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せいゆう丸釣行記
昨日は、分解作業としてはチョイと難度の高いGPS魚探のアンテナをバラしてみることに。
最近のGPS魚探のアンテナは本体に内蔵されてるらしいのですが、せいゆう丸で長年使ってるのはGPS本体とアンテナが分かれてる古いタイプでありまして、しかも2年前に運用が廃止されたDGPS(ディファレンシャルGPS)用のアンテナだから内部構造がやたら複雑なのであります。
ところが良く良く調べてみると、ほとんどのGPSアンテナの製造は(JRC)日本無線が行ってるらしく、確かにアンテナをバラしてみると構造は全て同じで、基盤には(JRC)の刻印が貼り付けてありますわ。
てなことで、昨日は倉庫に保管してた予備のGPSアンテナの分解作業してたので、内部構造の写真をアップしますわね。
これがアンテナの外観ですが、汚れて煤けてますなあ。
蓋の内側を見てみたら水滴やゴミが一切無くて綺麗なので、おそらくまだ使えるものと判断出来ますわ。
アンテナは4階構造になってまして、4階にあたるこの四角のパーツが衛星の電波を受信するアンテナらしい。
次に3階にあたるこの部分は地上波を受信するアンテナみたいですが、海上保安庁が2年前にディファレンシャルGPSの運用を廃止したので、今となっては全く不要な部分ですわな。
そして2階にあたるこの基盤で地上波のデータを処理するみたいだが、これまた不要なパーツです。
そしてやっと1階部分に辿りつく訳ですが、銀色の丸い物体が問題のボタン電池でありまして、テスターで電圧を計測してみると完全に0ボルトを示しており、既に死んでおりましたわ。(笑)
昨日の作業はここまでで、アマゾンから端子付きのボタン電池(3V)が到着したら交換いたします。
多分これで向こう5〜6年は衛星の電波を拾ってくれることでしょうよ。
うまくいけば修理代の1万円が浮いちゃうことになりまして、なんかすごく嬉しいですがね。(笑)
そんでもって台風16号は来週の半ばあたりに日本列島に接近するみたいで、来週一杯はお休みになるでしょうよ。
予定されてたお方は別のお遊びを楽しんでくださいな。
昨日もお魚の群れを見つけることが出来なくて、2日連続の貧漁に終わってしまいました。
とにかくお昼過ぎてもほぼゼロ匹と最悪の展開でしたが、走りに走って最後の最後に着けた「イクラ瀬」でちょろっとだけお恵みがあったので完全坊主だけは回避できましたわ。
ところで、今日から青北と台風の影響で、来週の後半までお休みになりそうです。
とりあえず今日は、港と親宅のゴミをエコクリンに持って行くことにしましょうかね。
それからGPSのアンテナのボタン電池の交換をしないといけませんわ。
最近衛星の電波をなかなか拾わなくなったので、アンテナに内蔵されてるボタン電池が消耗してるのじゃないかな。
専門ショップに修理依頼すると目の玉飛び出るくらいの工賃払わなければなりませんからねぇ。
面倒でも自分がやっちまおうっと。(笑)
昨日の天気予報は午前中雷雨の恐れがあるとのことでしたが、雨雲レーダーで確認するとどうやら内海付近は逸れそうだったので出てみることに。
ところがところが、どこに行ってもお魚さんがいらっしゃらず、居ても潮が流れてない様子で、岩の上でじっとしてるか夢遊病者みたいにフラフラされてる。
潮が少しでも動き始めれば一気に活性が上がったのでしょうが、残念ながら昨日は最後まで止まったままで、ひと切れのお刺身すら確保出来ませんでした。
もう、笑うしかない有り様でしたわよ。(笑)
さあて沖に出られるのも今日までで、明日から秋の恒例である青北(北東からの強い季節風)が吹くので、しばらくお休みになるでしょうよ。
しなくてはならないことが山ほどあるので、優先順位を決めて片付けることにしましょうかね。
とりあえず親宅と港のゴミを、エコクリンに運ぶことから始めますかな。
後で聞いた話ですが、昨日は病院の手術の件数がおふくろ含めて10件もあったそうで、手術を終えて手術室から出て来たのが午後3時と遅かったですわ。
手術の時間は30分程度だったらしいけど、麻酔とか含めると2〜3時間らしく、待ってる時間は結構長かったです。
医師の話によりますと、80〜90才台の女性の股関節骨折の手術はかなり多いらしく、88才のおふくろは「平均的ですね」ということで、まあ通常運転みたいな感じでしたわ。
問題はリハビリらしく、動かさないと固まってしまうから、早速今日からリハビリを行なうみたいだわさ。
お見舞いも面会も出来ないので看護師さんの話でしか様子が分からないのがもどかしいけど、おふくろには頑張ってもらって元気になって帰って来てほしいものです。
さあて今日と明日は何とか沖に行けそうですが、明後日以降は早くも青北(北東からの季節風)が来るみたいで、出られる日はあまり無さそうだね。
昨日は夜明け前に港に到着して、船の中でうつらうつらした後、明るくなってきたのでエンジンルームを開けて点検を始めたところ、何か船底に異常を感じて懐中電灯で照らしてみると、「うぎゃー!船底がエンジンオイルまみれやんけ!」
はいそうなんですよ、おびただしい量の真っ黒いエンジンオイルが吹き出してて、慌てて皆さんに電話連絡して沖行きの中止を伝えることに。
吹いたオイルの量は3リットル近くになりまして、ポンプで回収して新油を継ぎ足してエンジンを始動したところ、ターボラインの細いパイプに腐食によるピンホールが出来たらしく、霧状のオイルが出てましたわ。
一昨日の出港前にも始業点検して異常が無いことを確認してたので、赤灯台往復の短い走行の間に抜け始めたのであろう。
考えてみると、一昨日がもしも波が穏やかで知らずにそのまま沖に行ってたら、途中でオイルが抜けきってエライなことになってたでしょうよ。
運が良かったなあと胸を撫で下ろしたけど、日露戦争の頃の古いお船は何が起きるか本当に分かりませんねえ。
新しい船だとこんなトラブルはあり得ないけど、水漏れが当たり前のせいゆう丸では湿気で腐食がアチコチで進行してるので、仕方ないと言えば仕方ない現象ではあるものの遭難する訳にはいかないので、対策として継ぎ足し用のオイルを10リットルは常に載せておくことにしました。
エンジンオイルが極度に減少するとワーニングランプが点灯してブザー音がするので、オイルを補充しながら帰港するしか対応策は無さそうです。
ちなみに修理に関しては、部品取り用エンジンから同じパイプを外して取り付けたので、昨日のうちに無事復旧しております。
それにしても、昨日の釣行を楽しみになさってた皆さんにおいてはさぞやガッカリされたことでしょうよ。
本当にゴメンナサイでした。
でも修理が終わってお昼頃家に帰る途中に堀切から見た海は、北東からの風波が既に来てましたがね。
ひょとすると「今日は風が出て危ないから、海には出なさんなよ」と、海の神様が教えてくれたのかもなあと考えながら帰路につきました。
さあて、今日はおふくろの大腿骨骨折の手術の日で立ち会わなければならないのでお休みしましたが、無事に終わると良いのですけどねぇ。