Welcome

古本屋日誌

2026-05-13 18:36:00

今日も9時くらいに起きて、食パンとコーヒーで朝ごはん。金曜日に六甲道のケルンというパン屋で一斤こうたのだが、そろそろ食べ切ってしまわないとカビが生えてしまうだろう。

 

 

出荷してから、京橋、大阪を経てまたしても三ノ宮。ブックオフ センター街店をひやかしてから、さんちかをぶらぶらして、地下鉄湾岸線で駒ヶ林。

 

 

久しぶりにブックオフ アグロガーデン神戸駒ヶ林店。長田から西明石あたりは広大な住宅街が広がっていて、それなりに好事家もおられて、ブックオフにも見るべき本がある。

 

 

漫画では老人をテーマにした、ロカの『皺』もあるし、大友克洋の刊行中の全集が並んでいる。岩波文庫では『日本幽囚記』全3巻揃、岩波ジュニア新書の『ヨーロッパ思想入門』『フランス革命』などもある。

 

 

このところ花輪和一の作品が高値を付けている。とりわけ小学館から出た『みずほ草紙』全4巻はなかなか手に入らない。

 

 

話は日本昔話や伝承を踏まえたもので、姨捨山なども取り上げている。

 

 

山にアルツハイマー型になった爺さんを捨てに行くが、戻ってきてしまう。しかし、豪雨の晩自ら橋から転落して落ちていってしまう。変な話だが、花輪の画力は大変なもので、落ちる瞬間の老人の表情や目の動きなど見事なものだ。


2026-05-12 12:20:00

今日は9時くらいに起きて、まず夜の間に入った注文のこしらえを済ませてから、食パンとコーヒーで朝ごはん。

 

 

郵便局にお願いに行ったその足で、昼過ぎに萱島、京橋、大阪と乗り継いで新快速で三ノ宮。例によって高架下の眠々、五目焼き飯と餃子のセットを食べた。(970円)ここのチャーハンはバラバラ系ではないが美味い。

 

 

ブックオフ センター街店を覗いてから、元町商店街をぶらぶら。古書倶楽部に出向く。

 

 

このところ、平台に積み上げられていた本が整理されて見やすくなっているし、いくつかの古本屋が新しく参加したこともあって面白そうな本もある。

 

 

テレビで細木数子のドラマをやっている影響で『女の履歴書』が高騰している。以前は500円くらいだったが、今はそもそも本が見当たらない。重版をかけたら儲かりそうなのに何故かそうしないのは不思議だな。

 


2026-05-11 00:03:00

今日は月曜で出荷にいそしむ。昼前には郵便局にお願いにいけた。

 

 

何でもノーベル文学賞の呼び声もあるという、金井美恵子が筑摩書房から『重箱のすみから』を出した。

 

 

金井はなんでもずけずけ言う異色の作家で、昔の森茉莉みたいな感じだ。

 

 

この本でも1975年に行われた、天皇への戦争責任や広島への原爆投下についての記者の質問を取り上げている。

 

天皇は戦争責任を問われて「戦争責任という概念を、文学的なものとしてまともに答えず、原爆投下をやむを得ぬことと発言し」とある。

 

 

また江橋崇の本から引用して、天皇が昭和22年秋に、沖縄を25年ないしは50年の長期間アメリカに貸与して、そこにアメリカ軍の強大な中心基地を集約すればよいという軍略を親書でGHQに示したことも記している。

 

 

金井美恵子はこの天皇の行為について「ほとんどアメリカ政府のような天皇の発想と、沖縄は日本ではないような発想に驚かされる。」と書いている。

 

 

天皇制は要するに身分制度であり、人間に価値の上下をつけようとするものだから、民主主義社会では容認できるものではない。

 

それに天皇自身も人権が与えられず、自由に外出もできない籠の鳥みたいなもので可哀想だと思う。

 

 

それにしても、あのだいぶ昔に死んだ天皇の発言は、大衆への配慮も感じられず、上に立つものの矜持のかけらも読み取れない無様なものだと思う。


2026-05-10 18:49:00

今日は日曜で出荷はしなくていいのだが、明日出さないといけない注文が気になって、とりあえずのんびりしておこうと思う。

 

昼過ぎから久しぶりにブックオフ 心斎橋店に行ってみた。

 

 

2021年に光文社新書で『未来は決まっており、自分の意志など存在しない。』という長ったらしいタイトルの本が出た。

 

 

心理学的決定論の概説書だ。

 

 

昔からよく言われていることだが、プロのピッチャーの150キロを越えるボールを見て打つことは不可能だ。

 

 

視覚で捉えた情報が脳の運動野に至って、スィングの指令を出す間に球はとっくにミットに収まってしまう。

 

 

つまり強打者は、視覚その他の感覚に頼ることなく、勝手に身体が動いて球を捉えているわけだ。

 

 

実はこのことはアスリートだけに当てはまるのではなく、我々ご同様の凡人にも同じことが言えるという。

 

 

自分の意思で腕を動かすより前にすでに脳内では、動きを司る部位に有意の変化が現れている。

 

つまり我々は脳、あるいは遺伝子によって勝手に制御されていて、それにもかかわらず自分の意思があるかのように後付けで思い込まされているというわけだ。


2026-05-09 18:29:00

10日も続いた天王寺さんの古本市もついに、終わってしまった。

 

 

広い境内に30を超える古本屋のテントが林立して、面白かったなあ。

 

 

6万する昭和30年ごろの川瀬巴水『法隆寺西郊』や2万くらいする福原秀美の『学園ポルノ伝』もあったが、ほとんどは手頃な値段で心躍る。

 

 

今日はロスを抱えながら、六甲道のお客さんのお宅に伺ってお話。

 

 

地震で六甲道駅周辺は大きな損害を受けて「あこらへんは、もう何もかも変わってもうて、面影もあらへんし、店かてな、引退したり、どこぞへいてもうて」変わり果てたとのことだ。

 

 

しかし、阪急六甲は地震でも大した被害はなく、家やマンションもそのままのところがたくさんあって、「ヘンコな家主や代々住んどるややこしいのがぎょうさんいてる」