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古本屋日誌
コロナ騒動では各地におかしな人が出てきてますね。
今回は京阪電車です。
私の父は去年の9月に87で亡くなりまして、10月下旬に四十九日をやりました。
それまで遺骨は家に保管していて法要をやる大阪市の実家までこの日電車で運んだ。
一応長男でもあるのでその日は白いカッターに白いネクタイ、黒の礼服という格好でした。
朝早かったので食事を済ましておらず、近くのコンビニでコーヒーとサンドイッチを買い車内で吊革に捕まって食べていたら、左前のドアのところに立っていた爺さんがやってきて
「おい‼️向こうへ行け‼️」
と怒鳴りつけるのでびっくり。
行くいわれはないのでそのままにしていたら
「おいこっちを向くな‼️」
てなことを言い出す。
「爺さんがこっちにきとるんやろ、お前がどっか行け」と言い返したら
身体を大きく後ろにそらして、右手でゲンコツを作って握りしめて睨んでくるので面白い。
「なんかえらい気合いはいったじじいやな、アホちゃうか」と言ってあげた。
爺さんはそれを聞いてさらに身体をそらして握り拳を作り、威嚇になると思ったのか自分で握り拳の方を見てからまたこっちを睨んでくるのでなかなか面白かった。
結局そのあと空いた席に座ってしまわれました。
いろんな人がいますね。
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かなり前から一箱古本市がいろんなところで開催となっている。
近くは森ノ宮のキューズモールでも行われるという。参加費は500円で、みかん箱一箱に本を詰めて販売するのだそうだ。
露天で販売しているような感じで、店主も客の距離も近くて暇つぶしにはもってこいだろう。
顔を触れ合わんばかりの距離で店主や本とあいまみえては、何か一言二言言葉を交わすのが自然だ。
この流れは古本業界が陥っている通販専業化に抗う試みだと思うね。
ゲームをする、パチンコをする、酒を飲む、旨いものを食べる、旅行に出かけるなどありあまる老後を楽しむ手段はいろいろあるけれど古本を手に取る、本についてあれこれ語る、本の読み聞かせをしてもらうなどの楽しみはまた格別なんだよなあ。
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昨日の甲子園の試合は最終回に大山がジャイアンツのクローザーのビエイラからツーランホームランを放ち勝った。
クローザーを打ち込むことは通常不可能だから大したものだよなあ。
ビエイラの内角に切り込んでくるストレートをうまくジャストミートしてレフトスタンド深くに放り込んだ。
滞空時間も長くかつての田淵幸一のそれを思わせる一撃で、球場で目撃できたファンはものの数秒ではあるが、白球が漆黒の闇深くに吸い込まれていく美しい瞬間を焼き付けることができただろうよ。
2008年は岡田彰布のバカな采配のために優勝を逃した年だ。
お盆休みは東京ドームで2連戦だった。初戦はグライシンガーに手も足もです完封負けを喫したが、2戦目は延長10回に出てきたクルーンがファーポールを連発し代わったピッチャーから金本がスリーランホームランを放って勝った。
われわれは2試合ともそこにいて目撃した。
驚いたのは東京のタイガースファンの下品さや余裕のなさだなあ。
当時内野手の二岡が不倫したと週刊誌で騒がれていて「女と五反田のラブホテルで一夜を過ごした」と写真まで撮られて騒ぎになっていた。
レフトスタンドに陣取るタイガースファンは二岡の打席で「GO GO‼️五反田‼️」と大合唱するんだからあきれたよ。
球場なんだから野球を見にきてるわけだ。それ以外のことなんか興味ないよ。
それに俺はプロ野球選手が非常識なことをするのは当たり前だとも思ってもいるのだ。
だってたかが野球できるだけで億の金をもらえるて、そもそも非常識なことでしょう。われわれまともなチャンとした人間とは全くちがう連中であることなんか当たり前じゃないですか。
それを大声ではやし立てるとはなんて品のない連中だろうとびっくりしたよ。
さらにびっくりしたことがある。
東京ドームの外野スタンドはタイガースの攻撃時は立ち上がって応援していた。これは以前は甲子園も同様だったが、2008年にはすでに立ち上がらなくなっていたからちょっとびっくりした。
それはさておく。
ちょうどわれわれの席のすぐ前にいた若い女、二人連れが前の立ち上がっているファンに「ちょっと‼️見えません、座ってくださいよ、座って‼️」と頼んでいる。
初めてドームにきた連中かもしれない、せっかく金本とか藤川球児を見にきたのにみんな立ち上がって全然見えないから困ったんだろう。
ところがすぐ前の席の若い男たちは
「そんなもの、ここは立つのが当たり前だ‼️うるさいぞ‼️」てなことを口々に言う。
「こりゃすんまへんなあ。わしも腰掛けたいやけどな、どないもこないも、わやですなあ」てなことをゆうてあげたらええのにね。
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北村薫の「詩歌の待ち伏せ」はちくま文庫から合本になったのが出ている。
そこに「サブマリンやまだひさしのあふぎみる球のゆくへも大阪の空」という短歌が取り上げてある。
北村薫はこれを、1975年の日本シリーズで後楽園に乗り込んだブレーブスの山田久志が最終回に王にホームランを打たれた時のことを思い浮かべて解釈すると書いている。
見えたのは東京の空なんだが一瞬だけど大阪の空が見えたと思うんだそうだ。しかしそうなると大阪の空にはえらい悲しいイメージが付きまとっていることになるよなあ。
俺はそんなよくわからない解釈は取らない。
ナイターの西宮球場で山田はホームランをかっ飛ばされた。山田は思わず球の行方を振り仰いで確かめたが、漆黒の美しい空とそれを切り裂いていく白球が映ったのだと思いたい。
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昨日は神戸に出向いた。
お客さんの話では先週ブックオフの三ノ宮センター街店の入っているビルで白昼、長時間の停電が発生して、店は閉店してしまったという。
店内にいた客は非常用の階段から促されて店の外に出たそうだ。一階にはauの携帯ショップや鞄屋、周旋屋などもあるのだが一様に停電して思案投首の模様だったそうだ。
停電とは近頃遭遇することも稀な事態だな。復旧するだけならものの数分で可能だと思うのだが、原因を突き止めようとするとそれなりに時間がかかるのだろう。
ただ閉店までする必要があるのか、俺はそうは思わないけどな。非常灯だけが照らす仄暗い中で本を漁るのは楽しそうだよな。
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