Welcome
古本屋日誌
昨日は出荷してから、寒さも緩んだので、萱島から京阪電車で北浜に出て、堺筋線で南森町、てくてく歩いて、天牛書店天神橋店に行ってみた。
そのあとまた堺筋線で2駅、堺筋本町で降りて槇尾古書店にも出向いた。
この2つの古本屋は大阪を代表するお店であり、並んでいる本はなかなかほかでは見られないいい本もあるし、何より安い。
ただ天牛は、それなりに珍しい本は、大体は自社のホームページに載せてネット販売していて、店頭では見られないのだが、槇尾は、俺の感想だが、確かに「日本の古本屋」サイトなどで通販も手掛けていると思うが、そこに載っている珍しい本も店頭で見ることができる。
昨日もちくま文庫の「妖精の女王』(全4巻揃)とか『ノバーリス作品集』、岩波文庫の『暴力論』(新版、全2巻揃)『連続性の哲学』『純粋経験の哲学』『天文対話』(全2巻揃)、講談社文芸文庫の『木山捷平全詩集』、講談社学術文庫の『トロイ戦争全史』なんかが並んでいて、目の保養になる。
さらに船場センタービルから出て、中央大通りを渡っててくてく南に歩き、丼池筋にある「うさみ亭まつば屋」で、カレーうどん(700円)を食べた。
ここは大阪うどんの老舗で、いまは鉄鍋にうどん、ご飯、エビ、椎茸、生姜、ネギ、かしわなどが入ったおじやうどんが名物だ。ちくま文庫から「きつねうどん口伝」というこの店のコンセプトや歴史を記した本も出ている。
カレーうどんにも薄揚げ、かしわ、ネギ、しいたけなんかが入っていて実に美味い。
そのまま心斎橋筋に入り昨日に引き続き「ブックオフ 心斎橋店」に出向いた。今日は久しぶりに3階に行ってみた。
この階は人文書のほか大量のマンガがあるのだ。着いたのが月曜日の4時ごろということもあって、お客さんはまばらでゆっくりとマンガや歴史書を読むことができて素晴らしい。
『ミナミの帝王』もあるし、『ナニワ金融道』もいろんなバージョンが置いてある。小学館の『闇金ウシジマくん』はとりわけ圧巻の品揃えで最終46巻も置いてある。
だいぶ前にここを覗いた時は、プレミアムコーナーがあって、まんだらけが置いてそうなマンガも並べてあったが、今はないようだ。
それにしても大量のマンガを立ち読みしてよいというのは本当に素晴らしいことで、おそらく、もうしばらくしたら仕事上がりのリーマンがたくさんきて、思い思いお気に入りのマンガを手に、癒しの時を過ごすのだろう。
相当前に梅田の東通りにある「まんだらけ」を覗いた時、おりから創業者の古川益三が居合わせて、店内を巡回しながら、立ち読みをしている客に「立ち読みはダメですよ、この近くにはいくらも漫画喫茶もありますから」と注意していた。
そりゃそうだよね、立ち読みを容認してしまうと、本が傷んでしまう。まんだらけだけではなく、どこの古本屋でもそうだろう。
それを、『ブックオフ』だけはどうぞ読んでくださいという姿勢なんだから大したもんだよ。
お客さん一人一人の居場所を作ってあげたいという考えがあるのだろうか。