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古本屋日誌

2026-01-14 12:36:00

魅力的な古本屋がある立地は、大阪ではもちろん緑地公園だ。

 

阪大と関西大があるし、緑地公園駅の中には「田村書店」がある。

 

この本屋は、千里中央に大きな本店があるのだが、いろんなジャンルの新刊本を取り揃えているし、以前はワゴンで古本販売もやっていた。

 

 

(ただ、古本にはものすごく剥がしにくい大きな値札が貼ってあって、剥がすのに大変な苦労がいった。本店には有機溶剤をつめたシール剥がしを販売していたが、不快だった覚えがある。)

 

 

喫茶店はよくわからないが、駅の西側に服部緑地があって、広大な自然公園が広がっているからおそらく雰囲気のいい店もあるのではなかろうか。

 

 

そしてブックオフとともに、双璧である天牛書店がある。

 

 

ここは100年からの歴史を有する老舗の古本屋で、戦前は大阪市内を中心に7店舗を数えた。

 

戦後も道頓堀やアメリカ村にも店舗を構えていた。驚くべきはハワイ店があったことだ。

 

 

確かにハワイは邦人もそれなりに多いだろうし、観光やハネムーンで訪れる人も多いだろう。

 

だからといって、普通古本屋を開こうと考えるだろうか❓

 

 

重たい本を日本から輸送する手間がかかるし、いくら日本人が多いといっても、観光客や新婚カップルが本を読み耽るだろうか。なかなかに浮世離れした店主だよなあ。そして、これこそがいい古本屋の特徴だ

 


2026-01-13 15:30:00

俺にとって魅力的な古本屋は街の古本屋だ。その街に住んでいる人が売りに来たいろんな本を並べて、また買うてもらう、探し物の相談にも乗ってくれる、そういう古本屋だ。

 

魅力的な古本屋がやっていける第一の条件はちゃんとした大学が近所にあることだ。

 

俺は以前谷町線の千林大宮駅近くに住んでいて、数軒の古本屋があったが、そこでの主力商品は時代小説や写真集だった。俺はそのジャンルには全く興味はない。

 

スノビズムでもなんでも、旺盛に知識を身につけたい学生や教職員がいなければ本の需要は喚起されない。

 

第二の条件は、大きな新刊書店があることだと思う。

 

今はAmazonやジュンク堂の通販でどんな本でも容易に手に入るから、どこに住んでいようが本の入手に困ることはない。

 

しかし、新刊を実際に手に取って内容を確認して、カバーなどの具合もチェックということになれば、実店舗でないとかなわない。そのように吟味してこうた本がやがて古本屋に流れてくるのだから、新刊書店は必須だ。

 

 

3番目の条件は古本屋の店主がインテリで、浮世離れしていることだ。

 

 

古本屋が容易に陥る陥穽は、(一山当てたい)(掘り出し物を見つけたい)(珍しい本を扱いたい)というものだと思う。

 

ところが浮世離れした店主だと、掘り出し物などあるわけもないし、本はそもそもコピーなんだから大した価値があるとは考えないのだ。

 

初版とか、帯付き美品に重きを置く価値観もわからなくはないが、それは骨董品であって、古本ではないと思うのだ。そもそも本は、読めればいいのだから、安い文庫本で全然問題ないと思う。

 

 

そうなると本の値付けも安くなるわけだし、本を売りに来てくれるお客さんも(あーこの値段で売ってはるんや、買い取りが安うてもそらしゃあないなあ)と思ってくれるから、どんどん本が集まるのだ。

 

 

4点目はゆっくり本が読める喫茶店が近くにあることだ。新刊書店でこうた本をじっくり読むには、コーヒーの味とかよりもくつろげる空間だと思う。じっくり本を読んだら、2回読むことはないだろうから、古本屋に売るだろう。

 

以上のポイントを考えると、阪急の六甲駅周辺は条件を満たしている。山の上に神戸大があるし、駅なかにかなり大きい『ブックファースト』が存在する。

 

ここで気に入ってこうた本を古本屋に売ってくれるだろう。

 

そして程よい喫茶店もある。気に入った本はすぐに読んで内容を確かめたい、レジュメを作って保存したいと思うものだ。

 

新刊書店の近くにさてんがあっても、スタバのようにいつも混んでいるようでは、集中して読み耽ることはできない。

 

 

その点六甲駅の「ブックファースト」の前には、パンやサンドイッチも置いている広いさてんがあって、コンセントを備えた席も備えられており、好都合だ。この店でしっかり本を読めばもう2回目読むことはなかろうから、古本屋に売ることになる。

 


2026-01-12 11:43:00

うちはAmazonをかなり使っているのだが、2012年あたりは本の配送料は250円くらいに均一で決まっていた覚えがある。

 

その後、Amazonが請求してくる手数料や月間登録料が値上げとなり、それを機に自由に配送料を決めていいことになった。

 

 

現在は、本と配送料の合計の15%に加えて一冊につき150円の手数料、さらに月間登録料が5000円くらいかかるので、以前のような本の本体価格1円、配送料250円みたいな廉価販売は出来なくなってきている。

 

 

またAmazonの出荷は土日祝はしなくてよいことになっていたが、少し前から正月やゴールデンウィーク、お盆休みなどにもそれが拡大された。(ただ去年のお盆休みは土日祝だけに戻っていたが)もちろん、休みに設定したくない業者は、設定を変えることもできる。

