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せいゆう丸釣行記
7日(土)は、初めての乗船となったMさんと釣行することになりました。
「潮が動いてなくて最近釣れてませんよー」、との自分からのメッセージをご承知での乗船でありました。
Mさんは錦江湾での釣り経験があるそうで、仕掛けは上籠の胴付仕掛けで、下鉛はなんと100号。
多分一気に深くなる錦江湾では、この仕掛けがスタンダードなんだろうなあと思いながら、宮崎近辺では普通である、下籠のサビキ仕掛けとどんな違いがあるか興味津々の釣りでありました。
Mさんは普段船酔いされないそうですが、その日はたまたま仕事の兼ね合いで睡眠不足でしたようで、体調不良のご様子。
自分が船酔いの持ち主だから良く分かりますけど、酔うタイプの方は、普通こうなったら下船しなければ絶対治りませんが、しばらく寝ていたMさん突然復活し結局1時過ぎまでの釣行にお付き合いいただきました。
「酔いに強い方はスゲー」、と思いながら仕掛けの違いによる釣れ具合を見ておりましたが、濁りがひどく潮が動かない悪条件の中、数は少ないもののチダイ・アジとも釣れておりましたので、仕掛けに絶対というものはないんだなあと感じた次第です。
最近の内海近辺は、先の大雨による河川の濁りが辺り一面に漂っていて、上り潮ですっきり除去される気配がありません。
その日で場所は変わりますが、短時間パクパクと口を使う時があるようですが、魚は旅人だからさっぱり予想がつきません。
忍耐強く待つか、探し回るかしかないようです。
ところでその日の帰りに燃料エレメントの詰まりでエンジン不調になり、Mさんにはたいへんご心配おかけしました。
Mさんごめんなさいでした。
その後しっかりメンテして快調に漁を行っております。
シイラも最近全く姿を見ておりませんので、再び上り潮の激流が沿岸を舐めていけば活性が上がると思いますので、それまで我慢我慢であります。
自分はまだイサキの漁はしておりませんが、時期的に上りが入ってくれば1キロ前後の腹パンパンのデカイサキが潟にやってくると思います。
去年が不漁だったから、今年は豊漁であって欲しいものです。
南九州が梅雨に入って、早速大雨がやってきました。
自分が係留している港は、台風でも特段対策しなくても安全な環境にあります。
しかし大潮の干潮には出入りできないことと、川の中に位置しているので大雨が来ると海水が薄まって、生簀の大事なお魚が死んでしまうことが欠点であります。
せいゆう丸は笑っちゃうほど小さな漁船ですが、その割に生簀はかなり大きくて、前後に2つあります。
最近安定出荷を目指して、海水を積極的に循環させて相当数のお魚を活かしておくことができるようになりました。
しかし海水の塩分濃度が下がると一挙に死滅してしまいます。
せっかく苦労して捕えたお魚さんをプカプカ浮かせる訳にはいかないし、なによりお魚さんが無念でありましょう。
昨夜は黒潮丸に泊まり様子を見ておりましたが、うとうとした1時間の間にほとんど絶命しておりました。
すぐに引き上げ、準備していた氷海水に漬け込んだから問題ありませんでした。
おそらく山手で大雨が降ったため、一気に増水してしまったのでしょう。
セーフでありました。
明日は2mから1.5mに落ちるようで、いつもよりゆっくり出漁してみます。
結果はまたご報告します。
九州も梅雨入りとなりました。
昨日(日曜日)は市民一斉清掃のため、漁はお休みいたしました。
天気予報によると今日の午後から雨。波の高さ1m後2.5mとのことで、夜明けの後の数時間だけの漁に出かけました。
出港はいつものように午前5時前。漁場に到着したのは5時30分。
潮は最近の状況と変わらず、ほとんど流れていません。
平瀬だから、撒き餌していればそのうち食ってくるだろうと、せっせせっせと仕掛けを巻いては落としの繰り返し。
そのうち先輩の漁友がやってきて、昨日は午前中かなり釣ったとのこと。
しばらく我慢して繰り返していると、「クンクン」とアジ特有の食い上げるようなあたりがあり、慎重に巻き上げると40cm近いデカ白真アジ様が、胸ヒレをピンと広げて上がってまいりました。
潮がほとんど動かないのと、10cmにも満たないサバの赤ちゃんが途中でバラバラと食いついてくるので、なかなかアジ釣りにならない。
結局波が立ち始めた9時前までの3時間で、白真アジ7匹・チダイ10匹・メジナ1匹・カワハギ1匹でありました。
しばらく波が収まらないので、じっと家で夏眠するとしますかね。
5日連続の漁で若干お疲れ気味の自分でありますが、ここは生活のため、奮い立たせていつものように午前3時前に起床し5時出港いたしました。
今日(31日)は先週お出でになったNさんに、今週もまた乗船していただくことになりました。
先週は乗船2日目にNさんに釣果で上回れ、漁師としてのプライドをかけての出漁であります。
今日のポイントは港から4kmほど沖の平瀬で、最近競争倍率が高い場所でありまして、連日宮崎の繁華街 通称西橘状態でありました。
自分は基本的に人が群がる場所は大嫌いで避けておりましたが、昨日漁友(先輩達ですが)から情報をいただき、最近よく釣れるとのことで、朝だけチョット覗いてみてさらに南下するつもりでありました。
この場所はその岩礁群の最南端に位置し、上り潮の場合白真アジが居着きやすい場所であります。
魚探に僅かにポコっと写し出される高さ2メートルほどの小さな瀬の周辺に、アジやチダイと思しき魚影が確認できたのでイカリを投入し、いざ勝負勝負。
お客様と勝負してどうすると思いながらも、プロの技を披露するつもりで釣り始めたのでありましたが、結果今回も負けてしまいました。
一投目から良型の白真アジが釣れまして何となく爆釣の予感がしたものの、7時頃にはポツポツ状態になり、10時から先はほとんど釣れない状態になりました。
それでもデカ白真アジを二人で15匹程度、チダイ多数を釣ることができました。
今日のNさんはチダイ釣り名人でありまして、かなりの数のチダイを釣っておられました。
今日は途中でバレる魚が多く、食い渋りと思われますが、横目でチラッチラッとNさんの竿先を見ておりますと、しょっちゅうチダイ特有のゴクンゴクンとしたあたりと格闘されておりました。
圧巻だったのはここ数年、いや十数年見かけなかったハコフグを釣られたことであります。
サビキの針をしっかりくわえハコフグが上がってきたのであります。
ハコフグはお腹側を割いて内蔵を取り出し、味噌などの調味料を入れてオーブンで焼きますと、絶品の一品となります。
自分はその調理法で10年以上前に日向市の割烹で食したことがありますが、Nさんはご自分で料理されるそうですので、今日あたりチャレンジされるのではないでしょうか。
とにかくNさんは、餌を入れ、投入し、巻上げるの作業を繰り返し続けておられ、その姿を垣間見て、自分のように釣れなくなるとすぐ昼寝をするような人間が勝てる訳がないと悟った次第であります。
凡事徹底。継続は力なりであります。
それにしても暑くなりました。
船首の釣り座にも日除けが必要になりましたので、簡易なタープのようなものを設置する予定です。
今週は雨模様の日が多くなり、いよいよ梅雨の季節でしょうか。
雨が降ると、凪でも漁に出てくる船が少なくなるので自分にとってはチャンスであります。
漁場を独り占めできるのであります。ムフフであります。