定的になりました。
このお休みを利用して最大の懸案事項である「せいゆう丸復活大作戦」に着手いたします。
なんとしても、この手で我が相棒を復活させてやりたいのですわ。
予備艇があるから時間の制限はないのだけど、油とススにまみれたエンジンルームに潜り込まなければならないので、かなりの気合いが要るのですよ。(笑)
ああそれから、今年と来年のカレンダーの整理をしてましたが、今年の土曜日に仕事関係の解約でゴッソリ空いた日が発生いたしました。
サラリーのお方で、土日だけがお休みならばチェックしてみると良いかもよ。
それでも出港率が2割程度なので、行けない日のほうが多いですけどねぇ。
昨日は、朝から午後までずっと、豊後水道で発生したと思われる北東からのウネリと風波に悩まされながらの釣りになりました。
自分はもともと船酔い体質なものだから、こんな日は一番辛いのであります。
一昨日に完全玉砕してしまったので恐る恐る探索すると、堀切峠下のキダカメの瀬にちょこっと反応が出て、ほんの数匹のデカアジを確保することが出来ました。
ところで市場関係者とお話する機会がありましたが、最近お魚の入荷が激減しているらしく、お魚が並べられるセリ場がスカスカの状態で、なんと駐車場になってるげな。
自分がサラリーになる前(40数年前)、市場の仲卸業者でアルバイトしてたから昔の活況状態を知っているけど、その当時はお魚がセリ場からはみ出てしまうくらいあふれていたものだ。
それが今やお魚の代わりに車が駐めてあるとはねぇ。
どこもお魚が捕れなくなったのでしょうか?
さてと、今日は疲れてるのでお休みにしまして、明日も風が取れないのでお休みにしました。
来週はずっと荒天が続くみたいなので多分全滅でしょうよ。
せいゆう丸の復活工事とか確定申告の事務処理も始めなくてはならないので、丁度良いお休みになるでしょう。
毎日ちゃらんぽらんと生きている自分にも一応目標というものがありまして、それはあまねく全員がお刺身を食べられることであります。
そんなに大量に捕れなくても、そんなにデカくなくとも良いから、とにかくひと切れのお刺身が食べれたら目標達成という極めて低いハードルにしてるのに、昨日はそれすら叶いませんでした。
バッテリーの残量がやばくなるくらいイカリの打ち替えもしたし、西風が強かったので沖には行けなかったが南限まで探索してみたが、アジの1匹も捕まえることが出来ない残念な結果に終わってしまいました。
この赤いお魚は初めて目にしたのでウェブ図鑑で調べてみると「アカネフエダイ」らしい。
画像があまり出て来ないところをみると、結構レアなお魚なのかも知れませんわ。
さあて、今日は始め北の風が少し吹くけど後に落ち着きそうなので一応出てみますが、昨日の海の状況が少しでも良くなってくれてたら嬉しいですけどねぇ。
少し気が重いですわい。
トンガの火山爆発の衝撃波は、どうやら世界を一周したらしいね。
成層圏に巻き上げられた火山灰やガスは世界規模で太陽光を遮り、今後年単位にわたり農産物を中心に多大な影響を及ぼす可能性があるらしいですわ。
思い起こせば、今からおよそ30年前の1991年に、フィリピンのルソン島で起きたピナツボ火山の大爆発によって冷夏が起き、お米の大不作でタイ米を食べなくてはならない羽目になりましたが、今回のトンガの規模はそれ以上らしいので、早めに米の備蓄をしておくべきかも知れないねぇ。
あの当時はタイ米で命を繋いだ訳だが、パサパサしてて結局最後まで好きになれなかったですがね。(笑)
さてと、昨日は朝のうちは西風が強く心配したけど時間が経つに連れて穏やかになりまして、日中はベタ凪ぎで穏やかな海になりました。
ただお日様が顔を出さないので、寒い一日でした。
お魚さんは相変わらず何処にもいらっしゃらず、またほぼ坊主状態でしたが、まぐれで釣れたアジはサイズがどれもこれもデカイので、夕べ美味しいお刺身にはなったことでしょうよ。
てなことでお魚さんは居ないけど明日あたりまで海は穏やかみたいなので、駄目元で出てみることにしましょうかね。
なんでこんなにお魚が居なくなったのか、どなた様か原因を分かってるなら教えて欲しいものです。
知ってどうにかなる訳ではないですけど。
トンガの火山の大爆発による津波で、せいゆう丸や予備艇が転覆してないか非常に心配したけど、おかげさまで何事もなく安心しました。
港の中の海水は真っ黒に濁ってて、急激に潮位が上がったり下がったりを繰り返したことが伺えました。
情報によると高知や徳島で漁船が何隻も転覆してたり、飛行機やフェリーが何便も運休するなどで、やはり津波の影響は大きかったですねぇ。
ただ、人的被害がなかったのは幸いでしたわ。
そのように、日本中が緊張状態にあるなか、なんと堀切峠下で2隻の船が釣りをしていました!
よっぽど海上保安庁に電話しようかと考えたが、他人のことだからどうでも良いかと思いやめておいたが、あんな輩が軽率な行為で人に迷惑をかけるのでしょうなあ。
気象庁ですら「原因がハッキリと分からない」と言ってた今回の津波でしたが、なんとまあ水深が浅い磯近くでマキマキ・シャカシャカしてたようだが、いっそのこと波に揉まれて転覆してみないと分からんのかもなあ。(笑)
それからそれから、知り合いの複数のお方から「今日は出てるのですか?」的な電話があったけど、自分のことをその程度にしか見てないのかと思うと、腹が立つのを通り越して悲しくなりましたわい。
「船が無事だと良いですねぇ」みたいなありがたいメールを沢山いただいて本当に励まされた一方、船を所有していながら能天気にそんな風にお馬鹿なことを聞いてくる人も居て、複雑な心境になりましたがね。
さあて、津波注意報が解除されたので今日は沖に出てみるけど、果たしてお刺身が捕まえられるでしょうかね?