 

 

これは働き方改革の一環ではないかと思うのだが、結構なことだと思う。

 

さらにAmazonでは角川文庫のヒトラーの『わが闘争』や『完全自殺マニュアル』なんかは販売できなくなった。そういう意味の健全さのあるプラットフォームにしたいということだろう。


2026-01-11 11:26:00

昨日は10時くらいに起きて、食パンとヨーグルト、コーヒーで朝ごはん。洗濯物を取り入れた。

 

萱島から北浜、堺筋線に乗り換えて堺筋本町。船場センタービル3号館の地下2階にはいる。

 

ここは食堂街で、焼売で有名な一芳亭、カレー蕎麦のかなん、牛すじカレーのマウンテンカレーなんかがある。(以前はまむしのいずも屋もあった)

 

傾斜のきつい、またスピードのあるエスカレーターで地下1階、ここには業者向けの様々な什器、文房具、封筒、レジ袋、コピー用紙などを扱うシモジマがある。さらに上がって1階には槇尾古書店があるのだ。

 

 

ここは元、天牛堺書店、船場店があったところで、例の倒産の後しばらくシャッターが下りていたが、勤めていた方が再び古本屋としてオープンさせた。

 

 

この店の販売方法は、天牛堺以来の均一販売が主流で、見てみると文庫や新書は180円均一で4台の平台にたくさん並んでいて壮観だ。

 

このお店の特徴だが、セットになっている文庫も一応大きな輪ゴムでゆわえてあるが、お客さんが欲しい巻だけ抜き取って買うことができるのだ。これは他の古本屋では見られない販売方法で、お客さんは嬉しいだろう。

 

また、単行本は550円均一が始まったばかりで平台は3で、1番奥の台には大型本、あとの2台はいろんな単行本となっていて、杉本秀太郎の『大田垣蓮月』、初版、帯なんかも見られた。

 

他には洋画のDVDを集めた平台がひとつ、そしてCDの台は3つもある。

 

文庫はちくま文庫、ちくま学芸文庫、講談社学術文庫、平凡社ライブラリー、講談社文芸文庫、岩波文庫、中公文庫、保育社のカラーブックスなんかがレーベル順に整然と並んでいる。

 

 

ちくま文庫の『妖精の女王』揃、「我らが共通の友』揃、講談社学術文庫の『トロイ戦争全史』、講談社文芸文庫の『木山捷平全詩集』なんかは珍しい。

 

 

他にも目立つのは『別冊太陽』と『芸術新潮』で、とくに『太陽』の方は目立つ棚にズラリと並んでいる。

 

 

また占い、オカルト本、様々な図録、大阪本、詩集、岩波現代新書、音楽本、図鑑、マンガ、鉄道本、フランス書院文庫、落語や歌舞伎の本、洋書、児童書、人文系の専門書、数は少ないが錦絵などもあって素晴らしい。

 

 


2026-01-10 20:50:00

昨日、9日は宵えびすで、昼から寝屋川市駅近くの住吉神社に嫁と参拝した。

 

 

金曜日なので人も少ない。2年前の福笹を返してから、参道を進んで本殿近くで、3000円支払い新しい福笹を買う。

 

笹のやつとプラスチックのがあるがもちろん本物の笹のにする。その横でガラガラ抽選をしたがる、残念賞でマリナがチョコボールを貰う。

 

 

本殿に詣でて、折から巫女さんのお祓いが始まって、涼やかな鈴の音が響く。

 

さらに本殿の裏手に回ってお参りする。えべっさんはつんぼだとの伝承があって、木槌ですいたを叩くなどして、お願いを確実に伝える工夫なんだが、ここではすずを鳴らすようになっていた。

 

 

境内には焼きそば、ベビーカステラ、占いなんかの露店が出ている。

 

本殿脇の露店には様々な縁起物が売られている。2000円の3点セット(富をかき集める唐箕、金色の米俵、金千両の表書のある千両箱)とえべっさんのお顔のついた熊手(800円)を買う。

 

巫女さんが手づから福笹に取り付けようとしていたが、そばにいた中年のベテランさんから「付け方ちゃうで、笹の上に熊手付けて富をかき集め、その下にやはり集まる唐箕や、1番下の方に集めた富の米俵や」と指導されて、正しく取り付けてくれた。

 

そのあと寝屋川のお客さんのところに伺って新年のご挨拶を致して、2020年に河出書房から出た大型本『ツタンカーメン』をお譲り頂いた。

 

 

これは1922年のカーターとそのパトロンのカーナーヴォンによる発掘を順を追って追体験するしつらえになっているフルカラーの本だ。

 

 

当時とエジプト政府の方針では盗掘されている墓は出土品を発掘当事者がある程度持ち帰ってもよいことになっていたが、未盗掘だった場合はそれができないことになっていた。

 

 

ツタンカーメン墓は、古代に盗掘されて、少し副葬品が持ち去られていることが分かったのだが、エジプト政府は「未盗掘である」と決定したため、カーターはそのまま引き渡さなければならなくなった。

 

 

彼はこれに不満で、どうも何点かの出土品を持ち帰り自宅に隠していたようなのだ。(死後、それが発見されてこの本にも掲載してある)

 

 

また例のツタンカーメンのミイラが黄金のマスクと癒着していたため、カーターは遺体に傷をつけて引き剥がしたことも記されている。