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古本屋日誌
今日から大阪古書会館で古本市。
早速行ってみた。
アジア、厚生、ディック、杉本、唯、ロビン、矢野、真木、シルヴァン、横丁、寸心堂など。
秋の古本市の嚆矢を飾るものだが、いつも不思議に思うことがある。
一つは寸心堂の展示だな。この本屋は海外文学の専門店なんだが、平台に本を詰めているのは特に変わりはないが、平台の上に本棚を組み立て単行本は単行本、文庫本は文庫本できれいにまとめて展示しいくつかのオススメ本は特別にスペースを設けて背表紙ではなく表紙が見えるように展示している。
今回そうやって際立たしてあったのはちくま文庫の「妖精の女王 1」だった。
こういう展示は他の本屋は全くやってない。お洒落といえばお洒落なんだろうけど他の本屋との落差がありすぎる。いろいろ言われないんだろうかね。
もう一つは唯が毎回やっている左翼文献だ。
1968年を中心にした全共闘、日大、東大、関学や連合赤軍の回顧録の類だ。
日本の大学は東大であれ京大であれ、定員が多すぎるので、そもそもバカも大勢入学させている。
したがって落ちこぼれて使い物にならない連中が必ず相当数出てしまうのは周知の通りだ。
その受け皿として機能してきたのが塾や予備校業界、また東京だけなんだが出版社だ。
でも毎回古書会館にわけのわからない左翼文献が展示されるのを見ると古本業界もその連中の受け皿になっていたのではないかと推測される。
まあそれは結構なことだよなあ。
以前、京大の熊野寮で農学部の学生なんだが、部屋の電気もつけず、手元を照らす小さな照明だけつけて夜更けに何やら書き込んでいるのを見た。「おまえ何してんねん❓」
と覗き込んでみたら記憶を頼りにドラゴンクエストのダンジョンの地図を鉛筆なめなめ作っていた。
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今日は久しぶりに京都のお客さんのところに出向いて買取に。
いつも不思議に思うのだが京阪電車のエスカレーターは右に立って左を空けているが、京都の地下鉄は逆になっているのだ。
左に立って右を空けている。
特に三条駅は京阪と地下鉄の駅は近接していて、地下からそのまま乗り換えることができる。そんなすぐ近くなのに京阪では左空け、地下鉄は右空けなのだ。
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お客さんから本を買い取る時に値付けをする。うちは一冊1冊値段を付けています。
本はいくらでもあって、相場がよくわからないこともしばしばあってだいたいこんなものかなあと値付けをするわけですが、うまくいかないことももちろんありますな。
講談社学術文庫の「共産主義宣言」は面白い翻訳で、こないだお客さんの家にあって690円で買い取ったが結局送料など除いた売値は730円で私の手間を考えると全然商売になってない。
岩波文庫の小島政二郎の「眼中の人」は以前高かったので、買い取る時もその伝でやっていたが復刻されてものすごく安くなった。
同じく岩波文庫のロックの「人間知性論」も品薄で高価だったのでお客さんからは一冊千円くらいで買い取っていたが、これも復刻となり今はすごく安い。
平田篤胤の岩波文庫「仙境異聞」も復刻前は5000円くらいしていたけれど今はご承知の通り500円くらいだ。
復刻されたのに依然として高いのは「リグヴェーダ讃歌」だ。この本はちょっと前に復刻されたにもかかわらず古書価は下がってない。
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文藝春秋から先日ブレグマンの「希望の歴史」が出た。
人類は人懐っこさや優しさを進化させることで競争に打ち勝ち今日があるとする論考だ。
大東亜戦争のギルバード諸島、「マキンの戦い」が取り上げてあるのが目を引いた。
ここは帝国陸軍が玉砕した島だよなあ。
ところがプレグマンによれば上陸作戦に従ったアメリカの兵隊で実際に発砲したものは2割にもみたなかったという。上陸後の夜襲で一時アメリカ軍は大きな損害を出すのだが、その原因は敵に発砲しなかったからだというのだ。
また空襲の話も興味深い。
第二次大戦中、ドイツは連合軍の激しい空爆にさらされた。一般市民を狙った爆撃が実施されてたくさんのドイツ市民が死んだ。
しかしパニックも起きなければ、大きな混乱もなく、かえって人々は助け合い互いに気をつかうようになった。
つまりは人間はホッブスのいうような性悪ではなく、もともと善良になるように進化してきたというわけだ。
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前の広島の球場は原爆ドームの近くにあった。
まもなく取り壊されて新球場に移るとのことで、最後のシーズンとなるので、わざわざ試合を見に行ったことがあった。
せっかく広島まで来たのだから球場の雰囲気をしっかり味わいたいと試合開始のかなり前に中に入り練習風景も見た。
外野フェンスからはスルスルと紐に吊るした画板がグラウンドに下されて、練習中の選手にサインをねだっている。
試合終了後、球場の周りを取り囲んでたくさんの人が並んでいる。聞いてみたら「球場の最終戦の切符が発売になるんや」という。
チケットを手に入れるためにずっと並んでいるらしい。
ネットや、コンビニなんかで発売するのがその当時でも一般的だった。広島はかなりレトロな感じだよな。
その後新球場が新幹線の駅の近所にできたので、またわざわざ大阪から出向いてみた。
球場は全国どこでもそうだがビールの持ち込みが禁止されている。
しかしわれわれはもちろん持ち込んで球場で飲むわけだ。
甲子園でも、大阪ドームでも東京ドーム、福岡ドーム、名古屋ドーム、神宮でもやはり持ち込んで飲んでいた。
広島の新球場でも当たり前のように持ち込もうとしたが、鞄の中を念入りに調べられてバレてしまった「お客さん‼️すみませんがこれはダメです」と言われてしまった。
仕方がない、向こうの顔も立ててあげないとかわいそうなので引き下がってもっと念入りに鞄の底にクーラーボックスを隠して上にはタイガースのハッピをかぶせてカムフラージュする工作をしていた。
すると通りかかったカープファンが
「お前らルールは守れよ‼️」という。
「じゃがましいわ、お前になんか迷惑かけてんのか、いちびってんといにさらせ‼️」
と喧嘩になってしまった。
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