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せいゆう丸釣行記
今年は高齢の両親が2月と9月に相次いで骨折して入院し、さらにおふくろの認知症が進んでしまいすごく手がかかるようになったため、9ヶ月もの間親宅で寝泊まりしてました。
病気の進行を少しでも食い止めるため、おふくろを毎朝デイサービスに連れて行き、帰ってくれば身の回りのお世話をしてました。
ところが年末のここに来て、親父が日中一人で居るのが寂しくなったためかおふくろをデイサービスに行かせなくなり、一気に症状が進んでしまいましたわ。
一日中家の中でボーっとしててソファーで寝てる時間が大半となり、困ったことにお風呂に入るのを極端に嫌がるようになりました。
感情が高ぶることが多くなり、意味もなく親父に食ってかかる場面をよく見るようになった。
親父はおふくろをデイサービスに行かせなくしたことを少し悔やんでるみたいだけど、時すでに遅しで衰えた歩行能力からして復帰出来る状況になくなりましたわ。
極めて残念だけど、あとは自然に枯れて行くのを見守るしかないみたいです。
一方今年はコロナが蔓延して世界中の経済が停滞し、日本国内でも飲食・観光宿泊・輸送業が大打撃を被った。
そして自分的には天候不良の日が多くて、沖に出られない日が極端に多く、出港率が過去最低でした。
さらに長年頑張ってくれてた超高齢のせいゆう丸がとうとう力尽き、先日とうとう動かなくなっちまった。
昨日までに予備艇の修理や整備を進めてどうにか沖行き出来るようにはなったものの、やはり長年頑張ってくれてたせいゆう丸と再び仕事をしたい気持ちが強いですがね。
ということで風が取れれば明日から沖に出られるかも知れないが、情報によると県南もお魚がさっぱり居なくて、漁業関係者がお正月用のお魚の確保に困っているらしいよ。
大分方面に買い付けしたりしてるそうで、その話を聞いてお魚が居ないのは内海沖ばかりじゃないのだと、少し安堵した次第です。(笑)
さあて、そろそろ半額ハンティングしながら港に向かいましょうかね。
予備艇の走行試験をしなくちゃいけないからですなあ。
ここ数日は凪ぎっぽかったけど、あまりの不漁続きで敢えて船止めしてお船の修理や整備をしてました。
船の場合ずっとトラブル無しと言う訳には行かず、船によって多い少ないの差はあるものの何らかの障害に見舞われるものです。
それがエンジンだったり船体だったりドライブだったりするが、海水に起因するトラブルがほとんどであります。
海水に含まれる塩分が金属を腐食させたり、冷却水路を詰まらせたりして思わぬ故障につながる訳で、海上で突然発生するから慌てることになる。
その他にも、浮遊しているロープを巻き込んで動けなくなったりとか、トローリングしてる船が前を見ずに突っ込んで来られたとか、思い出しただけでもさまざまな危険に遭遇して来てる。
おかげなことに無事にこうして生きているから幸いだけど、中には海難事故になり命を落とした方も沢山おられるのも事実であります。
沖に出れば出るほど臆病になるみたいで、自分が若かりし頃の行動を思い出すと背筋が寒くなることを平気でやってたことに気づかされる。
今では「もしも○○だったらどうする」がいつも頭の片隅にあって、無茶なことが出来なくなりましたがね。
最近の天候不良の関係も大いにあるけど、年々出港率が下がって来てるのはそのせいだと思いますねえ。
基本的にベタ凪ぎでなければ出なくなったので、年間の出港率が2割台に落ち込んでしまったのも不思議な話ではないですわな。(笑)
でもねえ、「板子一枚下地獄」のことわざ通りに、のんびり浮かんでる船でも底板一枚はがしたら沈んでしまうのが現実だから、「なかなか出ない船」という烙印押されてもそれはそれで光栄なことだと思ってます。
少なくとも最近大はやりの白タク船に比べれば安心だと思う。
白タク船に乗せる側も乗る側も納得した上なんだろうが、いったん海難事故を起こしたら賠償責任問題で双方の遺族が地獄を見ることになるから、そのあたりきちんと理解して違法行為はやめて欲しいものだ。
