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せいゆう丸釣行記
今日はひと月前からお問い合わせのあった、東京在住のHさんとの釣行になりました。
Hさんは宮崎市出身で卒業後宮崎を離れ、海外・県外で活躍されていらっしゃるそうで、帰宮を利用しての釣行でありました。
梅雨前線が活発になるとの天気予報を心配しておりましたが、案の定内海港に向かう途中からポツポツの雨が降る状態。
せっかくの釣り計画が成就できるように祈りながら内海港に着くと、なんとか数時間は持ちそうな空模様。
ほどなくHさんが到着され、出港したのが午前5時ちょうど。
昨日感触がよかった46メートルに到着したのが5時40分。
仕掛けを準備して1投目が6時丁度でありました。
Hさんは船釣りのサビキはほぼ初めてのことで、説明のため自分がHさんの仕掛けを下ろし、「こうやって竿を振って・・・」、と説明し始めたら、竿先がクンクン。
「あれ、もう食っちゃった」
中アジが釣れてしまいました。
実は昨日は潮が動かず苦戦したため今日も駄目かなと心配していましたが、船を走らせている時に気が付いてはいたのですが、時速1km程度の上り潮が入っておりました。
瀬の南側に大きな魚影が認められていたので、幾ばくかは釣れると思っていましたが、第1投目から釣れるとはラッキーであります。
自分もすぐさま仕掛けを投入し良型の白真アジをゲット。
これは凄いことになるぞと思ったのもつかの間、アジ・サバ・カタクチイワシの稚魚が途中で思いっきり食らいつき、仕掛けを下に行かせてくれない。
しばらくするとHさんの竿が大きくしなり、格闘している模様。
自分は自分の漁が最優先なもので横目で様子を見ていましたが、稚魚に食いつたようで、およそ2kg超えのオオニベがHさんが自らさし出したタモに見事イン。
程なく、今度は結構おおきなシイラが船のまわりをウロウロし始めなにやら獲物を狙っている。
サビキ仕掛けに食らいつかれたら一巻の終わり。
シイラ仕掛け(ハリス30号)を準備して、アジの稚魚を背がけにして海中にポチャン。
「ドギューん」
さんざん走り回りジャンプを繰り返した末、シイラ君はギャフで仕留められました。
そんなこんなで3時間ほど釣りが出来ましたが、納竿予定時刻の午前11時まで天候は待ってくれず、北風が吹き始めたので早かったけど安全第一で納竿、帰港しました。
上り潮が続かないためあんまりパッとしませんでしたが、心配していたボウズは避けられました。
Hさん、また宮崎に帰って来られたら一緒に竿を振りましょう。
お疲れ様でした。
昨日(日曜日)は、父の日のためお休みしました。
今日は一昨日イサキが釣れた場所に直行しましたが、潮が全然動かず、しかもサバ子が湧いていて途中で仕掛けが止められ、釣りになりませんでした。
潮が止まっていても釣れることはたまにありますが、たいていの場合釣れないことが多いですね。
海水の流れがないとどうして食いが悪くなるのか、魚じゃないから分かりませんが、淀んでいると住み心地が悪くなるのでしょうかね。
そこは諦めて沖のポイントに移動しましたが、ほんの少し潮が動いている間はアジ・チダイ・メジナが少し釣れたのですが、午前9時頃になると潮が完全に止まったためか全く釣れなくなり、帰港することにしました。
今の海は梅雨時期特有の穏やかん状態で、のんびり遊びで釣りを楽しむ分には快適でありますが、お魚で生活している漁師にとっては潮が適度に動いてくれるのを希うだけです。
明日は他県からお客さんが来られるので、潮動いて欲しいなあ。
昨日のNさんの、完全フカセ仕掛けによる良型真鯛の攻略について詳細をお知らせします。
船釣りでサビキか天秤釣りしかしたことない自分にとって、Nさんが準備されていたフカセ仕掛けはとても魚を釣る仕掛けと思えない。
針とハリスとシモリと道糸だけ。撒き餌籠がなければ錘もない。どこの層に仕掛けが漂っているのか客観的に判断つかない。
沖アミを船ベリから時々パラパラ巻くだけ。
あとは潮に任せて道糸をスルスル送るだけ。
極めて珍妙な釣り方にしか見えない。
自分のサビキには良型のアジやチダイが釣れてくる。
Nさんの仕掛けにはまだ反応がない模様。
「あなた任せの仕掛けじゃ釣れないだろう・・・」
と思い始めた頃、1キロ位のお腹パンパンのイサキをNさんゲット。
Nさん続けて同じサイズのイサキをまたゲット。
自分も負けじと天秤仕掛けを投入し、大中小のイサキを5匹位ゲット。
Nさんがイサキを釣っていなければ、自分は天秤仕掛けを入れてなかったと思います。
ありがとうございます。Nさん。
圧巻は午後場所替えした水深36メートルで、道糸を180メートル出したところで食ってきたそうな、凡そ4キロ位の立派な真鯛。
180メートルもやり取りを強いられた立派な真鯛君も、上がってきた時はさすがにぐったりとして、タモに収まりました。
竿が100号で道糸が伸びるタイプだそうで、横で見ているとボヨヨーンとしたやり取りに思えましたが、上がってきたのは本当に立派な真鯛様でした。
この場所はほぼ毎日アジ釣りの漁友が撒き餌を振っているため、警戒心の強い真鯛は遠巻きにして様子を伺っているのかもしれませんね。
いやー、Nさん恐れ入りました。
明日から空模様は良くないようですが、波は低いようですので頑張って漁に出たいと思います。
とりあえず写真だけアップしますが、Nさんが今日も乗船していただいて釣行しました。
Nさんはフカセ釣りだけの目的で、餌も仕掛けも準備されてましたが、結果4キロ弱の真鯛1匹 1キロ弱のイサキ2匹の釣果でした。
Nさんおめでとうございます。
自分もサビキと天秤で久しぶりの釣果となりました。
寝ないといけないので、詳細は明日アップします。
今朝4時20分頃内海港に到着し、まだあたりは暗い中、波の状態を確認しましたが、北東からの少し立った波が認められたので、今日の漁はやめました。
我慢すれば耐えられる波とは思いましたが、今日は大潮で干潮が昼頃になりますので、入港できる時間が限られるため止めました。
一昨日からの時化の間、夏場でも高品質な干物が作れるよう自作の干物乾燥器を制作しておりましたが、昨日完成したため今朝からテストで白真アジとチダイを干しております。
冬場は気温・湿度とも適度の低いため、早い時には半日ちょっとで干し上がりますが、今の時期は干物を作るには最悪のコンディションであります。
そこで今回最高30枚ほどの干物が作れる干物乾燥器を作ったわけですが、およそ5時間くらいで白い透き通った薄い飴色の美味しそうな極上干物が出来上がります。
だいたい昔ながらの干物作りは、売れ残った古い魚に塩して網戸に並べて、ハエぶんぶんを追い払いながら作るものでありますが、干物を作るために漁をして、その日のうちに刺身品質を保ちながら衛生的な製法で作られた干物は絶品であります。
グリルで焼いてほくほくふわふわの身をいただいた後、頭と骨をお吸い物のダシにしたり、鯛めしを作ったりと、まったく捨てるところがなくムダがありません。
近々受注生産のかたちで販売を始めますので、是非本物の極上干物を味わっていただきたいと思います。