てなことで、今日は冬型の気圧配置が強まるのでお休みにしたけど、船底塗料を塗り終えてそろそろドックから下りて来週の出港に備えることにしましょうかね。
仕事せんで遊んでばかりだと年を越せないからですなあ。(笑)
普段生活してる中で怖いのは病気と事故である。
病気は癌とかコロナみたいに防ぎようがない場合があるから、仕方なく受け入れなければならない側面があるが、事故についてはその人の心持ちでほぼ防げると思ってたが、そうで無い時もあるようだ。
時として自分の全く予想だにしてないことが生じてしまい、どうすれば良いか分からず、うろたえ立ちすくんでしまうこともある。
事故を起こした訳ではないが、昨日自分にもそれに近い出来事が生じたものの、とあるお方のお陰でどうにか乗り切りことが出来そうです。
ピンチに立たされた時に胸のあたりがキューンと締め付けられる思いをしたのは本当に久し振りでしたわ。
サラリーしてた時はそんなことが日常茶飯事だったような気がするが、若かったからなのか慣れてたのかあまり深刻に考えてなかった気がするが、高齢者の年齢に近ずきつつある今の自分には、思いもよらぬ事が起きると精神的なダメージが大きくて平常心を保てないみたいです。
普段から割りと慎重な生き方してるつもりですが、不測の事態はそこかしこに存在していることをあらためて思い知った次第です。
てなことで、今日もいつもの通り港に行ってあれこれ作業する予定ですが、年末で車も多くなってきたので運転も含めて十分過ぎるくらい注意したいと思いますねえ。
人間やっぱり 「なにごともなく、いつもの通り」 が一番幸せみたいですわよ。
そうでなくともだだっ広いだけで起伏に乏しい内海の海底地形なんでして、大蛇行の影響で黒潮が九州沿岸から離れてしまった結果、連日潮が動かないためかお魚さん達が集団疎開してしまったみたいです。
今までどうにかこうにかしてお刺身確保してきたが、一昨日の海の様子を見たらさすがにげんなりして戦闘意欲が損なわれてしまいましたわ。
てなことで、ここんとこ凪ぎ模様だけど敢えて船止めして船のメンテナンスをすることにしました。
やり始めたらあれもせにゃならん、これもしたいな的にやることがどんどん増えて、どうやら土曜日までかかりそうですわい。
年末近くなってこんな状態に陥るとは予想だにしてなかったが、これが現実なんだからお魚が戻るまで待つしかないと受け入れることにしましたわ。
話は変わるが、オミクロン株の市中感染が日本でも始まったみたいですなあ。
水際対策で他国より遅らせることは出来たようだけど、完全に食い止めることは不可能なんだろうねえ。
どうやらアストラゼネカのワクチンでは効き目がないらしく、ファイザーやモデルナはまだマシなんだそうだが、やはり3密を避けて、マスク・手洗いを徹底するのが一番だろうね。
年末年始の過ごし方如何で、日本国内の第6波の程度が決まると思いますわ。
とにかく静かに過ごしましょうや。
さてとそろそろ寝床を離れて港に向かいましょうかね。
酷いを通り過ぎて激しい不漁になりました。
お魚の密度が100分の1、いや1000分の1くらいに薄くなった感じで、魚探には生命体反応が全く映らない。
どこをどう探しても魚の匂いが全然しなくなりましたわ。
それなりに釣りガイドして来てるけど、昨日のようなほぼほぼ全員が坊主ってのは経験した記憶が無い。
内海沖は、最近非常に深刻な状態に陥っております。
したがって、お魚さんが内海沖に戻って来るまでしばらく休業することにしました。
釣れないと分かっててガイドすることは詐欺行為にあたると自分的に考えますので、そのあたりよろしくご理解くださいな。
さてと、昨日の沖行きで予備艇の問題点とか要改善点が判明したので、お休みの間にそれらに取り組みたいと思います。
という訳で、今日もボチボチ起きて両親の朝ごはん作ったり、老犬の散歩させたりしてから港に向かいましょうかね。
こんな調子だと、こりゃ年を越せないかもなあ。(笑)